『3年A組』柊一颯先生が久々に登場 「もう一度この世の中に授業が必要な気がします」の声も

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2019年07月24日 18:52  Techinsight Japan

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柊一颯先生を体当たりで演じた菅田将暉
菅田将暉が主演した日本テレビ系日曜ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』の放送が終っておよそ4か月が経つ。主人公の『3年A組』担任・柊一颯先生は不治の病に苦しみながら、生徒たちを教室に監禁して授業を行い、クラスメイトが命を落とした原因を考えさせて「何が真の悪なのか?」を分からせようとする。衝撃的なシーンや感動を呼ぶ言葉が忘れられない作品だった。7月24日、番組公式Twitterにその柊一颯先生の姿が投稿されて反響を呼んでいる。

「もう一度 授業受けませんか?」「#菅田将暉 #3A」のツイートに「柊先生〜〜逢いたい、受けたいですぅ」、「受けたいです。受けさせてください。もう一度授業してください」と要望するコメントが多数寄せられており、なかには『3年A組』の続編決定や映画化決定かと一瞬期待した声もあるが、実は「#Bluray #DVD #発売日」とタグで告知があった。

そうしたなか「久しぶりの柊先生! 学校でSNSの使い方についての講習会あったけど、柊先生の授業の方が心に響くんだよなー。もういっそ全校生徒の前で3A流しとけば講習会するより生徒に伝わる!」、「もう一度この世の中に授業が必要な気がします」といった声が見受けられる。

『3年A組』では、柊先生が半年前に自ら命を落とした学園のスター・景山澪奈(上白石萌歌)がなぜ死を選んだのか「原因を考え、真実を知っている者は名乗り出ろ」と生徒たちに課題を出し、それを通じて自分の頭で考えて物事の本質を見ることを教えていく。

ヒロインの学級委員長・茅野さくら役を演じた永野芽郁は最終回の翌日、3月11日にブログで「先生に何度も救われました さくらはもちろんだけれど、私自身も…」「グッ クルッ パッ 簡単そうで難しくて 難しそうで簡単なんです…」と振り返った。

「グッ クルッ パッ」とは柊先生が「グッと踏みとどまって、クルッと頭を一周させれば、パッと正しい答えが浮かぶ」と生徒たちに教えたものだ。

そんな柊先生は『3年A組』監禁事件によって警察やマスコミを巻き込み世間の注目を集めるなか、「本当の犯人はSNSにより無責任な誹謗中傷の言葉を浴びせたお前たちだ」と訴えた。

ドラマでの訴えがリアルに大きな反響を呼び、声優で女優の緒方恵美は「自分のことだと思って貰えない…だからこそあのドラマが響くんだ。『君に届いて欲しい!』菅田君の魂の叫び。…届いて!」とツイートしたほどである。

当時はそれほどの社会現象になった『3年A組』ではあるが、相変わらずネットでは心無い誹謗中傷が飛び交い続ける。そればかりか、7月18日には京都アニメーションが放火され多くの犠牲者が出る悲しい事件が起きた。

今こそ、このような世の中になった「原因」を自分の頭で考えて「真実」を知ろうとすることが必要なのではないだろうか。そうした意味でやはり『3年A組』の続編に期待したい。

ちなみに、7月23日放送の日本テレビ系バラエティ番組『火曜サプライズ』にロケ出演した菅田将暉。DAIGOから『3年A組』のような長いセリフをどうやって覚えるのかを問われて「セリフを覚えるのは得意なんです」と答えていた。ただ、新作主演映画『アルキメデスの大戦』(7月26日公開)では主人公の天才数学者・櫂直を演じており、難解な数式をたくさん覚えねばならず「初めて頭が痛くなった」という。映画ではそんなシーンも見どころとなりそうだ。

画像2枚目は『【公式】3年A組−今から皆さんは、人質です− 2019年7月24日付Twitter「もう一度 授業受けませんか?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)
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