“負け組”高校生が歌って踊って暴れまくる　『アナと世界の終わり』10月ソフト化＆配信決定

　ゾンビとミュージカルが融合した映画『アナと世界の終わり』のBlu-ray＆DVD発売、デジタル配信が決定した。

参考：青春ゾンビミュージカル誕生の背景は？　『アナと世界の終わり』監督が語る、キャラクターの重要性

　本作は、思春期の高校生たちの葛藤と成長を描いた青春ストーリー。高校生のアナは、イギリスの田舎町で父と二人暮らし。学校では、ダサい幼なじみのジョンや暑苦しいほどラブラブなカップルのクリス＆リサ、嫌がらせが止まらないオラオラ系の元カレ・ニック、SNSでソウルメイトを探し続けるステフなど、くだらない連中ばかり。パッとしない毎日を送っていたアナは、この町から抜け出すことばかり考えていた。あるクリスマスの朝、アナとジョンはいつも通り学校に向かっていると、ゾンビ化したスノーマンに遭遇。アナと仲間たちは、ゾンビに蝕まれたこの田舎町から、そして死んだように生きる人生から、脱出することを決意する。

　監督を務めたのは、『Where Do We Go from Here？（原題）』のジョン・マクフェール。主人公のアナを『スティールワールド』などのイギリス人女優エラ・ハントが演じた。

　本作は、スペインシッチェス・カタロニア国際映画祭ミッドナイト・エクストリーム部門での最優秀作品賞受賞を始め、エディンバラ国際映画祭、アムステルダムド映画祭、富川国際ファンタスティック映画祭など、世界中の映画賞を席巻。さらに、『アベンジャーズ／エンドゲーム』ら話題作がノミネートされている本年度「サターン賞（Saturn Award）」では、ベストインディペンデントフィルム部門にもノミネートされた。（リアルサウンド編集部）