2PM Jun. K、SEVENTEEN DK、MONSTA X キヒョン…類まれな歌唱力持つK-POPアイドル

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2019年08月05日 10:21  リアルサウンド

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『Jun.K(From 2PM)Solo Tour 2018“NO TIME”』(DVD)

 K-POPのアイドルたちには類稀なる歌唱力を持ったメンバーが多くいる。ハードルの高いオーディションや、厳しく長い練習生生活の後、デビューを勝ち取ったK-POPアイドルたちは、その時点で他よりも才能にあふれていると言えるが、今回は数多くいる「歌唱力の高いアイドルたち」の中から、3人のボーカリストを取り上げてみたい。


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■圧倒的な声量と歌唱力のJun. K(2PM)
 2PMのメンバー、Jun. Kは圧倒的な声量と歌唱力を持つボーカリストだ。音源を聴いてみただけでも彼の歌の上手さを感じることはできるが、一番凄さを感じさせてくれるのは、生のパフォーマンスだ。大きな会場でも躊躇することなく伸びる声と、全くぶれることのない音程、そして声量。彼の歌は会場の空気をあっという間に飲み込むほどだ。


 彼の歌を堪能するならば、バラード曲だろう。特に彼が好んで使うフレーズを冠した曲「NO LOVE」は、Jun. Kが作詞作曲した壮大なバラード曲だ。これこそJun. Kの真骨頂と言える曲の一つだろう。静かに始まるピアノのイントロから、一気に盛り上がっていく後半まで劇的な展開に圧倒される。そしてこの曲の主役は彼の歌に違いないのだ。


 現在、Jun. Kは兵役中で、来年には音楽界に戻ってくる予定だ。バラード以外にもラップもこなし、R&Bやヒップホップスタイルも難なくこなすJun. Kだが、兵役を経て戻ってきた時に、また新しい世界を私たちに見せてくれるかもしれない。歌声を聞かせてくれる日が待ち遠しい。


■最近はミュージカルにも出演するDK(SEVENTEEN)
 多彩な才能を持つ13人組のグループ・SEVENTEEN。パフォーマンス、ヒップホップ、ボーカルという3つのチームに分かれているが、今回特に注目したいのはボーカルチームのメンバー、DKだ。13人という大所帯ゆえに、グループ活動内でのパート割りでは決して多くはないが、そのクリアな声はグループの中でも耳を惹かれるものがある。


 前述した通り、大所帯のグループ内ではパートが少ないが、DKはソロでカバー音源を出している。このMVを見てみると彼の歌唱力の高さをしっかり感じられるだろう。SEVENTEENのアップテンポな曲ではクリアでまっすぐな力強い歌声が特徴的な彼だが、バラードでは優しさの中にあるパワフルな表現力に耳を奪われる。


 最近ではその歌唱力を認められ、ミュージカルにも挑戦している。ミュージカルにはただ歌うだけではなく、演技をするという能力を求められてくる。このミュージカルの挑戦によって、DKの表現力はさらに磨きがかかるかもしれない。


■ブルージーな声色の持ち主・キヒョン(MONSTA X)
 MONSTA Xにこんな独特な声色を持ったメンバーがいたことに驚いた。それがキヒョンのソロでの歌唱を聴いた時の感想だった。グループ内のパフォーマンスではなかなか気づかないのだが、ソウルフルでブルージーな歌声にはびっくりさせられた。


 まずは、この『覆面歌王』にキヒョンが出演した時の動画を見て欲しい。この番組は顔を隠すことにより先入観をなくして歌のうまさだけで競うという音楽番組だが、マスクをかぶったキヒョンが歌いだすと、雰囲気がガラッと変わる。誰も彼がMONSTA Xのメンバーだとは思っていないかのように、ブルージーな歌声に惹きつけられている。


 デビュー前からキヒョンの歌唱力は素晴らしいと言われていたが、この『覆面歌王』でのパフォーマンスにより先入観なしに歌声を聴いてもらえたのは良かったのではないだろうか。今後、彼の歌の世界が広がっていくのがとても楽しみだ。


 今回取り上げた3人以外にもK-POP界には個性豊かな多くの“歌うま”なアイドルたちがいる。


 歌唱力も、声量も、表現力も、声色も、まさに十人十色。それぞれが誰かを魅了する力を持った、素晴らしい歌い手たちなのだ。ぜひ、心惹かれる“歌うま”アイドルを見つけて、彼らの歌の世界に魅了されてほしい。きっと、その中にあなただけの唯一無二の歌手が見つかるはずだ。(西門香央里)


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