スピードワゴン小沢一敬、動画で漫画家・福本伸行を直撃! 「ぐにゃあ」の意外な誕生秘話も

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2019年08月01日 11:11  リアルサウンド

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 スピードワゴンの小沢一敬が7月26日、自身の公式YouTubeチャンネルにて、『アカギ 〜闇に降り立った天才〜』や『カイジ』シリーズなど知られる人気漫画家・福本伸行をゲストに迎えた動画「好きな脇役を当てるまで帰れません【前篇】」を公開した。


(参考:1億円争奪『リアルカイジGP』プロデューサー陣が語る「忖度しない」番組づくり


 敬愛する福本の登場に、「すいません、本当にすいません、こんなところまで……」と恐縮しきりの小沢。ふたりは以前、麻雀の大会で卓を囲んだことがあるそうで、福本は「僕が『あぁ、なんだこの牌が来るのか……』なんて言っていたら、小沢さんが『先生、先生、心の声が聞こえてる!』ってアドバイスをしてくれて(笑)」と楽しそうに振り返っていた。楽しく麻雀を打つ福本と比較して、小沢は淡々と打つタイプのようで、「強い人の典型ですね」と分析されていた。


 その後、麻雀や互いに縁のあるロックバンド・THE BLUE HEARTSについて語り合ったあと、スタッフが用意していた企画に挑戦することに。「福本伸行が好きな脇役キャラTOP3を当てるまで帰れません」というものだ。ファンが憧れる天才からギャンブル狂、少し情けない人まで、数々の印象的なキャラクターを描いてきた福本は、どの作品の誰を気に入っているのか?


 企画を聞き、ほとんど迷わずに回答を決めた福本は、「『最強伝説 黒沢』から1人、『カイジ』から2人」と小沢にヒントを出す。小沢はまず、ウォーミングアップとして伝説的な麻雀漫画『天 天和通りの快男児』からお気に入りのキャラクターを当てさせてほしい、と提案。ここで小沢は、ノーヒントで「原田」と答え、これがなんと一発正解。「当たっちゃった! もうちょっと遊びたかったの!」と慌てていた。ちなみに「原田」は、関西を拠点にする暴力団の組長で、非情かつ鋭い日本刀のような麻雀を打ちながら、男気も見せる人気キャラクターである。


 原田が心情を吐露するシーンが好きだという福本に、「先生が書いてるんですよ!」と小沢。「キャラクターが勝手にしゃべり出すって、本当にあるんですか?」と聞くと、福本は「ありますね」と即答した。「キーのセリフで、こういうカッコいいことを言わせよう、というのはある。普通は、自然にそこに向かって、かつ決めの言葉を効果的にするにはどうしたらいいか、というバランスで作っていくんでしょうけど、『筆が走る』っていうことはありますね」とのことだ。


 企画よりも、作家・福本伸行への興味が止まらない小沢は、福本作品の特徴的な演出である「ぐにゃあ」(キャラクターが主に想像を超えた悪い状況に直面したときに、「ぐにゃあ」と顔や体を歪ませるもの)についても質問。「あれ、麻雀で何度もなってるんですよ。あの感覚は、麻雀で知ったんですか?」と聞くと、福本は「結婚するはるか前に、東京から北海道まで自転車で旅行に行ったんですよ。そこでとても素敵な女性に出会って、連絡先を交換して。その子が住んでいる静岡に遊びに行くことになったんだけど、女子に全然免疫がなかったもんだから、その子のアパートの階段が『ぐにゃあ』としたんです」と、意外にも甘酸っぱい思い出を語っていた。


 そんなこんなで企画は進まず、8月2日公開の後編に持ち越されることに。次回は『カイジ』シリーズの好きな脇役キャラを当てる、というところからスタートするようで、ファンの多い作品だけに、さらに関心が集まりそうだ。


(向原康太)


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