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“元アウトローのカリスマ”瓜田純士、新曲を発表! アンチコメントに殺人予告も飛び出す事態に……

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2019年07月30日 09:32  日刊サイゾー

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日刊サイゾー

写真撮影=おひよ
撮影=おひよ

 “キング・オブ・アウトロー”こと瓜田純士(39)が愛妻と共に、2作目のミュージックビデオ(MV)『Alba della Sicilia〜シチリアの夜明け〜』(feat.dj TVXI & Kombow)をYouTubeで発表した。曲調は軽快なラテンポップだが、リリック(歌詞)はマフィアの悲恋物語。イタリアに行ったことがないのにシチリアをテーマに選んだ理由は? MVはどこで撮影したのか? 制作の裏話を夫妻に聞こうとしたら、開口一番、純士の口から殺害予告が飛び出し、しまいには夫婦ゲンカが始まった!

――新曲のMVを拝見しました。

瓜田純士(以下、純士) YouTubeのコメント欄、見ましたか? 新曲を批判している奴らが何人かいましたが、俺、あいつらを●すんで。俺、体懸けるんで、刑務所に面会に来てくださいよ。「実話」とつくような雑誌は差し入れられないので、単行本の差し入れをお願いします。俺、満期で行く覚悟なんで。

――落ち着いてください! 新曲を批判というのは、「曲はいいけどMVがダメ」という主旨の書き込みのことですか?(現在は削除済み)

純士 はい。やれ動画がつぎはぎだとか、やれうちの嫁の歩き方がお水くさいだとか、しまいにはカモメの数が多いということにまで文句をつけやがって、ほんと腹が立ちますよ。

――それだけ熱心に見てくれている、ということではないでしょうか?

純士 (耳を貸さずに)ああいうことを言う奴に限って、サザン(オールスターズ)が同じようなMVを撮ったらベタ褒めするんですよ。しかも、あれだけの長文でダメ出ししておきながら、俺のことを「兄貴」とか呼んで、怒られないように予防線を張っているのが一番腹立つんですよ。そんなの極道の世界で「兄貴、みんなが思っていることなので言わせてもらいますけど、今日のスーツにこのネクタイ、マジないっすよ」とか、「兄貴のためを思って言いますけど、兄貴の連れている女、マジないっすよ」なんつったら殺されますよ。

――確かに(笑)。

純士 実際にイタリアまで行くカネがないから、いつものYouTubeのメンバーで経費もかけずにイタリアっぽくやってみましたよ、というコンセプトなのに、ゴチャゴチャ言いやがって!

――あのMVは、どこで撮影したのでしょう?

純士 汐留のイタリア街です。イタリア街つっても日本ですから、福山通運のトラックとかも普通に走っているわけですよ(笑)。それはさすがにカットしたけど、日本語のポスターとかはわざと入れ込んだわけです。

――それが瓜田さんならではのお茶目さだと。

純士 そうそうそう。完璧な美とかクオリティを求める奴はディズニーランドで遊んでろ、って話ですよ。こっちは安っぽささえも味になる浅草花やしき感覚で遊んでいる。そのあえてのクオリティに水を差すような奴らは、どうせつまんない人生を送っているんですよ。かわいそうになってきちゃいますよ。

――怒りは収まったでしょうか? では楽曲の話に入ります。今回はなぜイタリアを舞台にしたリリックなのでしょう?

純士 季節ごとに1曲ずつリリースしたいと考えていて、春に出した1曲目は自叙伝みたいな感じだった。2曲目も似たような自叙伝系だと、自分の中で二番煎じになっちゃう。さて、どうしようと考えているときに、あ、そうだ、海外の裏社会を舞台にしたら面白そうだなとひらめいたんですよ。もともとマフィア映画が好きなんで、マフィア発祥の地であるイタリアのシチリアを舞台にしたらどうだろう、と。

――真島昌利作詞作曲の「アンダルシアに憧れて」を思い出しました。

純士 制作中に、それも頭をよぎりました。ただ、俺は作家なので、「アンダルシア〜」よりもリアリティがなくちゃいけないと思いました。イタリアには行ったことがないけど行ったことがあるように書くには、調べるしかない。『熱帯夜』(フィリピンを舞台にした瓜田の小説)と同じ発想ですね。

 今回もそういう感じで、イタリアのアングラ事情みたいなリリックを書ければいいなと思いました。書く際に注意したのは、ただのそれっぽい単語の羅列にはしたくないということ。現地の人が見て、「なんだこれは? バカにしてんのか?」となるのは避けたかったんですよ。

 たとえば「山口組のサムライが芸者に恋をして、桜吹雪が舞うなか富士山頂で抱き合い、ササニシキを食べながら京都の大文字焼きを見下ろす」みたいなストーリーになったらバカ丸出しでヤバいじゃないですか。

――(笑)。

純士 だから、時代考証をしっかりやりつつリリックを書きました。たとえば「脱ぎ捨てられたチャッカブーツ」という言葉が出てきますが、これはその時代に活動していたマフィアが実際に好んで履いていたもので、フェラガモが作ったトラメッザというメンズラインのブーツなんですね。そういう史実をちゃんと調べつつ、街の名称とかにも誤りがないかを調べつつ書いていったら、勝手にストーリーが出来上がった感じです。

――前作とは打って変わって、明るい曲調なのが意外でした。

純士 まず、ただのラップじゃないんだよ、瓜田夫婦はいろんなジャンルをできますよ、という器用さを見せたかった。また、どうせ発表するならバズらせたかったので、いま世界で最も視聴回数が多いといわれるジャンルにしたんですよ。ラテンポップ? あるいはレゲトンっていうのかな? レゲエのようなノリにラテン系の歌詞が入るような曲。

――それは初挑戦の領域だったと思うのですが、迷わず飛びつき、すぐさま発表してしまうスピード感が瓜田夫婦の強みですね。

純士 ラップ初挑戦で前作の「recollection〜遠い日の記憶から〜」を完成させた時点で、今後はどんなジャンルでもできるだろうと思ったんで。最初はもっとゆっくりな曲調にしようかとも思ったんですけど、「どこにでもある感じで退屈や」と嫁が言うもんだから、セオリーを無視していろいろ聴き比べてみた結果、稲妻が落ちるような感じで「これだ!」というトラックを見つけました。前作同様、Kombow氏のトラックです。

――セオリーを無視するところがアウトローの瓜田さんらしいですが、そこを「素人くさい」と捉える視聴者もいるようです。

純士 俺は音楽で食ってきたわけじゃない。ただの物書きなんですよ。だから俺らがやっていることを、監督目線であれこれダメ出しする奴らが出てくる。こっちがフレッシュな感じだから、上から教えてやろうという凡人の発想でね。

 いきなりこんなベートーヴェンみたいな天才が現れて、その音楽に耳なじみがないからって、既存のものと照らし合わせながら「ああしたらいい」「こうしたらいい」と型にはめようとする。そんな奴らには、ちょっと待ってくれと言いたいです。瓜田夫婦は最初から違うだろ、と。セオリーだのなんだの言いだしたら、見た目から何から全部改造しなけりゃならなくなる(笑)。

 一見アウトローっぽいけど実は型にはまったミュージシャンといえば、湘南乃風の若旦那とMINMI(2016年に離婚)とかがいるわけじゃないですか。ディスるわけじゃないけど、彼らはアーティストとして完成されていて、ちゃんとしたレールに乗っている。そういう人らの「いろいろあったね、俺たち」っていうストーリーを求めるならば、最初からそっちを聴いてくれ、という話なんですよ。瓜田夫婦を一緒にするな、と。

 振り子打法のイチローだって、プロデビュー当時に(土井正三)監督からフォームを変更しろと言われたらしいじゃないですか。でもイチローはそれに従わず、自分のスタイルを貫いて、あれだけの選手になった。俺も一緒。型にはめようとする声に従って、ありきたりな完成度を目指すようだったら、つまんない表現者になっちゃう。だからこのスタイルは変えません。負け惜しみじゃなく、腹が立っているわけじゃなく……いや、存分に腹は立っているんですけど(笑)、腹が立っているのはそいつらのセンスのなさに対してなんですよ。

――なるほど。

純士 汐留のイタリア街で、いつものプロファイリングのカメラマンと、遊び半分でMVを作ってみた。カネも時間もかけていないからツッコミどころ満載だけど、曲は良くない? と思ってもらいたくてやっているんですよ。そのへんの機微をわからない奴は、今すぐチャッカブーツを履いて船着き場に来い! リリックの通り、チャカで頭蓋骨を撃ち抜いてやるから。

――瓜田さんのラップと奥様の歌が、何度も入れ替わる展開が新鮮でした。

純士 俺が日本語ラップで、嫁まで日本語ラップだとつまんないから、真逆を掛け合わせていくことにしました。語り口調で暴走する旦那を、シンガーである嫁の美声でふたをする。それを何度も繰り返す構成です。男女デュオだと展開も多くなるから、目も耳も飽きずにより良く聴こえる効果もあるんじゃないかと。

――フック(サビ)が印象的ですが、あの歌メロは瓜田さんが考えたんですか?

純士 楽譜を書けないので鼻歌で作った感じですけど、おおまかなメロディは俺が決めました。でも結局、レコーディングの最中に嫁のアーティスト魂が炸裂して、勝手なアレンジを加え始めたので(笑)、そのへんは夫婦合作ということになりますね。

――レコーディングの所要時間は?

純士 2時間です。俺のパートは一発録りで、10分程度で終了。残り時間はすべて嫁のパートの録音でした。そこは性格の違いで、俺は予習をきっちりして行って、一気に集中して終わらせたいタイプなんだけど、嫁は逆。「なんとかなんねん」と予習もせずに行って、現場でのひらめきを頼りに納得いくまで粘り強くやるタイプなんですよ。嫁は俺のことを「どんだけ出たがりやねん!」とツッコミつつ、「もっとウチにも歌わせてよ(笑)」と言って、どんどん自分が出しゃばってきた。

 しかも、DJのTVXI氏には譜面も何も見せていないし、鼻歌も聴かせていないのに、「ここの語尾は高く上げんのか、低く下げるんか。どっちがええと思う?」とか言いだして。録り終わってミックダウンする段階になってからも、嫁は「ここは高いほうがええわ」とかDJに何度も注文するわけです。俺はせっかちだから「どっちでもいいから早く完成させよう」と思ったけど、嫁は完璧主義だから「妥協すんのは絶対にアカンねん」と言って、いつまでもDJとやりとりをしている。

 しまいにはDJが「勘弁してください。そもそも僕、譜面も見ていないし原曲のメロディも知らないんですから、高いだの低いだの言われても知りませんよ!」と音を上げそうになったので、俺が平謝りする羽目に……。

――と、旦那様は言っていますが、奥様の言い分はいかがでしょう?

瓜田麗子(以下、麗子) ウチはお祭り好きやから、せっかくいろんなバージョンを録ったんやったら全部を使うてほしいとお願いしただけですよ。そんなウチのことを純士は気に入らんかったみたいやけど、こっちかて気に入らん点はあるわ。なんやねん、あのMVは! (純士が編集を担当した)MVを見て、「奥様の歩く後ろ姿がタバコを買いに行くお水みたい」と文句を言うてる視聴者がおったけど、ウチもまったく同感です。なんであの後ろ姿、使うねん! 使うな、言うたのに!

――動画がアップされる前に、直してもらえばよかったじゃないですか。

麗子 純士は、ウチが何度も口出しすることを嫌がるんですよ。編集が終わらなくなるし、大ゲンカにもなるから。でも横顔のアップだけはどうしても使ってほしくなかったから、そこだけはブーブー文句を言うて消してもらいました。MVの中でイタリア語の単語が差し込まれる場面が数カ所ありますよね? あれ、もともとはウチの横顔のシーンやったんです(笑)。だから余計、動画がつぎはぎな印象になっちゃったんですよ。

――奥様が満足している点はありますか?

麗子 トラックを選ばせてくれたのはよかったです。純士は独特の色っぽい声をしているので、あれぐらいアップテンポな曲に、聴き取れないぐらいの早口で言葉を詰め込んだほうがハマると思ったんです。最初は抵抗していた純士ですが、「よく聴くと味があるな」と受け入れてくれたのがうれしかったです。

――非常に良い曲だと思いましたよ。

麗子 すったもんだありつつも、最終的におしゃれな感じにまとまったから、「まいっか、ハハハ」となりました。前作もそうでしたが、夫婦ゲンカを何度も何度も重ねた末に、やっとこさ完成した作品なんですよ。

純士 レコーディング日もMVの撮影日も、ケンカが絶えませんでしたからね。嫁を連れ出すのも一苦労でしたから。「レコーディングは6時からって決まっているんだよ。そろそろ行くぞ!」と声をかけても、「嫌や。8時からにならへんのか? ご飯食べてからがいい」とゴネ始める。「じゃあ、さっさと食べて出かけよう」とせっついても、「ご飯食べたらおなかが出るし顔もむくむねん。もうちょい待ちぃな」とか言われるんですから。

 MVを撮影後、9時間かけて編集した試作品を見せたら、「この横顔、ブサイクやわ。なんで撮影前にご飯食べたんやろ?」とか言われても、知らねーよ! って話じゃないですか。顔が映ると文句を言うから、文句を言われない後ろ姿をメインにしたんですよ。そしたら今度は視聴者から「奥様の歩き方ダメだ」と指摘され、「どうしてちゃんと歩かなかったの?」と嫁に聞いたら、大ゲンカになってしまいました。

麗子 ウチは初めから、「後ろ姿しか使ったらアカンで」と言ってからイタリア街に向かったんですよ。それやのに、試作品を見てみたら顔も映っているし、ええ感じのシーンは全部カットされていたから頭に来たわ!

純士 今の言葉、ちゃんと録音しましたよね? 俺はまさにそう聞いていたんですよ。「後ろ姿しか使ったらアカン」と。となると当然、編集では後ろ姿だけを使いますよね? そしたら「あの正面を向いたカメラ目線が一番のお気に入りやったんや。なんで使うてくれへんかったんや!」なんてことを平気で抜かす。事前に聞いていたことと全然違うことを後から言いだすんですよ。おまけに撮影当日は替えの衣装を忘れるし。

麗子 忘れてへんわ! カバンの奥に入れといたのに、純士がアホやからそれに気づかへんかっただけや!

――夫婦で仲良く制作していたのかと思いきや、裏では激しい争いが起きていたんですね。そして、その遺恨はいまだに尾を引いているという……。

麗子 ですから、ダメ出しのコメントは極力控えていただけたらな、と。これ以上、夫婦ゲンカの火種を用意されたら、ホンマに離婚に発展するっちゅーねん!

純士 瓜田夫婦の作品は、トラブルやアクシデントさえも丸ごと真空パックしたナマモノなんですよ。そういうドタバタを想像しつつ、温かい目で見守ってくれたらうれしいですね。
(取材・文=岡林敬太)

※瓜田夫婦『Alba della Sicilia〜シチリアの夜明け〜』(feat.dj TVXI & Kombow)デジタル音源配信中
https://linkco.re/2svr55GZ

※瓜田純士のYouTube好評配信中(瓜田純士プロファイリング ) https://www.youtube.com/channel/UCv27YAy0FZ-4wwisy5zPmeg

※「“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士、かく語りき」の記事一覧 https://www.cyzo.com/cat8/outlaw_charisma/

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