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親子の対話で“世界に1台しかないPC”を組む夏休み――長野県飯山市で開催

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2019年07月27日 16:22  ITmedia PC USER

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ITmedia PC USER

写真組み立て教室の参加者
組み立て教室の参加者

 マウスコンピューターは7月27日、同社飯山事業所にて「親子パソコン組み立て教室」を開催した。子供もの夏休みシーズンにあたるこの時期、同社の恒例となるイベントだが2019年で10回目を迎えた。



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●10周年を迎え地域にも県外にも根付いたイベントに



 小学6年生とその親子で行う組み立て教室だが、今回は午前中がノートPC、午後がノートPCとデスクトップPCの組み立てという2部構成になり、合計59組(午前が30組、午後が29組)の親子が参加した。



 この組み立て教室は事前申し込み制で、抽選を経て当選した親子が参加できる仕組みだ。倍率は2018年度に比べて1.8倍に上昇しており、10年を経てすっかり定着したイベントになったようだ。一番遠方からの参加者は兵庫県からという。



 当選者は、あらかじめ自分たちが組み立てるPCの構成を自由に選べ、事前に申し込みを済ませるスタイルだ。しかも、購入価格は特別価格が適用されるため、通常の購入よりもお得に手に入れられる。“世界に1台のPC”を注文するにあたって、綿密な家族会議を行った参加者が多いようだ。このあたりは後述する。



 1番の人気構成は、Core i3やCeleronを搭載したPCで、次いでCore i5、Core i7搭載PCが続くという。やはり手頃な価格のmouseブランドの人気が高いが、中にはG-TuneやDAIVブランドのモデルを選んでいる参加者もいた。



 組み立て教室を前に、同社の小松社長は「この組み立て教室は10回目を迎えることができました。ここに来るまでにどういったPCを組み立てるのか、楽しみにしてきたかと思います。これから学校でプログラミングの授業がある他、中学校や高校、大学、そして社会人となってもPCを使えることは武器になります。ぜひ組み立て教室を楽しんで、ものづくりの体験をしていってください」とあいさつした。



 続いて、長野県飯山市の新家智裕副市長が登壇し、「最近、私にとってうれしいことが続いています。1つは飯山高校が初めて甲子園への出場を決めたこと、もう1つはこの組み立て教室に皆さんが来ていただいたことです。午前の部は30組の内、16組が県外からいらっしゃっています。世界に1つのPCを組み立てていってください」とエールを送った。



●まずはパーツの宝探し(ピッキング)から



 マウスコンピューターのPCを組み上げる工程は別記事に詳しいが、ここでもまさに同じ手順を踏んでいく。



 参加者のグループに1人ずつ、先生として工場の方々がサポートに入っている。最初に先生から、静電リストバンドと静電手袋、そして「部品を探せ!!」と書かれた宝探しの地図を手渡され、参加者はパーツのピッキングを行う。



 制限時間は10分で、自分が注文したパーツを宝探しのように集め、コンテナに入れていく。この時点で気が変わってパーツを強化したくても、できないのがもどかしいくらい充実したパーツが倉庫には並んでいる。



●PCを構成する各パーツの説明から組み立て前の“親子トライアル”も



 パーツ集めが終わったら、先生による「パーツ説明」に移る。CPUとは何か、メモリとは何か、といった基本的なことから、ヒートシンクやグリス、排熱の解説まで加わるのが頼もしい。



 パーツの説明が終わると、「親子トライアル」が開催される。これはいきなりPCを組み立てる前に、ウォーミングアップをかねてノートPC用のメモリや無線LANアンテナを取り付けるものだ。



 このトライアルは先生がノータッチとなり、参加者自身で乗り越えないといけない。制限時間は15分で、組み上げる早さを競うのではなく、仕上がりやきちんとパーツがとめられているか、配線は美しいか、親子が共同でやっているのかといった観点で審査が行われ、上位入賞者にはキーボードやマウス、ヘッドセットといった景品が贈呈される。



●メインイベントのPC組み立て



 休憩時間を間に挟んで、いよいよPCの組み立てが行われる。作業台にはあらかじめネジや工具が置かれているので、画面の電子マニュアルに従ってメモリやストレージなどを組み込んでいく。



 中でも、午前中の部で最高スペックのG-Tuneを注文した参加者にうかがった。注文したPCは、CPUに6コア12スレッドのCore i7-9750H、メモリは16GB、GPUはGeForce GTX 1650、ストレージは256GBのM.2 SSDと1TBのHDDという何とも豪華な構成だ。



 さぞかし、お父さん中心でスペックが組まれたのかと思いきや、驚きの展開が。



筆者:ずいぶんとハイスペックな構成ですね



お父さん:実際に使うのは女房で、年賀状やフォトアルバムの作成、PTAの書類作成とかですよ



筆者:え、ずいぶんと手堅い内容ですね



お父さん:普段使っているPCの調子が悪くて、運よくこの組み立て教室に当選できたので、秋葉原のマウスコンピューター直営店に息子と足を運んで調べたんですよ。17型だとサイズが大きいので15型がいいなとか、見た目のかっこよさとかを比較しました



筆者:それはしっかりしてますね



お父さん:普段はWii Uでマインクラフトとかをやっている息子が、展示されているゲーミングPCにも興味を示して、G-Tuneのロゴがかっこいいと言い出して。女房もMicrosoft Officeが一緒に注文できるならちょうどいいじゃないというようになって。実際に見ていくうちに、家族が興味を持ち始めたんです



筆者:それは(マウスコンピューターさんの)狙い通りですね!



お父さん:そうしたら、メモリは増やして、CPUも高速にして、ストレージはSSDとHDDにしてと話がふくらんじゃって、もうお財布は悲鳴を上げています



 どうやら、お父さんが自作PCに造詣が深く、アドバイザーとして家族を話しに引き込んでいったら大いに盛り上がって“世界に1台のPC”ができあがったようだ。



お父さん:ここに来る前に、家にある壊れたデスクトップPCを開けて息子と予習をしてきたんですよ。でも、普段は見ることが少ないパーツやケーブルを実際に触ったり、専門家の先生に教えてもらったりしながら、自分のPCを組み立てられるのは貴重な機会ですよね



 PCが完成すると、修了書と記念品が手渡される。組み上がったばかりのPCと先生を交えて記念撮影が行われ、箱に梱包(こんぽう)して教室は終わる。



 無事、PCに電源が入ると各所で歓声が上がり、拍手が続く。“自作PC”のブームは過去の話となったが、この教室のように、世界に1台のPCを家族で話し合って決めて注文し、さらに自分の手で組み立てるという体験は何物にも代えがたいものだ。



 8月3日〜4日には沖縄で「夏休みこども自由研究 in 沖縄コンベンションセンター2019」が開かれる。単なる家族旅行では終わらない、新たな“自由研究”で過ごす夏も十分にアリと感じたイベントだった。


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