情報は詰め込まない 伝わるプレゼンのやり方

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2019年07月28日 22:31  新刊JP

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『20字に削ぎ落とせ』(朝日新聞出版刊)
プレゼンや会議などで一番伝えたいことが相手にうまく伝わらなかったという経験はないだろうか。

伝えようとすればするほど、話が長くなってしまうもの。しかし、「相手に伝わる」とは言葉をつくすことではなく、徹底的にメッセージを絞り込むことが大切。言葉を削ぎ落とす勇気が必要なのだ。
そして、伝えたいことをどんな相手にも伝えるための方法が「20字で語る」というスキルだ。

『20字に削ぎ落とせ ワンビッグメッセージで相手を動かす』(リップシャッツ信元夏代著、朝日新聞出版刊)は、プレゼンや営業で、初対面・アウェイでも相手が動き出す方法を紹介している。

■大切なメッセージは20文字にまとめる

プレゼンでのミスのひとつは、伝えたいことが多すぎて分散する「あれも、これも」プレゼンになること。いろいろな情報を提供しようとすると、情報過多になって重要なメッセージが薄れてしまう。
プレゼンには、最も大切なメッセージはこの一点、というものがある。そのたった一つの大事なメッセージを「20字」で語ることで、より明確に意図した通りに伝わると著者は述べる。
なぜ「20字」なのか。それは人間がだいたい15字から20字程度のフレーズが覚えやすいといわれているからだ。相手が誤解するのを避けて明確なメッセージを相手に伝えるには、違う解釈をしようがないくらいまでに削ぎ落とした短いフレーズにすべきなのだろう。

■プレゼンは「聞き手が主役」である

また、本書からもう一つプレゼンのテクニックを紹介しよう。
語るときは、「聞き手」の視点になって話すことが大切だ。よい語り手とは「聞き手視点」で話ができる人だと著者は述べる。
では、具体的にどうすればいいのか。「聞き手」を主語してみるのだ。それだけでも印象は大きく聞き手視点に変化する。たとえば、「今日は私の英語の勉強法のコツをお伝えします」を「今日は皆さんに、英語の勉強法のコツをお持ち帰りいただきます」に変えるのである。
プレゼンはあくまで「聞き手が主役」であることを忘れないようにしたい。

自分の意見や伝えたいことをうまく伝えられない。そんな人は、20字に削って語ることを意識してみてはどうだろう。そうすれば、聞き手もしっかり耳を傾けてくれるはずだ。

(新刊JP編集部)

このニュースに関するつぶやき

  • 【聞き手が主役】というのはその通り。だからこそ、【無駄な情報は含めない】のは当然ですが、素人相手か専門家相手かで状況は全然違う。情報を詰め込まない薄っぺらなプレゼンでは聞く価値のない無能アピールにしかならないこともあるでしょうに。
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