“国宝級のいい人”キアヌ・リーブスに新たな神エピソード

数々の“いい人エピソード”がネット上で拡散され急激にファン層を増やしている俳優のキアヌ・リーブス（54）。そのため“インターネットの恋人”などと形容されることも多いキアヌだが、このほど彼の新たな“いい人エピソード”がまた1つ明らかになった。

数々のヒット映画に主演し、俳優として不動の地位を築いてきたキアヌ・リーブス。『トイ・ストーリー4』では、バイクスタントマンのおもちゃ“デューク・カブーン”の声を担当し、母国カナダ愛を炸裂させた強烈なキャラクターが好評を博している。

そんな映画界の大スター、キアヌのプライベートは驚くほど質素で、地位や名声、そしてハリウッドのきらびやかなパーティーシーンには全く興味がない様子。そのため下世話なゴシップネタとはあまり縁のないキアヌだが、最近はもっぱら彼の“いい人エピソード”がインターネットを賑わせている。

一般人とのセルフィーにはいつでも気さくに応じるナイスガイのキアヌだが、女性と写真に写る際には自身の手を女性の背中あたりで浮かせ、腰には決して手を回さない配慮を忘れない紳士ぶりだ。

今年3月には、ロサンゼルスへ向かう途中の飛行機が緊急着陸を余儀なくされたキアヌが、他の乗客のために着陸先の豆知識をシェアするなど臨機応変な行動力を見せ、「『スピード』のジャックさながら」と称賛を集めた。

このようにキアヌの“いい人エピソード”は枚挙にいとまがないのだが、豪出身のニコル・ルイス＝ジェイコブズさんがまた1つ、彼の人となりを裏付ける体験を豪紙『Herald Sun』に語っている。

それは3年前、ニコルさんがバケーションで訪れていたビバリーヒルズで道に迷ってしまった時に起こった。たまたまそこを通りかかった“男性”にニコルさんが道を尋ねると、彼は運転していたポルシェで目的地まで連れて行ってあげると申し出たそうだ。ニコルさんは右も左も分からない外国の地で見知らぬ人の車に乗ることに抵抗があったため、素性の分からないこの“男性”の意図を確認しようと質問攻めにしたところ、キアヌがやっと自身の正体を明かしたという。

ニコルさんはその“男性”がキアヌだと最初は全く気付かなかったそうだが、その後彼の黒いポルシェに乗せてもらい、無事目的地にたどり着くことができたとのこと。キアヌはニコルさんを目的地に届けたのち、ニコルさんの夫や子供達、そしてその日会う予定になっていた友人らに電話をし、彼女が無事であることを伝えてくれたそうだ。ニコルさんは3年前、このエピソードをキアヌとのツーショット写真とともに自身のFacebookでも公開していた。

ニコルさんは、

「本当に夢のような出来事でした。キアヌの車には、映画の台本が置いてあったんです！　夫に『キアヌ・リーブスの車に乗っている』と連絡したのですが、彼は私の頭がおかしくなったと思ったようです」

と3年前のエピソードを振り返り、「あの時は本当に感動しました。キアヌは『とっても楽しかったです』と言ってくれたんですよ」と明かした。しかしきちんとしたお礼ができなかったことを悔やんでいるようで、

「またあの場所へ戻って、あの時の写真を渡したいですね。キアヌにギフトを渡すためなら、私は何だってするつもりです」

と彼と再会できることを夢見るニコルさんであった。

米国ではその人となりを“国宝級”と絶賛されているキアヌ・リーブス。今後もたくさんの“いい人エピソード”が、インターネットを賑わせてくれることは間違いないだろう。

画像2枚目は『Nicole Lewis-Jacobs　2016年3月29日付Facebook「As alot of you know I do not post many things on Facebook but I finally decided to post this for everyone to see where ever you are in the world.」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　c.emma）