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ホンダが青山で鈴鹿8耐ファンミーティング開催。ファンの前で5年ぶりの優勝誓う

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2019年07月22日 06:11  AUTOSPORT web

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写真集合写真撮影の様子
集合写真撮影の様子
 7月25日から開幕する鈴鹿8時間耐久ロードレースを前に、ホンダが『決勝直前! 2019鈴鹿8耐ファンミーティング』を7月21日にウエルカムプラザ青山で開催。ホンダ系3チームの監督やライダーたちが登場し、ファンの前で鈴鹿8耐での優勝を誓った。

 イベントには、F.C.C. TSR Honda Franceから藤井正和総監督、フレディ・フォレイ、ジョシュ・フック、マイク・ディ・メリオ、Red Bull Hondaから錨津宏HRCレース運営室室長、高橋巧、清成龍一、MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaから本田重樹総監督、水野涼の計9名が登場。休日ということもあり、会場には多くのファンが詰めかけた。

■2年目で成長した水野を中心に挑むHARC-PRO.ホンダ
 まずは各チームのトークショーからスタートした。トップバッターはHARC-PRO.ホンダの本田総監督と水野。HARC-PRO.ホンダは2018年、水野、ランディ・ド・プニエ、エガーターの布陣で挑むも、1スティント目でド・プニエが転倒を喫して優勝争いから離脱。以降は、水野とエガーターが繋いで徐々にポジションを挽回していくが、2回目の走行を担当した水野が雨で濡れた路面を踏んでしまい転倒。マシンをピットへと戻せずリタイアとなった。

 2019年は水野をエースライダーに、イギリス選手権(ブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB))を戦うチャビ・フォレズ、MotoGPのMoto2クラスを戦うドミニク・エガーターという組み合わせで挑む。2019年のライダーについて本田総監督は次のように語る。

「フォレズ選手は、スペイン人ライダーで年齢も33歳と落ち着いているんですが、意外と年齢よりも若く、やることはおちゃめでいいやつですよ。ドミニクはスイス人ライダーで昨年も私たちのチームで一緒に走っているし、鈴鹿8耐は6回目になるので、このレースをよく知っているライダーです」

「水野はずいぶん車両に慣れてきてセッティングも方向性が明確になってきたので、水野のセッティングを踏襲し、フォレズ選手、ドミニクのふたりにこのバイクのセッティングで乗れるように頑張ってという話をしました。ライダーは自分のセッティングで走りますが、鈴鹿8耐は必ずしもそうではない。そこが鈴鹿8耐の難しさということを話し、彼らもそれを理解してくれています」

「3人での事前テストはスケジュールの都合で1回しかできませんでしたが、彼らも精力的に(テストに)取り組んでくれました。鈴鹿8耐はライダー間のチームワーク、チームとのコミュニケーションが大事です。その部分はうまくいっているので、いい雰囲気でレースに臨めると思います。まずは完走して、その上にあるものを目指したい」

 3度目の鈴鹿8耐に挑む水野は、2018年を振り返り、現在の状況を話す。

「昨年の鈴鹿8耐はあまり振り返りたくないです(苦笑)。1スティント目でランディ選手が転倒してしまい、残りの約8時間を僕とエガーターで繋ぐことになりました。雨が降ったり止んだりとすごく難しいレースのなかで自分のスティントになりました。そのときに雨が降り出し、濡れたところを踏んでしまい自分が転倒してしまいました。(リタイアとなり)バイクをチェッカーまで運べなかったので、悔しいの一言で終わってしまったレースでした」

「(公式合同テストでは)昨年と比べると自分のタイムも上がっていて、総合3番手で終えられました。チーム、マシン、ライダーもバージョンアップしているので、トップとの差が埋まっています。マシンは耐久仕様になり、8時間走らせるためにセッティングも変わっているし、スプリントに比べたらストレートスピードも抑えられています。自分はスプリント仕様でも2分5秒台しか出ていないので、耐久仕様で2分6秒前半まで出せたのは自分のポテンシャルが上がっていると思っていますが、トップの高橋巧選手が2分5秒台を出してしまったので……。ただ、そこまで出せることを証明してくれているので、自分もいち早くそこに追いつけるように頑張りたいです」

■逆転タイトルのために表彰台を目指すTSRホンダ
 続いて登場したのは世界耐久選手権(EWC)のディフェンディングチャンピオン、TSRホンダの藤井総監督とフォレイ、フック、ディ・メリオの4名。TSRホンダは、チャンピオンシップで109ポイントを獲得し、現在ランキング3番手につけている。ランキングトップのTEAM SRC KAWASAKI FRANCEとは23ポイント差。逆転タイトルの可能性を得るには鈴鹿8耐を5位以上で終えることが絶対条件となる。

 チームを率いる藤井総監督は逆転タイトルに向け「ル・マンを落としたのは痛かった。だから鈴鹿で勝負です」と意気込みを一言。3人のライダーは鈴鹿8耐に向けたテストでマシンに好感触を得ており、それぞれタイトル防衛への思いを語る。

「今シーズンは開幕戦のボルドールで勝てたが、苦しい時もあった。前戦は表彰台に立って調子を取り戻すことができたよ」と話すのはフック。

「グランドファイナルの鈴鹿ではタイトルを獲得するためにベストを尽くしたい。厳しいと思うけど表彰台を目指したいと思う。そうすれば今シーズンもタイトルを得られる可能性もある。自信はある。ホンダ、チームが用意してくれているバイクは最高の状態だからね」

 フォレイは「本当にバイクはすばらしく、信じられないほどのパワーとパフォーマンスだ。数ラップしたら去年の僕よりも早いラップタイムで走ることができた。僕たちがタイトルを獲得するためには表彰台に上がることが必要だ。そのために僕もベストを尽くすよ」とコメント。

 最後に話したディ・メリオは「ふたりと同じで、バイクのフィーリングはすごくいいし、チームの雰囲気も最高だ。テスト中の感触もよかった。このチームと3人でならベストを尽くせると思う。頑張ってタイトルを獲得したい」と意気込んだ。

■高橋巧の要望で実現した清成のワークス加入
 最後はホンダのファクトリー(ワークス)チーム、レッドブル・ホンダの高橋、清成、錨勅篠垢登壇。昨年、10年ぶりにワークス体制で挑んだホンダは高橋、中上貴晶、パトリック・ジェイコブセンの布陣で挑むも、2位でレースを終え、ヤマハの4連覇を許した。2019年は高橋をエースに、スーパーバイク世界選手権を戦う清成、元MotoGPライダーでHRCテストライダー、ブラドルという体制で5年ぶりの優勝を目指す。

「去年は非常に悔しいレースになりました」と錨勅篠垢2018年を振り返る。

「コンディションがいろいろと変わるなかでチーム、ライダーは最大限頑張ったのですが、全体的に力負けをしていたと思っています。その悔しさを基に、まずマシンのレベルを上げ、ライダーもより早く鈴鹿8耐に向けた準備ができるようにラインアップを決めていくことを行ってきました。去年の教訓を生かし、何が起きても対応できるようにチームワークを作り、今年こそ勝てるように頑張りたいと思います」

 エースライダーを務める高橋は、全日本JSB1000鈴鹿ラウンドの予選で2分4秒を切る2分03秒874を記録。7月9日から3日間行われた公式合同テストでも初日から2分5秒939と2分5秒台をマークしており、順調な仕上がりを見せている。

「去年はスタート直前に雨が降り始め、すごくコンディションの変化が大きいレースでした」と高橋。

「歯車をうまくかみ合わせることができず、自分でいい流れを作れなかったのがすごく悔しいです。2位表彰台は得られましたが、2位は一番悔しいので」

「今年は全日本も含め順調にきています。こんなにいい流れで鈴鹿8耐のレースウイークを迎えられたことは今までなかったと思います。耐久レースはひとつのトラブルが命取りですし、ちょっとしたミスもできないので、気を引き締め直して挑みたいです。結果が大事なので、当然優勝しか考えていません」

 また、清成のワークス加入は高橋の熱烈な要望により実現したことも明かした。

「自分は清成選手と走りたいとずっと言っていました。それがようやく実現しました。清成選手が一緒というだけですごく心強いですし、別のチームだったら恐怖です。そのイメージが初めて一緒に組んだ時からあったので、清成さんとは絶対組みたいと言い続け、今年は実現しました。後は結果だけです。ステファン選手含め、すごいライダーがそろっているので今年は優勝のチャンスだと思います」

 高橋の思いを受けた清成は「ずっと一緒に組みたいと言っていてくれたのはうれしいです。再びホンダワークスで走ることも光栄なので、メカニック、チーム、巧選手に対しても走りや成績で返したいと思います」とコメント。

「バイクもすごく仕上がっていますし、チームも信頼できて強い。巧選手は速いだけじゃなくてレースでも強いし、テストの流れもすごくいいので、そこに頼りすぎず、今年は優勝できるように頑張ります」

 トークショー後は、ライダー、監督たちとの集合記念撮影やプレゼント抽選会、サーキットの人気コンテンツであるピットウォークを青山に再現した『8耐プレPIT WALK』が行われ、ホンダの2輪ファンにとってはうれしい1日となった。

 ホンダはヤマハの5連覇を阻止し、5年ぶりに鈴鹿8耐を制することができるか。鈴鹿8耐は7月25日から開幕し、28日に決勝を迎える。

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