三越伊勢丹がヤフーと子育て女性向けに商品開発、検索ワードや知恵袋のビッグデータを活用

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2019年07月31日 18:03  Fashionsnap.com

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ロングスカート着用イメージ Image by: 三越伊勢丹ホールディングス
三越伊勢丹ホールディングス(以下、三越伊勢丹HD)がEC限定で展開しているSPAブランド「アームインアーム(arm in arm)」は、ヤフーと共同開発したロングスカートを9月下旬から同ブランドの公式サイトで販売する。
>>顧客の意見を反映した商品を販売、三越伊勢丹EC限定の新ブランド「アームインアーム」とは?

 アームインアームは「あなたとわたしとみんなでつくるもうひとつの三越伊勢丹」をテーマに、顧客とともにデイリースタンダードなアイテムを作っていく「EC特化型・顧客共創型SPAブランド」として展開。インスタグラムの「アンケート機能」などを活用し、ユーザーが着用したいアイテムについて意見を募り、座談会を定期的に開催することで顧客の声を反映した商品開発を行っている。
 両社は商品開発にあたり、「Yahoo!検索」の検索キーワードや「Yahoo!知恵袋」の質問の書き込みといったビッグデータを統計化し、AI技術によって解析することで、同ブランドのターゲットに含まれる子育て中の女性の服装に関するトレンドや悩みを抽出。その結果、小柄な体格の女性がロングスカートに高い関心を持っており、着こなしや自転車の利用、抱っこ紐との合わせ方、静電気などに悩んでいるということがわかったという。
 今回発売するロングスカートは抱っこ紐と合わせやすいようにポケットの位置を調整し、自宅で洗える素材を使うなど、集計結果や座談会で得られた意見を反映。小柄な人でもバランスよく着こなせるよう、丈やボタンの色を追求したという。価格は現時点で未定。両社は同商品の反響を踏まえ、今後もビッグデータを用いたアパレル商品の開発およびファッションテックの推進に着手する予定だ。 
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