山陽6000系『忍たま乱太郎』ラッピング列車が登場、出発式に作者も

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2019年07月20日 12:52  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
山陽電気鉄道は19日、山陽姫路駅で人気アニメ『忍たま乱太郎』のラッピング列車の出発式を開催した。『忍たま乱太郎』の作者、尼子騒兵衛氏も出発式に出席。多数の沿線住民が見守る中、ラッピング列車は山陽姫路駅を発車した。

同社は沿線地域活性化を目的に、人気アニメ『忍たま乱太郎』とのコラボレーションを実施。7月19日から9月8日まで、スペシャルコラボイベント「忍たまとおでかけ山陽沿線の段」を実施する。その一環で、3両編成の6000系6002編成が『忍たま乱太郎』のキャラクターで装飾され、ラッピング列車として9月8日まで運行される。

出発式が行われた山陽姫路駅では、10時32分に『忍たま乱太郎』のラッピングを施した6000系6002編成が1番線に入線。車体にキャラクターをラッピングしただけでなく、車体デザインも変更され、山側と海側でデザインが異なる。山陽電車の中でも異彩を放つ列車となることは間違いないだろう。車体側面には「乱太郎」や「きり丸」といった『忍たま乱太郎』の人気キャラクターの姿がデザインされた。車内にもキャラクターのイラストが描かれている。ぜひ親子で楽しんでほしい。

出発式では山陽電気鉄道専務取締役鉄道事業本部長の吉田育朗氏が挨拶。『忍たま乱太郎』とのコラボレーションについて、「山陽電車が乗り入れる阪神沿線の尼崎市に作者の尼子騒兵衛氏さん在住していることに加え、作品の中に『兵庫水軍』『夢前』といった当社沿線のゆかりの地名も出ています」と説明した。続いて挨拶した『忍たま乱太郎』の作者、尼子騒兵衛氏は、ラッピング列車を前に「アニメになったときからラッピング列車は私のあこがれ。乱太郎がラッピング列車としてきれいにかわいくなっているのを見て喜んでいます」と語った。

挨拶の後、吉田育朗氏、尼子騒兵衛氏ら関係者がテープカット。11時18分、『忍たま乱太郎』ラッピング列車は須磨行の普通として山陽姫路駅を出発した。当日は小雨の降る天気だったものの、多くの沿線住民らが集まっていた。『忍たま乱太郎』の人気キャラクターたちが車内を探索する場面もあり、和やかな雰囲気の出発式となった。

山陽電気鉄道6000系を使用した『忍たま乱太郎』のラッピング列車は、基本的に阪神・阪急神戸三宮〜山陽姫路間で普通を中心に運用される予定だが、他に網干線飾磨〜山陽網干間で運行される場合もあるとのこと。ラッピング列車の運行スケジュールは「忍たまとおでかけ山陽沿線の段」特設サイトに公開されている。(新田浩之)
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