全日本F3選手権第15戦SUGO:宮田がポール・トゥ・ウインで今季5勝目、ファステストも記録し完全勝利

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2019年07月28日 18:01  AUTOSPORT web

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今シーズン5勝目を挙げた宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)
全日本F3選手権第15戦は7月28日、宮城県のスポーツランドSUGOで25周の決勝レースが行われ、宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)がポール・トゥ・ウインで今季5勝目を飾った。2位にはサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)、3位には小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が入った。

 週末最後のレースは、第13戦の結果でスターティンググリッドが決定されている。ポールシッターは宮田で、フェネストラズがフロントロウにつけた。2列目にはそれぞれのチームメイト、小高とエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)が並び、ハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark F3)、大湯都史樹(TODA FIGHTEX)が3列目となった。

 この週末、夜は雨に見舞われたが昼間は晴天が続き、第15戦も強い日差しが降り注ぐ中でスタートが切られた。第14戦はミスで出遅れてしまった宮田だが、今回は抜群の蹴り出しでスタートを成功させ、イン側に並ぶフェネストラズをけん制しながら1コーナーへ。小高、アーメドとグリッド通りに通過していく。序盤からトムスのペースが良く、宮田は2周目にはフェネストラズとの差を1.4秒まで広げ、小高は0.5秒差までフェネストラズを追い詰めていた。

 宮田は4周目に1分14秒899、6周目に1分14秒999と、唯一14秒台を記録しながら速いペースで周回。5周目にはフェネストラズとの差が3秒になる。フェネストラズも1分15秒台の前半から中盤でペースを乱さず周回を重ねていき、序盤に詰まっていた小高との差を少しずつ広げていった。

 トップの宮田から5番手を走行するニューウェイまでがほぼ単独走行の状態。中盤からは、宮田もペースが下がり、フェネストラズと同等のラップタイムで走行。ここからは大きく差が広がることはなかったが、この時点で5秒近くまで築かれたギャップは詰まることはなく、宮田がこの週末2度目のトップチェッカーを受けることとなった。序盤に記録したタイムでファステストラップも獲得し、フルマークで今季5勝目を飾った。

 フェネストラズは逆転はならなかったが、週末の3レース全てで表彰台を獲得。3位には小高が入った。小高は15周目の1コーナーでオーバーランを喫し、一時アーメドに差を縮められたものの、接近戦までには至らずポジションを守り切って週末2度目の表彰台獲得となった。

 マスタークラスはDRAGON(TEAM DRAGON F3)が6勝目。第14戦では単独スピンを喫しリタイアとなったが、第15戦では25周の長いレースを完走し、シリーズポイントを重ねている。

全日本F3選手権第15戦スポーツランドSUGO 決勝結果
Pos.No.MCDriverCar NameCarLapsGrid136宮田莉朋カローラ中京 Kuo TOM’S F317F317/トヨタ-トムス251211サッシャ・フェネストラズB-Max Racing with motopark F3F314/スピース252337小高一斗カローラ中京 Kuo TOM’S F317F317/トヨタ-トムス253465エナム・アーメドB-Max Racing with motopark F3F312/スピース254528ハリソン・ニューウェイB-Max Racing with motopark F3F312/スピース25562大湯都史樹TODA FIGHTEXF319/トダ25678片山義章YTB by CarlinF315/スピース257812大津弘樹ThreeBond F318F318/スリーボンド東名259935河野駿佑RS FINE K&N F318F318/HWA258107エステバン・ムースYTB by CarlinF317/スピース25111151アメヤ・ベイディアナサンB-Max Racing with motopark F3F315/スピース25101230MDRAGONTEAM DRAGON F3F314/スピース2512

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