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飯山事業所で生まれるマウスコンピューターの“高品質へのこだわり”

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2019年07月27日 05:42  ITmedia PC USER

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ITmedia PC USER

写真マウスコンピューターの飯山事業所。写真は生産スペースの全景
マウスコンピューターの飯山事業所。写真は生産スペースの全景

 mouseやG-Tune、DIVE、MousePROといったさまざまなPCブランド、そしてモニターのiiyamaブランドを擁するマウスコンピューター。BTO(Build To Order)パソコンを掲げ、開発から生産、サポートまでを一貫して国内で行っており、その中核を担っているのが長野県飯山市にある飯山事業所だ。



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●国内生産ならではのこだわり



 同社製PCやタブレットの全モデルを生産するとともに、出荷拠点でもある飯山事業所は、品質管理部や開発部などで構成される。従来は別の場所にあった開発部をここ集約することで、よりスピーディーな開発を実現している他、iiyama事業部を別棟に移して空きスペースに工場を新設し、生産能力を高めている。



 多彩な製品を手がける同社だが、最もこだわっているのが国内製造ならではの「品質」を届けることだ。「すべての行動は、お客様第一のために」という品質方針を掲げ、製品をスピーディーかつ低価格で提供する姿勢を「飯山TRUST」のロゴと言葉に集約している。



 同社の生産スタイルは、ノートPCとデスクトップPCともにセル生産方式を採用している。一般的に、多岐にわたるBTO製品を生産しやすく、突然の仕様変更にも対応しやすいのがメリットだが、逆に数多くのパーツを扱うため間違いが生じやすく、スタッフの力量で個人差が出やすいというデメリットもある。



 これらの課題を、どのように解消しているのだろうか。実際の生産工程を見ていこう。



●各工程で貫かれている品質管理体制



パーツの受け入れ



 まずは各種部材の入荷だが、海外からのパーツは細かな仕様書が届く前に先に部材が到着することもままあるという。そういった場合は黄色いラップを巻き、受け入れNGは赤いラップを巻くなどして、生産側が視認でき、把握しやすい状態にしている。



 部材は全てシリアル番号が割り当てられ、バーコードを付与して個体管理を行っている。抜き取り検査を実施して、仕様書と見比べるという作業も行っているという。



パーツのピッキング



製造ライン



 パーツのピッキングとチェックが終わったら生産ラインに移る。1人で1台を作るセル生産方式をとっており、仕様書のバーコードを読み取ると図面が立ち上がり、それに従って組み上げていく。仕分けされたPC1台分のパーツは、組み立てに入る前に再度チェックがなされ、タグを機械に読み込ませて必要なパーツかどうかを照らし合わせる。



箱詰めライン



 出荷するPC全てで行っている負荷テストをクリアーした製品は、最終チェックを経て箱詰め作業が行われ、晴れて出荷されていく。



 PCは半導体製品だけに必ず不良品が発生するが、リペアラインを併設することで、万が一の部品交換も迅速に行えるという。また、製造が完了した製品の中から抜き取り検査が実施される。この作業は、製造部門とは別組織の品質管理部が行っており、内容によっては納期を変えてでも品質を優先させるという。



 こういった生産時の品質チェックだけでなく、出荷後1カ月以内、1年以内に発生する不良率を定量的に計測していくことで、不良発生率を大きく低減することができたとのことだ。



 “令和”を迎えて生産拠点を強化したマウスコンピューター。BTOメーカーの原点となるスピーディーな開発と製造から出荷、それらをリーズナブルな価格で提供することに磨きをかけることで、今まで以上に国内市場で存在感を増していくのだろう。



 毎年夏に行われる同社の「親子パソコン組み立て教室」も、ここ飯山事業所で開催される。こちらのレポート記事も別途お届けする予定だ。


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