逆さまに泳ぐ金魚が“車椅子”で寿命延びる(韓国)<動画あり>

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2019年07月27日 06:32  Techinsight Japan

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補助具の“車椅子”をつけて泳ぐ金魚(画像は『Mirror 2019年7月18日付「Kind-hearted fish lover gives sick goldfish watery wheelchair to help keep it afloat」(Image: Caters News)』のスクリーンショット)
金魚は最適な環境で大切に育てれば10年以上は生きると言われるが、自宅で飼育される金魚は短命なものが多い。金魚の身体が逆さまになったり水面に浮きっぱなしになる“転覆病”も短命の原因の一つだが、韓国のある男性がこの転覆病を患う金魚用の“車椅子”を発明し話題になっている。『The Sun』『Mirror』などが伝えた。

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韓国ソウルでファッションデザイナーをしているヘンリー・キムさん(32歳)は、自宅にある3つの水槽で20匹以上の金魚を飼っている。エサの量を加減したり、水をこまめに換えたりして金魚を大切に育てているヘンリーさんだが、どんなに手をかけて育てても逆さまになったり、水槽の下に沈んだまま動けなくなったり、水面に浮きっぱなしになる“転覆病”に罹って死んでしまう金魚には心を痛めていた。

「次々と犠牲になる金魚をなんとか助けることができないか」―そう考えたヘンリーさんは、インターネットで金魚の情報を集めたり、飼育法のハウツー動画を見るなどして研究し金魚用の補助器を作成することにした。そして試行錯誤を重ねたヘンリーさんはついに、金魚が真っ直ぐ泳げるように工夫された補助器を完成させた。

ヘンリーさんが補助器に使用したのはプラスチックで、金魚が沈まないように重さも調整した。金魚はこの補助器に身体を乗せるとヒレを上手く使うことで自由が利くうえ、身体を真っすぐに保つことができる。へンリーさんはこの補助器を金魚用の“車椅子”と呼んでおり、「今までは転覆病の金魚の寿命は2か月ほどでしたが、車椅子のおかげでずいぶん長生きになりました。1匹はもう5か月も生存しています」と満足した様子で語っている。

「転覆病を発症しやすいのはタイや中国から輸入された金魚が多いようです」と語るヘンリーさんだが、『Daily Mail Online』によると、消化しにくいペレット型のエサやストレスでお腹にガスがたまったり、水温が低すぎたり、体内の浮袋や神経の異常が原因で発症することが多いそうだ。

この金魚の車椅子には「いいアイデアだね」「金魚が喜んでいるように見える」「男性はほんとに金魚が好きなんだね」「金魚が長生きできるなんて素敵」「この金魚は明らかに太り過ぎだと思う。まずは原因を取り除かないと」など様々なコメントがあがっている。

ちなみに2017年にもアメリカで、ペットショップの店員が転覆病の金魚に補助器をつけてあげたことが話題になった。



画像は『Mirror 2019年7月18日付「Kind-hearted fish lover gives sick goldfish watery wheelchair to help keep it afloat」(Image: Caters News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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  • 水質管理が大事と言われるけど、知り合いの金魚ブリーダーは20〜30歳のたくさん育ててる。中国人も金魚好き多いけど韓国にもいるんだな。
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