トヨタの東京オリンピック専用EVシャトルバス「APM」は車椅子やストレッチャーにも対応

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2019年07月21日 07:01  Techable

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トヨタ自動車は、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックをサポートする専用のEVシャトルバス「APM」を開発した。

高齢者や身体障がい者、車椅子利用者などあらゆる人が乗りやすいように設計されている。約200台を競技会場や選手村に投入する予定だ。
・両サイドから乗降可
APMはAccessible People Moverの略。トヨタはオリンピックを通じて「すべての人に移動の自由を提供する」ことを目標としていて、シャトルバスもこの趣旨に沿ったものだ。

APMは、運転席の後ろに3人掛けと2人掛けのシートを設置している。誰でも乗りやすいように低床となっているほか、両サイドから乗り降り可能な設計となっている。

また、車椅子用のスロープも備え、2列目のシートを折りたたんでそこに車椅子をベルトで固定できる。
・救護活動にも
基本的には会場内でのラストマイル移動に使われることを想定しているが、救護が必要な人を搬送するのにも使われる。その際は、各シートの半分にストレッチャーをそのまま載せられ、その横に救護スタッフ用の席を確保できる。そのほかのスペックとしては、航続距離は100キロ、最高速度は時速19キロとなっている。

あらゆる人がアクセスしやすいこのシャトルバス。オリンピックだけでなくキャンパスや企業敷地内、地域社会など暮らしの中でも活用できそうだ。

トヨタ自動車

(文・Mizoguchi)

このニュースに関するつぶやき

  • 移動はこれがなくても結構車椅子対応なんです(他の乗客の皆さんにはご不便をお掛けしていますが)。行った先の会場がどの程度対応できるかが問題。事前に調べて手回しが必要。
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