主要タイトル三冠に加え、アジア王者に2度輝いた国内屈指のビッグクラブ、浦和レッズも例外ではない。さいたま市に本拠地を構える浦和は、これまでも様々な活動を通して社会貢献を果たしてきた。地元高校での差別撲滅や人権をテーマとした講演会や、災害にあった地域に対する復興支援活動。サッカーを通じてこころを育むことをテーマに活動している、浦和OBを中心としたメンバーから成る浦和レッズ ハートフルクラブは、国内にとどまらず、アジア・オセアニアの国々でも継続的にサッカー教室を開催している。それらの活動は多方面から高く評価されており、浦和は2018年に『HEROs AWARD 2018』をクラブとして受賞した。日本財団の推進する、競技場の外でもスポーツマンシップを発揮しているアスリートやスポーツ団体を称える賞だ。
すでに具体的な取り組みとして挙げられているのは「SPORTS FOR PEACE !プロジェクト」の継続だ。同プロジェクトは浦和が2010年に開始したもので、「闘いとルール」のあるスポーツを通じて喜びや寛容の精神、平和の理念を追求することを目的としたもの。これまでは、草の根の国際交流活動である『ハートフルサッカー inアジア』や『東日本大震災等支援プロジェクト』、『安全なスタジアムづくり』などをその一環として行ってきた。これらの活動はSDGsの目標に合致しているという考えのもと、今後はSDGsの重要な取り組みの一つとして続けていくという。