セブパシフィック航空、東京/成田〜クラーク線就航 ハブ空港の接続性訴求

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2019年08月09日 17:51  TRAICY

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セブパシフィック航空はきょう8月9日、東京/成田〜クラーク線を開設した。同社にとってクラーク発着の日本路線開設は初めて。月・水・金・日曜の週4便を、エコノミークラス180席を配置したエアバスA320型機で運航する。

クラークはフィリピン・ルソン島のパンパンガ州の都市。首都マニラから北に約100キロに位置し、経済特別区として日本企業も多く進出しているほか、語学留学先としても注目が高まっている。セブパシフィック航空では、混雑化するマニラの補完機能を果たしているクラークをハブ空港として運用しており、セブ、カティクラン、タグビララン、ダバオ、シンガポール、マカオ、香港などへ直行便を展開している。今般、東京/成田とを結ぶ路線を就航することで、ハブ機能のさらなる拡大を目指す。また、観光やビジネスでルソン島北部・中部を訪れる旅行者の潜在市場拡大を狙う。

セブパシフィック航空のキャンディス・イヨグ マーケティング/販売担当バイスプレジデントはクラークについて、「かつて米空軍基地の拠点でもあり、世界トップクラスの食事、遺産巡り、経済活動やゴルフが体験できる魅力的な土地」とアピールした。セブやマニラと比べ、日本人観光客にとっては馴染みの薄い都市だが、ハブ機能を活かした接続性や料金などをプロモーションにつなげる考えだ。また、クラークに進出する日本企業のビジネス客にも利便性を訴求していきたいという。搭乗率については「85%以上を狙っている」とした。

9日、成田空港に着陸したクラーク発の初便5J5068便は、放水車のウォーターキャノンによる歓迎を受けて98番スポットに到着した。ターミナルでは初便の到着と出発に合わせて記念式典が行われ、東京外国語大学フィリピン民族舞踊部がダンスを披露。また、東京/成田発の初便5J5069便に1番目にチェックインした乗客には、最初の搭乗者として目録が手渡された。

▲成田空港に到着した5J5068便

▲搭乗客に記念品を手渡す松本知彦日本支社長(右)ら

▲搭乗客に配られた記念品

■ダイヤ

5J5068 クラーク(07:00)〜東京/成田(12:30)/月・水・金・日

5J5069 東京/成田(13:15)〜クラーク(17:00)/月・水・金・日

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