『ノーサイド・ゲーム』ラグビー人気の起爆剤となるか 初心者でも手に汗握り楽しめる試合シーンに期待

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2019年08月05日 18:52  Techinsight Japan

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君嶋GM役の大泉洋とアストロズ・柴門監督役の大谷亮平
大泉洋が主人公となる社会人ラグビーチームのゼネラルマネージャー・君嶋隼人役を演じるTBS系日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』第4話が8月4日に放送された。今回も劇中で「世間の多くは社会人ラグビーの試合をやっているなんて知らない」、「日本ではラグビーでは飯を食っていけない」という趣旨のセリフが聞かれたように、本作では日本におけるラグビー人気の低さを嘆く場面が度々出てくる。『ラグビーワールドカップ2015』で日本代表が南アフリカ代表を破った「ブライトンの奇跡」に続く五郎丸歩ブームにより日本でのラグビー認知度は高まったものの、野球やサッカーに比べるとまだまだというのが現状だろう。そんななか、このドラマを通じてラグビーファンが増える可能性に期待したい。

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トキワ自動車経営戦略室次長だった君嶋隼人(大泉洋)は府中工場総務部長に左遷され、ラグビー部・アストロズのゼネラルマネージャー(GM)を兼務することになった。その君嶋が城南大学ラグビー部を3連覇に導きながら更迭された柴門琢磨(大谷亮平)に熱心に頼んでアストロズの監督を引き受けてもらう。

柴門のラグビーセンスと練習プランでアストロズの選手たちは力をつけてチームワークを固めていく。一方では君嶋の発想により、ボランティアで清掃活動やラグビー教室を行い地域の人々に溶け込むことでファンを増やしていった。

第3話のラストではアストロズのホームスタジアムのスタンドを地元ファンの人々が埋めて感動を呼び、そして第4話からいよいよラグビーの試合が本格的にスタートする。

スタンドで柴門監督やアストロズ・アナリストの佐倉多英(笹本玲奈)が「そこでパスだ!」、「相手が得意なスクラムで勝てば俄然有利になります」といった解説を口にして、ラグビー未経験のGM君嶋を唸らせる。

アストロズはホームゲームこそ多くの観客が訪れたものの、遠征試合では相変わらずスタンドがガラガラだった。しかし試合は勝ち続け、そのたびに柴門や佐倉の解説で君嶋はラグビーの魅力に引き込まれていくのだ。


そんななか、アストロズの佐々一(林家たま平)は仕事でミスをして仲間に迷惑をかけ、試合でも活躍できずに肩身の狭い思いをするが、アナリストの佐倉を手伝ってデータの整理するなど陰ながらチームに貢献していた。そうした見えない努力がチームを支えているところにも光が当てられている。

第4話ではアストロズのライバルである格上チーム・サイクロンズを応援していたはずの府中グリーンカントリークラブ責任者・青野宏(濱津隆之)が、ミスを謝りに来た佐々のアストロズに対する熱意に打たれ「良いチームなんだろうな」とアストロズの試合に足を運ぶなど、小さな感動シーンも見逃せない。

『ラグビーワールドカップ2019日本大会』は9月20日から始まるが、まだ盛り上がり方が少ない感は否めないだろう。『ノーサイド・ゲーム』はラグビーをよく知らなくとも見せ場をフィーチャーした試合シーンでは手に汗握って楽しめるとあり、その盛り上がりにひと役買ってくれそうだ。

画像は『日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」 2019年8月4日付Instagram「今週もご視聴ありがとうございました!」』『林家たま平 2019年8月4日付Twitter「撮影終わりました!なんと楽屋に差し入れで米津玄師さんから頂戴しました ありがとうございます!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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  • 家からチャリで10分の熊谷ラグビー場で時々撮影しているらしい。陸王しかり暇ならエキストラで出たいと思うが、そこはいろいろアツい熊谷だ。テレビの前だけで熱くなろうw
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