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「霜降り明星とか第7世代が」闇営業NGでも公式営業に呼ばれない……中堅芸人の寄る辺なさ

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2019年07月19日 15:32  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

写真『吉本新喜劇60周年公式スペシャルブック〜誰でもわかる、あほほど笑える100ページ』(光文社)
『吉本新喜劇60周年公式スペシャルブック〜誰でもわかる、あほほど笑える100ページ』(光文社)

 連日、メディアを賑わせている吉本芸人たちによる振り込め詐欺グループへの「闇営業問題」。

 雨上がり決死隊・宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号・田村亮など吉本芸人だけにとどまらず、ワタナベエンターテインメント所属のお笑いコンビ、ザブングル(松尾陽介、加藤歩)の2人も、カラテカ・入江慎也氏の仲介による闇営業に参加していたとして、8月末まで期限付きの謹慎処分となった。謹慎期間中については「ボランティア先を見つけて活動する等の社会貢献」をするとし、すでに熊本県の介護施設で行うと発表されている。

 また、6月27日には吉本所属のお笑いコンビ、スリムクラブ(真栄田賢・内間政成)と、2700(ツネ・八十島)が暴力団幹部が出席するパーティに参加し、報酬を受け取ったことが明らかになり、無期限の謹慎処分となった。

 こうした事態を受け、吉本興業は同日、社内コンプライアンスの遵守をあらためて徹底していく方針の「決意表明」を文書にて発表。吉本興業ホールディングスの大崎洋会長以下、グループの全役員、全社員、全所属タレントの連名によるもので、「あらゆる反社会的勢力との関係は一切有しておらず、今後も一切の関わりをもたないことを固く誓約・宣言いたします」などと綴っている。

「一連の騒動で議論を呼んだのが、反社会的勢力との会合だと事前に気づいていたのかという点、そして報酬の有無だった。当初『報酬は受け取っていない』としていた宮迫は、後にこれを撤回。また、宮迫以外の芸人11人も金銭を受け取っていたことが判明しました。吉本側は、忘年会が5年前のことで『記憶があいまいだった』と言い訳しています」(芸能ライター)

 彼らが受け取った金額に関しては、その内訳が明らかになっているが、闇営業のギャラ自体については、数十万円から数百万円まで、さまざな臆測が飛び交っている。具体的に、闇営業のギャラ感覚はどのようなものなのだろうか。

 コンビで活躍するとある中堅芸人Y氏は「そもそも大きな事務所に所属している芸人ほど闇営業をしている」と語る。

「吉本くらいの大所帯となると、全ての芸人の行動を把握することは不可能。そんな中、芸人が知り合いづてに結婚式や企業の宴会に参加して、“お車代”として数万円もらったら、それだけで、みなさんが考えている闇営業に該当してしまう。芸人個人のプライベート関係を掌握しない限り、そうした闇営業は撲滅できないし、闇営業そのものは何も珍しいことではないです。いわゆる“取っ払い”は税務処理の問題をはらんでいますが、今回の入江さんたちの件でいえば、仲介したのが詐欺グループだったという点が、とにかく大きかったと思います」

 Y氏によれば、「個人のつてで行う闇営業は事実上、黙認」というのが大手事務所の基本だという。その上で、「闇営業は必要悪」だと断言する。

「吉本に限らず、大手事務所に所属している芸人が、事務所紹介のオフィシャル営業に行こうと思っても、若手の勢いのある芸人や、知名度があるベテランが重宝される。ちょっと名前が売れている程度の中堅芸人は仕事を回してもらえないのが現状。もちろん僕も同じです。いまは霜降り明星を筆頭にデビュー5年くらいの若手芸人が“第7世代”として引っ張りだこですから、当然、こちらの仕事はほとんどありません」

 たまにテレビに出演することもあるY氏だが「芸人としての収入は、月数千円」と語り、闇営業をしないと食っていけないそうだ。

「しかも会社の営業に行っても、振り込まれるのが半年先、仕事のできないマネジャーだと、ヒドいときは入金を忘れていることもあるんですよ。僕は結婚して子どももいて、家族を食わせていかなければならない身。正直、取っ払いで3〜5万円もらえる闇営業は、ありがたい存在です」

 闇営業は、多くの売れない芸人にとって、自らの生活を成り立たせる大事な収入源であることに違いない。

「今回の報道でもクローズアップされてましたが、吉本はギャラに対して特にシビアです。芸人個人によって異なりますが、基本は事務所9:芸人1という配分が多い。そうなると、仲介者に一部支払うとはいえ、心理的にはまるごと自分で受け取れる闇営業はありがたい存在です」

 弱肉強食の芸能界。反社会的勢力との関係の洗い出しは当然のこととして、事務所には闇営業に飛びつく芸人の懐事情にも目配りしてもらいたいものだ。

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