イスラエル映画『テルアビブ・オン・ファイア』11月公開決定 カリコレ2019シークレット作品にも

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2019年07月19日 13:01  リアルサウンド

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『テルアビブ・オン・ファイア』(c)Samsa Film - TS Productions - Lama Films - Films From There - Artemis Productions C623

 第31回東京国際映画祭コンペティション部門で上映されたイスラエル映画『テルアビブ・オン・ファイア』が、11月22日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開されることが決定した。


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 第75回ヴェネチア国際映画祭作品賞(InterFilm部門)受賞、第45回シアトル国際映画祭作品賞受賞など、各国映画祭で喝采を浴びた本作は、『歌声にのった少年』の脚本を手がけたサメフ・ゾアビ監督のヒューマンコメディ。


 エルサレムに住むパレスチナ人青年のサラムは、 パレスチナの人気メロドラマ『テルアビブ・オン・ファイア』の制作現場で出演者の言語指導として働いている。 撮影所に通うため、毎日面倒な検問所を通らなくてはならない。 ある日、サラムは検問所のイスラエル軍司令官アッシに呼び止められ、咄嗟にドラマの脚本家だと嘘をついてしまう。アッシはドラマの熱烈なファンである妻に自慢するため、毎日サラムを呼び止め、脚本に強引にアイデアを出し始める。困りながらも、アッシのアイデアが採用されたことで、偶然にも脚本家に出世することになったサラム。しかし、ドラマが終盤に近付くにつれ、イスラエル側を良く見せたいアッシ、リアリティを求める制作陣とパレスチナ側のドラマのスポンサー。結末の脚本をめぐって対立するイスラエルとパレスチナの間で、サラムは窮地に立たされる。果たして、彼が最後に振り絞った“笑撃”のエンディングとは。


 また、7月13日より新宿シネマカリテにて開催されている「カリコレ2019」のシークレット作品として、8月2日20:30より本作が先行上映されることも決定。上映後には、根本豪氏(ユダヤ学者)のトークイベントも行われる。(リアルサウンド編集部)


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