チーズ好きが多い都道府県、第1位が意外過ぎる 北海道はトップ3圏外に

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2019年08月05日 20:02  Techinsight Japan

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日本でも300を超える工房でチーズが作られている
お酒のおつまみやおやつにそのまま食べても、料理のアクセントとしても重宝するチーズ。このチーズに関する全国調査が今年7月に実施された。調査対象となったのは、全国47都道府県の10代〜80代の男女100名ずつ、合計4,700名。これによって最もチーズ好きの人が多い都道府県が決定したのだが、意外にも1位になったのは、チーズよりも別の食べ物のイメージが強い都道府県だった。

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まず「チーズは好きですか?」との直球質問をしたところ、「好き」と回答した人が54.1%、「どちらかと言うと好き」が34.6%となり、実に約9割(88.7%)の人がチーズ好きということが分かった。


その理由としては「料理に合うし、ビールのつまみに最高(新潟県・48歳男性)」「昔から大好き、濃厚で香りが好きだから(秋田県・44歳女性)」「健康に良さそうだし、味も好みです(山口県・60歳男性)」「そのまま食べても美味しいし、料理に使っても美味しい。 味そのものがとても好きだから(高知県・42歳女性)」「カルシウムが摂れる。料理の隠し味に便利(香川県・49歳女性)」「しっかりたんぱく質が摂れ、小腹がすいた時にちょうどいいから(三重県・63歳女性)」などが挙げられ、味そのもの以外にも栄養面や利便性に言及する声もあった。

そこで都道府県別に調べてみたところ、チーズが「好き」と回答した人が一番多かったのは、「新潟県(68.0%)」だった。2位は「秋田県(64.0%)」、3位は「山口県(62.0%)」という結果に。米やその米から作られる日本酒のイメージが強い県がランクインし、チーズや乳製品、酪農のイメージがある北海道は意外にもトップ3には入らなかった。日本酒はチーズと同じ発酵食品であるが、何か関連があるのだろうか。

チーズにもさまざまな種類があるが、次はその人気を調査。その結果、1位:プロセスチーズ(25.7%)、2位:カマンベールチーズ(21.0%)、3位:モッツァレラチーズ(17.5%)となった。ここにも地域差があるようで、クセがなく食べやすい「プロセスチーズ」が多くの県で人気だったが、山形県、富山県、山口県、愛媛県においては「カマンベールチーズ」の人気が高く、特に山形県(32.0%)、富山県(30.0%)では、3割以上の人が「カマンベールチーズ」が最も好きと回答している。


またヨーロッパのイメージが強いチーズだが、「国産」と「外国産」のどちらが好きかを聞いたところ、「国産」と回答した人が圧倒的に多く、85.9%もいた。実は日本でも300を超える工房でチーズが作られているそうだ。この調査をした楽天では、日本全国の特産品を紹介する「まち楽」内に特設ページ「国産チーズの美味しさ、楽しさ、新発見 “チーパーク”」を開設し、さまざまな国産チーズの販売や情報発信を行っている。


最後に、日本の食べ物と一緒にチーズを食べるという人に、その食べ方を質問したところ、試してみたいものから味が想像しにくいものまでバラエティ豊かな回答が出揃った。「豆腐と卵を混ぜてチーズを乗せてトースターで焼く(山口県・31歳女性)」「沢庵の燻製(いぶりがっこ)にチーズを乗せたもの(大阪府・58歳男性)」「温かい塩ラーメンに、溶けるチーズを入れて食べる(山形県・63歳男性)」「納豆 味噌汁 梅干し(山梨県・31歳女性)」「海苔×チーズ 明太子×チーズ(高知県・32歳男性)」「鰹節(長崎県・51歳男性)」「ワサビをつける(栃木県・56歳女性)」など自分の好きなように工夫して食べている人も多いようだ。チーズにはどこかアレンジして食べたくなる魅力があり、自分ならではの美味しい食べ方を発見していっそう好きになる食べ物なのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)

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