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子どもに「自分で片づけられるようになってほしい」と願い、収納本やテレビの特集を参考にお母さん自身がお片づけを頑張っているということをよく耳にします。
子どもにお片づけができるようになってもらうには、やっぱり本人が意識するということが一番大切です。
たくさんのおもちゃの中から、自分に必要な物だけを残すことは、とても難しいものです。ですが、「何でも必要」としてしまうと頭もお部屋もあっという間にいっぱいになってしまいます、と語る伊東さん。
今回は『3歳からできるお片づけ習慣』の著者「お片づけ先生®」伊東裕美さんに、この著書にもある、子どもが自分でお片づけをできるようになるために必要な”適正量”の考え方についてご紹介いただきます。
適正量とは、何をどれだけ持っているか把握できる量をいいます。
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おもちゃの適正量は、親御さんではなく、子ども自身が何を持っているか把握できる量を意識する必要があります。その子のおもちゃに対する思い入れにより量は左右されます。また大きさや収納方法により異なります。
目安として、0歳〜2歳くらいまではお母さんが量を管理しますが、3歳くらいからは、子どもが把握できそうな量を意識してください。
●子どもが把握できそうな量の目安
・3歳くらいから段ボール2箱程度
・5歳くらいから3箱程度
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・7歳くらいから段ボール4箱程度
●収納スペースの目安
・3歳なら押し入れの6分の1くらい
・5歳なら押し入れの5分の1くらい
・7歳なら押し入れの4分の1くらい
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兄弟がいる場合でも、考え方は同じで各自がそれぞれ管理できる量が適正量です。
例えば、1つのものを兄弟で共有している場合、もの自体は1つしかなくても、兄弟全員の持ち物の容量にそれぞれ加えて考えます。共有物だけ持ち物の容量と別に考えると、子どもは持ち物を正確に把握することが難しくなります。
また、持ち物は少ないに越したことはありません。兄弟で共有するものが多いほど、合計で考えるとものの量を減らすことができます。
(1)モノに愛着をもち大切にできる
(2)収納棚を買い足す必要がなくなる
(3)自分ひとりで簡単に片づけられる
把握できる量を知るということは、=容量を決めるということ。つまりモノが増えづらくなります。
買い物や貰い物などでモノが家に入ってきたとき、どう考えられると思いますか?
容量が明確だと、新しいものが増えたときに今あるモノを入れ替えようと考えることができます。
その方法をとることで、収納棚を増やす必要もなくお部屋のスぺ―スを有効に使うことができます。
更におもちゃがスッキリ収納されていれば、子どもでもこの状態をキープしたい。キレイは気持ちいい!と感じることができます。
いかがでしたか?
夏休み休暇のタイミングで、親子で持ち物の適正量を意識した収納にぜひ変えてみてください。
【参考・画像】
※ 伊東裕美(2019)『魔法の声かけで子どもが自分で動きだす! 3歳からできるお片づけ習慣』(日本実業出版社)
※ Iakov Filimonov、Oksana Kuzmina / Shutterstock
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