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近藤真彦、「泣いちゃいました」というジャニー社長への追悼コメントに見る「怖いオトコ」の顔

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2019年07月19日 00:02  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

写真ジャニーズ公式サイトより
ジャニーズ公式サイトより

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます

<今回の有名人>
「長男でいながら、何度も泣いちゃいました」近藤真彦

 7月9日、ジャニーズ事務所社長・ジャニー喜多川氏が亡くなった。「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」「最も多くのナンバーワン・シングルをプロデュースした人物」としてギネス世界記録の保持者である氏の逝去に対し、所属タレントたちがコメントを発表した。

 タレントたちのコメントは、自身を見いだしてくれたことへの「感謝」と故人の「人となり」に触れながら、愛情表現をしているものが多い。

 例えば、木村拓哉は「今の自分があるのも、ジャニーさんとの出会いが無ければ…。と思うと感謝してもしきれません」と「感謝」し、少年隊・東山紀之は「ジャニーさんが教えてくれた、人に対する優しさやプロ意識がなければ、僕はここに存在していなかったでしょう」と、故人の「人となり」を感じさせながら、その教えがどれほど有意義なものであったかを明かしている。

 例外として、TOKIOの長瀬智也が「ジャニーさんはカッコ良すぎるのでたぶん地獄行きです」と弔事の際に使われることのない「地獄」という言葉を使っているが、その後に「僕も地獄を目指している男なのでまた地獄で会いましょう」と続けているので、長瀬なりの愛情表現ということがわかる。

 そんな中、シンプルにしてオリジナリティーが高いと私が驚いたのが、マッチこと近藤真彦のコメントである。

「倒れてから3週間、病室で数々の奇跡を見せて頂きました。あらためてジャニーさんの強さを感じました。タレントと社員が、もしかしたらという心の準備をする時間もいただきました。さすがジャニーさん、最後まで最高なセルフマネジメントでした」

 と、ここまでは出来事とジャニー氏の「らしさ」を時系列順に説明している。注目すべきは、その後だ。

「長男でありながら、何度も泣いちゃいました」

 コメントを出したタレントたちは、ひたすらジャニー氏に感謝し、氏のイズムを継承していくことを誓っている。それは大人としては正しい判断だが、ビジネス的な立ち位置からのコメントと思えないこともない。しかし、マッチだけは弱さを隠さず、「泣く」ことで氏の喪失を悼んでいる。家族のような近しい人が旅立った時に、涙することはおかしなことではなく、むしろ当たり前である。となると、マッチの「泣いちゃいました」という言葉は、最も強い愛情表現はないのではないだろうか。

 この「泣いちゃいました」で、私は人の懐にすっと入り込むマッチの“怖さ”を思い出した。

 2015年、「週刊文春」(文藝春秋)に、「ジャニーズ女帝メリー喜多川 怒りの独白5時間」と題された、メリー喜多川副社長へのインタビューが掲載された。メリー氏の娘・ジュリー氏とSMAPのマネジャー飯島三智氏(当時)、それぞれを「社長候補」と記者が言ったことにメリーは激昂。「もし、ジュリーと飯島が問題になっているのなら、私はジュリーを残します。自分の子だから」と後継者はジュリーであることを宣言した。怒りの収まらないメリー氏は、飯島氏をインタビューの現場に呼び出し、「うちのトップはだれ?」と質問して、飯島氏に「近藤真彦です」と答えさせるなど、自分の娘だけでなく、マッチに対する強い思い入れを示している。 

 同記事で、記憶に残っているのがもう一つ。メリー氏はマッチの母親にも強く感情移入している点である。喫茶店を経営していたマッチの母親は、仕事の帰り道に自らが運転する車で、交通事故を起こした。2010年に放送された『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS系)で、本人が語ったところによると、マッチの母親は、大病院への搬送を頑なに拒んだという。救急車はその希望通り、“大病院ではない”病院に運び込んだが、結局そこでは手に負えず、再度大学病院に搬送され、42歳の生涯を閉じた。

 マッチの母親が、なぜ大きな病院に行かなかったのかというと、事故が公になることを恐れていたからと、マッチは説明する。つまり、自分の命と引き換えに、息子ひいてはジャニーズ事務所に迷惑をかけまいとしたということだろう。

 メリー氏はその事故を振り返りながら、インタビューでは「私がマッチの面倒を見るのは当たり前だと思う……話しているだけで涙が出てきちゃう」と落涙寸前の勢いで言い切っていた。

 このようなエピソードから、メリー氏は、面倒見の良い、情の深い人物と言えるだろう。明石家さんまもMBSラジオ『ヤングタウン土曜日』でこんなエピソードを披露している。さんまがジャニーズのタレントと共演が増えるようになった際、メリーに「うちの子どもたちが本当にお世話になって」という感謝の言葉をかけられたことに加え、「一緒のレストランになると、全部はろてくれはる。こっちがどれだけの人数であろうと払ってくれる」と証言した。

 それでは、メリー氏のような情の深い人が好むのは、どんな人だろうか。

 まず情が深い人というのは、「この人を大事にしなくてはならない」と思い込みやすい人と言えるだろう。それでは、どんな人を「大事にしたい」かというと、マッチの母親のように、身を挺して忠誠を誓ってくれる人と、「自分が面倒を見ないといけない気にさせる人」、つまり、庇護欲をそそる「甘え上手な人」と言えるのではないだろうか。

 若い世代にはぴんと来ないだろうが、昭和という時代は「オトコは人前で涙を見せるべきではない」という考えが主流だった。なぜ男性が泣いてはいけないかというと、泣くと「弱い人」「オトコらしくない」と見なされたからである。自分の評判を落としかねない弱さを露呈することは、情の深い人を「そこまでの犠牲を払ってくれるのなら、自分が面倒をみてあげなくては」という気持ちにさせるのではないだろうか。

 そういえば、マッチのかつての恋人、中森明菜も情が深い人だった。かつて明菜が「お母さん」と呼び、付き人を務めていた木村恵子氏が出した暴露本『中森明菜 哀しい性』(講談社)によると、明菜は「結婚のため」マッチにかなりの金額を貢いでいたそうだ。1987年の「日本レコード大賞」では、マッチと明菜は二人とも大賞候補としてノミネートされているが、受賞したのはマッチだった。発表を聞いた明菜が手を叩いて喜んでいたと記憶している。明菜はすでに2回レコード大賞を受賞していたが、自分が受賞したときよりも、はるかにうれしそうに見えた。自分よりも恋人が成功する方がうれしかったのかもしれない。

 ジャニーズ帝国の女帝メリーと昭和の歌姫・中森明菜を自在に操った近藤真彦。悪いオトコというと、口のうまい男性を連想する人も多いだろうが、本当に怖いのは「甘え上手」なオトコかもしれない。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。

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  • 女の金でレースをやっていたウジ虫のくせして何が長男だ!!ふざけるのも大概にしろ!!俺はキサマとメリーを赦しちゃいないぞ!!
    • イイネ!7
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