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マツダが初代ロードスター復元の事業化決定! この時代に取り組む意義

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2019年07月23日 12:32  マイナビニュース

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●パーツを復刻し、オリジナルに近い状態にクルマをレストア
マツダは以前からアナウンスしていた初代「ロードスター(NA型)」のレストア事業について、2017年内にも受け付けを開始し、2018年初頭からサービスを開始すると発表した。自動車メーカーがクルマのレストアに乗り出す日本では珍しいケースだが、マツダが同事業に見出した意義とは何か。

○ブリヂストン製のタイヤも復刻

レストア事業はマツダが顧客のロードスターを預かり、オリジナルに近い状態にクルマをリフレッシュするもの。価格は状態にもよるので現時点では明言できないとマツダ広報は話す。マツダが作業を行う施設は、ドイツに本社を置く第三者検査機関テュフ ラインランドの日本法人から「クラシックカーガレージ」認証を取得している。

パーツの再供給に際しては、現在は供給終了となっている初代ロードスターの一部パーツを復刻する。パーツはオリジナル状態にこだわり、初代ロードスター発表当時を髣髴とさせるビニール生地のソフトトップやデザインを再現。乗り味にこだわったブリヂストン製タイヤ「SF325」や、ナルディ(NARDI)製のウッドステアリングおよびシフトノブも現在の技術で蘇らせるという。そのほかの部品については、顧客との対話を通じ、今後取り組んでいく予定としている。

マツダはヘリテージカーの魅力を紹介する展示会「AUTOMOBILE COUNCIL 2017」にて、初代ロードスターのレストア事業を開始すると発表した。会場には現行ロードスター(ND型)の開発主査で、現在は「ロードスターアンバサダー」という肩書きを持つ山本修弘氏が来場し、初代ロードスターのレストアにマツダが取り組む意義について語った。

●コモディティ化するクルマと大切にされるクルマ
○海外では当たり前? 日本に新たなクルマ文化は根付くか

「マツダが目指すのは、時代を超えてクルマを愛してやまない方たちと一緒に、クルマのある人生の楽しさ、“走る歓び”を追求していくこと」。山本氏はマツダが打ち出すメッセージ“走る歓び”を引用しつつ、同社がロードスターの復元に取り組む意義を語った。この事業に取り組む理由としては「(顧客が)大切にしているクルマに、長く乗ってもらいたいというのが一番」だそうで、「ビジネスなので損してはいけないが、儲けることが目的ではなく、ファンとの絆づくりを進めたい」というのが本音のようだ。

マツダはブランド価値の向上により、クルマの下取り価格を高める販売戦略を進めているが、ロードスターのレストア事業も、ブランド価値を重要視するマツダの取り組みとして、その販売戦略と一脈通じるところがある。山本氏はレストア事業を通じて「顧客とマツダの絆ができれば、ブランドの成長につながる」と話す。

また山本氏は、クルマを長く大事にする文化を日本に根付かせることで、「自動車業界に少しは貢献したい」とも語る。山本氏によると、古いクルマのレストアは「海外ではポルシェもベンツも皆やっている」そうで、マツダとしては、日本の自動車業界でメーカー自らが行うレストア事業に先鞭をつけたいとの思いも持っているようだ。

○クルマにコモディティ化の危機、個性的なクルマづくりを続けるには

クルマは今後、電動化し、自動化していくと言われている。将来のクルマが同じようなモーターとバッテリーを積み、運転までシステム側でこなすようになった場合、クルマはコモディティ化の危機を迎える。

初代ロードスター(NA型)は1989年に誕生し、国内で約12万台が販売された。発売から28年後の今、日本では約2万3000台のNA型が現役で走っているという。果たしてコモディティ化したクルマは、初代ロードスターのように、長く所有されるクルマとなり得るのだろうか。この時代にロードスターのレストアを始めるマツダのことだから、クルマのコモディティ化によるブランドの埋没という結末を回避する策についても、今が正念場と考えを凝らしているに違いない。(藤田真吾)

このニュースに関するつぶやき

  • マツダにはお世話になっています。 直しながら使い続ける、ものを大切にする心を、日本が取り戻すきっかけになればとも思います。
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