良品計画が大学キャンパス初出店の「MUJIcom」公開、地域に開かれた店舗に

0

2019年07月17日 19:12  Fashionsnap.com

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Fashionsnap.com

店内の様子 Image by: FASHIONSNAP.COM
良品計画は7月17日、大学キャンパス初となる店舗「MUJIcom 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス」の内部を公開した。店内は日用品や食品を扱う物販エリア、カフェスペース、自習室のようなスタジオスペース「com Studio」、同大学が運営を行う「Open Market」などで構成し、地域に開かれたコミュニティーの場を目指す。オープン日は7月18日。
【こちらもチェック】無印良品が世界旗艦店と国内初のホテル内部公開、ジューススタンドやベーカリーなど食が充実

 カフェスペースでは数量限定の日替わりセットや日替わり丼、バターチキンカレー、ビール、ワインなどを提供するほか、日替わり弁当やサンドイッチ、おにぎりといった軽食も販売。出勤前や通勤前に利用できるよう朝7時半から営業を開始する。Open Marketでは自治体や企業と連携した商品、学生や卒業生による作品などを販売し、com Studioでは端材や廃材を使ったワークショップなどを行っていくという。このほか店内では、無印良品のオリジナルブレンドをセルフサービスで提供する「100円コーヒー」や、ポップアップ絵本や古本を集めた「MUJIBOOKS」、自動車空気入れサービスなどを用意。また、オープニング企画として展覧会「ここから始めよう、 みんなの新たな学び舎」が9月30日まで開催される。
 市ヶ谷は同大学をはじめ法政大学、中央大学といった大学や、予備校、官公庁、企業などが多く立ち並ぶエリアで、同店は通勤・通学利用者や近隣住民に向けた店舗として展開する。同社が市場調査で行った街頭インタビューで「物価が高く日用品が買いにくい」「気晴らしできる場所が少ない」「コミュニティー同士の交流が無い」といった同エリアの課題が見えてきたことから、生活導線上に必要な日用品の販売だけではなく、心地良い空間の提供、世代や立場を超えて利用できる仕組み作りなどを意識した店舗構成にしたという。
 無印良品初となる産学共創店舗である同店は、「造形から育まれる『創造的思考力』を実社会の課題解決に応用した新しい価値づくり」といった武蔵野美術大学の理念に良品計画が共感したことから実現。内覧会に登壇した同社の金井政明代表取締役会長は、今回の取り組みについて「我々の生活や社会の状況を良い方向に変えていくために、デザインを基軸として学生のみなさんと一緒に考えていくことは将来にとって大変意味のあることだと思う」と話した。同店における目標売上高は非公表。同社は今後も地域のコミュニティーと連携した取り組みを継続的に実施していくという。
【あわせて読みたい】「無印良品」が衣料品や生活雑貨など1100品目を値下げ、綿素材のインナーや3足セットの靴下などが対象に
■MUJIcom 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスオープン日:2019年7月18日(木)(予定)所在地:東京都新宿区市谷田町1-4 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス1階売場面積:264,86平方メートル 、カフェ 308,91平方メートル営業時間:平日 7:30〜21:00、土日祝 10:00〜20:00
■オープニング企画 : 「ここから始めよう、 みんなの新たな学び舎」会期:2019年7月18日(木)〜9月30日(月)入場料:無料
    ニュース設定