舞台「ここはグリーン・ウッド」小西成弥や長妻怜央が男子寮さながらに和気藹々

3

2019年07月19日 19:09  コミックナタリー

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

コミックナタリー

舞台「SCHOOL STAGE『ここはグリーン・ウッド』」初日会見より。左から手塚忍役の影山達也、池田光流役の長妻怜央、蓮川一也役の小西成弥、如月瞬役の大平峻也、脚本と演出を手がけたほさかよう。
那州雪絵原作による舞台「SCHOOL STAGE『ここはグリーン・ウッド』」が、本日7月19日から28日まで東京・天王洲銀河劇場で上演。初演前にはキャストによる会見と、公開ゲネプロが行われた。

【大きな画像をもっと見る】

「ここはグリーン・ウッド」は失恋のショックから全寮制の名門男子高校・緑都学園に進学した主人公・蓮川一也を軸にした学園青春コメディ。1986年より花とゆめ(白泉社)にて連載され、文庫版全6巻が刊行されている。また1991年にはOVA化、2008年にはTVドラマ化も果たした。

会見には蓮川一也役の小西成弥、如月瞬役の大平峻也、手塚忍役の影山達也、池田光流役の長妻怜央、脚本と演出を手がけたほさかようが出席。小西は初日を迎えた心境を「約1カ月みんなで稽古してきたんですが、入学するときのようなドキドキとワクワクと緊張が入り混じっているような気持ちです」と明かす。

生徒会長の忍を演じる影山は、役づくりについて「クールな役どころなので、声の張りをどこまで落としてお客様に届けるかを考えました」とコメント。大平は「瞬くんは心の距離感が近いので、日常でどれだけ周りの人にかわいがってもらえるかが重要だと思っていて。なのでキャストに対しては最初からゼロ距離で接しました(笑)」と語る。

また現場の雰囲気について聞かれると、小西は「なんでかわからないけど、怜央が毎日ラーメン食べる。『ラーメン食べる?』っていつも聞かれるんですけど、『いや、大丈夫』って断ってます(笑)」と暴露。ほかのキャストに今朝もカップラーメンを食べていたことを報告されると、長妻は「共演者の方が差し入れですごい量のラーメンをくれたんです。僕だけ食べちゃうのが申し訳ないので、成弥くんに『食べますか?』って聞くんですけど食べないんですよね(笑)」と残念そうに話す。そんな長妻が「成弥くんは自分のこと人見知りって言うんですけど全然人見知りじゃない。人のこといじるんです(笑)」とやり返すと、大平は「でも稽古が始まるとき、初めましての人が多かったんですけど、成弥くんは端っこのほうで台本読んでたんですよ。『真面目だな。やっぱ座長だな』と思って、後から成弥くんに『すごいね』って声をかけたら、『いや、人見知りでしゃべれなかった』って。台本に目を落とすしかなかったんだ、かわいいなって思いました(笑)」と小西の人見知りぶりを証明した。

ほさかは本作の見どころについて「原作をどこまで忠実に再現するかを考えました。また、この作品は主役は蓮川一也ですが、後半になればなるほど群像劇の要素が側面が強く出てきます。少しだけ出てくる寮生の子たちにもそれぞれドラマがあて、こういうことを考えてるんだとか、実はこういう生い立ちなんだってところがだんだん明らかになっていく。ちゃんと1人の生きている人間として描かれています。何度か観ていただけたら、ほかの寮生の子たちを中心に見ていっても別の物語が浮かび上がってくると思います」とアピール。また男女ともにファンが多いマンガの舞台化について「女性の作家さんだとは思えないぐらい、あの年代の男子の描き方が細かいんですよね。いくらカッコよくてモテる光流くんや忍くんでもキラキラしてるところだけでなく、闇があったりキツいところがあったり、下品なところもあったりとかして。全部においていいバランスだと思ったので、それを排除するのはやめようと思いました」と説明した。

仲のよさが垣間見える会見で、長妻はキャスト陣と離れたくないために「このまま本番がこなければいいなと思った(笑)」とこぼす一幕も。最後に小西は「男子校の寮の雰囲気がカンパニー全体としてできあがってるので、あとはお客さんに楽しんで笑顔になって帰ってもらえるような作品になっていればと思います。この舞台を観て自分の学生時代を思い出したり、“青春”というものを持って帰っていただければと思います」と呼びかけ、会見を締めくくった。

ゲネプロは、学校を舞台にした本作ならではのチャイムの音で幕開け。一也が緑都学園に入学し、夏休みを経て、冬休みに入るまでが描かれる。劇中では入寮当初の一也が孤独に歌唱したり、夏休み前でテンションの上がった寮生たちが元気いっぱいに歌ってダンスするシーンなどが展開された。

SCHOOL STAGE「ここはグリーン・ウッド」期間:2019年7月19日(金)〜28日(日)
会場:東京・天王洲 銀河劇場
料金:税込8800円(前売・当日共 / 全席指定)

スタッフ原作:「ここはグリーン・ウッド」(那州雪絵/白泉社)
脚本・演出:ほさかよう
作詞:浅井さやか
音楽:大石憲一郎
振付:泰智(KoRock)
主催:ネルケプランニング

キャスト蓮川一也:小西成弥
如月瞬:大平峻也
手塚忍:影山達也
池田光流:長妻怜央

平井浩基、北乃颯希、笹森裕貴、小田桐咲也、寺崎裕香、岡田あがさ、森遼、佐野真白、世古口凌 / 内野楓斗 / 山田ジェームス武

アンサンブル:冨田ヒカル / 前川ゆう

(c)那州雪絵/白泉社

このニュースに関するつぶやき

  • 特別ファンというほどではなかったけどCDは買っていた。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ランキングゲーム・アニメ

前日のランキングへ

オススメゲーム

ニュース設定