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吉本興業・岡本社長会見【全文(5)】「『クビにする力がある』と言った?」(記者)「ないと思います」(岡本)

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2019年07月22日 17:35  AERA dot.

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写真会見で涙を流す岡本社長(撮影/写真部・松永卓也)
会見で涙を流す岡本社長(撮影/写真部・松永卓也)
 吉本興業の岡本昭彦社長が、22日午後2時半から闇営業騒動をめぐる一連の吉本興業の問題について、都内で会見した。

(1)(2)(3)(4)に引き続き、会見の一問一答を掲載する。

【写真】会見には300人を超すマスコミが集まった

*  *  *
──宮迫さんはどういう説明をしていたのか?

岡本:彼らがウソをついたというのは、もらってないと言ったところから、もらってると言ったところは、ウソだったということ。それ以降は、彼がどれをウソで、どれがホンマで、僕らも二転三転してるなかで、その時にいろんな気持ちもあるなかで、ここがこうというのは、なかなか難しいというか、明確になるということでもないかなと思います。

──宮迫さんに「会社として静観する」と言ったことは事実か。

岡本:「静観」という言葉を使ったかどうかは定かではないといいか。その時に藤原がその時の状況を。

──言ったか、言わなかったかを説明して下さい。

藤原(副社長):「静観」という言葉を使ったかどうかは、はっきり言って覚えてないです。ただ、亮君のところに、マネージャーの中村に連絡があって「どうやらお金を受け取っているらしい」という話がありました。あと、宮迫も他のメンバーも全員集まって話をしようということになって、集まりました。その時に、みんながお金を受け取った、亮君が受け取ったという話をしましたと。宮迫さんの方は、「僕の記憶では、記憶が定かではないけど、周りのメンバーが受け取ったということなので、みんなの話で受け取ったのかな」という感じだったんですけれども。今まで聞いていたのとまったく違う答えだったので、正直、信じられない、びっくりするというか。そういう状況になってのはたしかです。

 ただ、その時にこの件が発覚した状況で、各関係者さん、テレビ局さんもそうですし、関わる企業さん、関係者のみなさんに謝罪も含めてご報告してたこととまったく違うことになるので、とにかくびっくりして、これからどうしようかという思いになっていたのは覚えているんで。本当にしっかり確認作業をしないと、また次にいい加減に報告に行くわけにはいかないということになりました。なので、これはちゃんと聞いて対応を含めても考えると、事実、静観といっても、まったく動かないという感じに聞こえてしまうんですけど、だから静観という言葉は使ってないと思っているんですけど、しっかり確認作業をしないといけないという状況になっていました。

──会見で衝撃を受けたのは、亮さんが会見をしたいと言ったことについて「俺にはクビにする力がある」と言ったことは事実か?

岡本:力があるということは、そういう言い方は言わない。ふだんの使いようも含めて、ないと思います。

 ただ、「クビにするぞ」と言った経緯としては、24日のところでミーティングの膠着というか、スタッフ4人と彼ら4人で話をしていたところに僕が入っていって、、10分ぐらい話をしていたんですけど。亮君は会見をしたいとか、金額を言いたいとか。あるいは宮迫君は、まあまあそれはちょっととか。それぞれが、それぞれのことをリリースの文章をこうしてほしいとか、ああしてほしいとかずっと話をしていて、本当に大事なことというか。反社会的勢力の方からお金を取られた被害者がおられるということが、そのやりとりを見てて、あまり僕自身が感じられなかったので。

 それで、1回4人は出てもらって。さきほどのちょっと僕のダメなところですけど和ませようと、「テープ録ってるんちゃうん」みたいなことから、「自分らいいかげんにしようと」と話をしていくなかで。もちろん、彼らの不安の気持ちもわかりながらも、被害者の方への思いが伝わってこなかったので、家族というか、身内というか、「ええかげんにせえ」と。そんなに個人バラバラで言うんやったら、勝手にせえと。それやったら、「会見するんやったら全員クビや」と言ったんですけど。僕としては身内の感覚と、相手の思いに伝わらなかったのは、僕が反省しなければならないということです。

──圧力をかけたわけではない?

岡本:僕自身はまったくそういうつもりはなくて、もちろん、彼らにとっては別に被害者のことを思っていないとこということではなく、その時の状況だけをみてると、彼らの不安な気持ちも含めて。

 僕は、それはいろいろあるし、そこでも調査の過程でしたから。ただ、もらったということにおいて、それはものすごくダメなことですので。そのことにおいて、その日の時点においては、そんなにこうこうというようなことはないと思っていたので。金額もまだ見えてないなかで。そのやりとりが悲しいというか、なんか情けないというか。ホンマに父親が息子に「オマエ、勘当や」みたいなつもりというか。ええかげんにせえという感じだったので。それが結果として相手に伝わっていないというのは、僕が思っている距離感と、僕の距離感にギャップがあったのだと思います。

──本人が謝りたいのに謝らせなかったの理由がわからないのですが。

岡本:今思うと、そうだったかもしれないと思います。そうだったんだと思います。ああいう形にさせてしまったということですから。そうだったんだなと思います。

 ただ、その当時の状況で言いますと、正直、もらってないというところから始まりましたので、ある段階で「もらっている」となり、プラスで人も増え、本当にヒアリングをし続けてきた約2カ月ですので。もちろん彼らの気持ちもわかりながらも、最終的に11人のタレントが金額の大小がまったく関係なく、このことに関してお金をもらってしまったことで、重大性というか。もちろんそれぞれの思いがわかりながらも、とにかくヒアリングして調査して、ヒアリングして調査をして。被害者の人へのお詫びの仕方とか。納税のこととか。

 個人の思いを受け止めるには、あまりにも僕らとしては、その短期間でそんなことが起こっているというのは。そこにも気持ちを考えないといけなかったということですけど、その時点にも我々にも余裕、余裕というのはおかしいんですけど。なかなか金額も確定せず、一方で、それぞれもらった額も合わずといったことがあったので、彼らの思いわかりながらも踏み込めなかった、寄り添えなかったというのは、今となっては反省しなければならないということは、非常に反省しなければならないと思います。

──「在阪・在京のテレビ局は吉本が株主だから」と言ったのは事実か。

岡本:この件に関しては、弊社法務の小林が認識していますので、小林から。

小林弁護士:その面談、私が同席していましたので、私からご説明させていただきます。7月12日の面談だと思います。弊社側の弁護士2名と亮さんと宮迫さん、こちらは弊社顧問弁護士と私で面談をしていました。

 そのなかから会見の話になりまして、亮さんから会見を生中継したいという話がありました。それに対して、吉本は、各局の株主であると。生中継するとしても、どういった時間帯にするのかは配慮しなければならないという説明を、こちらの弁護士から先方の弁護士に説明したというのが事実で、経緯です。

──直営業をした反社会的勢力の企業は、もともと吉本に対するスポンサーだったのか。

岡本:それにつきましては、事実ではありません。その話に関してのことについては。読み上げをさせていただきます。

 当該イベントは吉本興業の政策ではなく、都内のイベント会社が主催ししたものでした。吉本は、イベント会社の依頼を受けて派遣しました。入江君が中心となっていろんなタレントが出演するイベントです。そのイベントのスポンサーの一つが、今回問題となっている特殊詐欺の企業です。一方、吉本としてはすべての取引先の反社チェックを行っておりますので、当該、イベントを主催したイベント会社が反社ではないことは確認しておりましたが、結果としましてはその先まではチェックをできてませんでした。その意味では、判断が甘かったということはいなめないと思います。

 そのことも含めて、減俸の処分ということもあわせてあります。ただ、この件も、発覚したところから調査を続けておりまして、いま警察にも相談しており、暴追センターさんにもご相談しているところです。

 たぶん、一方で宮迫くんとかが参加したのは、これは2014年なんですけど、2013年にタイトルの違う入江君のイベントを開催しております。それは吉本の主催で行いまして、当然、反社チェックなどスポンサー含めてチェックをしておりまして、それについてはもちろん問題がないということです。

 ただ、この2014年に入江くんが2回目のイベントをやりたいということで、前年赤字でもありましたので、会社としては主催はすることはできないということで、そのイベントはなくなりました。入江くんがやるという内容は代わらないんですけど、主催者等は代わったイベントになっております。その1回目の所は宮迫くんも出演しておりましたので、弊社としてはこういう形で。ただ、先の先までチェックしていなかったということに関してましては非常に反省しなければならないものですから、会社としては完璧を目指して行くべきということですから、警察と相談しながらも処分の対象の1つとしております。

──問題の直営業の誕生日会は、吉本の社員も同席をしていたのか。

岡本:それはしてないです。はい。

──警察に相談している内容は、発表する予定は。

岡本:今は調査中なので、今ということではありません。

──芸人が何も言えないという社風は認識ありますか。

岡本:今日の(極楽とんぼの)加藤くんの話も聞きまして、加藤君に関してはこの会見を見て、そのうちミーティングをという話をしておりますが、ないとはいえないと思います。全員がしゃべりやすいとか、そういうところまでは至っていないと思います。僕の力不足と僕の反省すべきところと思います。

──クビにするというのは脅迫にあたるのでは。

岡本:「クビにする力はあるぞ」というのは、たぶん僕が怒ってしまう時に、標準語で起こるということはありませんので、クビにする力があるんだぞというのは、怒りながらはっきりとは言えない思います。ただ「クビや!」とか、24日の時はそういった表現というか、そういったことを言ったことはありますが、それは非常につらい思いをさせたということで、何を言っても申し訳ないと思います。

──岡本社長の進退については。

岡本:そうですね。まあ、取締役の方々と相談して、減俸と料率や、あるいは期間等もあるのであれば、それもそれぞれ相談しますし、今おっしゃられている進退ということに関しては、今、実はこの状況というか、まだまだいろいろ調査等、ヒアリング等がありますので、そのことをまずしっかりやり切るということと、いまお話いただいた、そういうしゃべりづらい環境があるのではということを真摯に受け止めて、まずそこを全力で変えていくということが、今やらなければならないと思います。

【全文(6)】へ続く

(AERA dot.取材班)

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