阪本順治、青山真治、李相日、三島有紀子ら、柄本佑×瀧内公美『火口のふたり』に絶賛コメント

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2019年08月11日 11:11  リアルサウンド

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『火口のふたり』(c)2019「火口のふたり」製作委員会

 8月23日により新宿武蔵野館ほかにて全国公開される『火口のふたり』に、各界著名人が絶賛コメントを寄せた。


参考:柄本佑、『火口のふたり』絡みのシーンで瀧内公美をリード!? 荒井晴彦監督の裏話も


 直木賞作家・白石一文による同名小説を原作とした本作は、主演に柄本佑と瀧内公美を迎え、『ヴァイブレータ』『共喰い』などの脚本家・荒井晴彦が、監督第3作目として描いた、男と女の不確実な愛を描いたR18+作品。


 結婚前に昔の恋人と再会し、抑えきれない衝動の深みにはまっていく危ういふたりを描いている本作は、未来を見据えて選んだ結婚と、本当に好きな人との恋愛、どちらが正しい選択なのか?という究極の問いを観る者へ投げかける。


 この度、いち早く本作を鑑賞した各界のプロフェッショナルたちから本作への絶賛コメントが到着。作家、脚本家、映画監督など、“物語”を作るプロたち8名が、その思いを綴っている。


<著名人コメント>
■柚木麻子(作家)
神話のようなラブストーリーを、デストピアを生きぬいていく女の子の前日譚に作りかえることに成功している。


■窪美澄(作家)
決して切り離すことのできない二人の欲望は、自らの尾を飲み込むウロボロスの蛇のようだ。
彼らはどこまでも健やかで、清らかで、現代の神話のなかに息をひそめている。


■阪本順治(映画監督)
『身も心も』『この国の空』に次いで、荒井晴彦監督の3作目。
荒井さんの本質がもっともバレた作品。性描写が続くが、すべてが腑に落ちた。
どんな社会的メッセージよりも、からだが語ることばが、現代(いま)を物語るんだと教えられた。
これは、誰にも真似できないほどの凄いこと。
この作品は、“心の中”をからだで示す“心中”映画。
柄本佑がいいのは当然だが、存じ上げなかった分、失礼ながら、瀧内公美は、あまりにかっこよい!


■青山真治(映画監督)
傑作すぎて非常に動揺している。
70過ぎの高齢者にこんな若い映画を作られてはたまらない。


■李相日(映画監督)
火口とは、女性への入り口なんだろうか…
奥底に、いつ噴火するか分からないマグマを抱えている
恐ろしいけどその懐で溶かされたい。そんな女性の奥深さに魅入りました。


■三島有紀子(映画監督)
この世の終わりであっても、ふたつの鼓動は寄り添いながら、ただ、激しく打ち続ける。
その愛おしさといったらないんじゃないでしょうか。
荒井さんって、ほんとに優しいんだよなあ。人間に。だから好きです。


■丸山昇一(脚本家)
丸裸の人間と人間の包み隠しようがないぶつかりあいこそ、
映画を見る最大の喜びのひとつと、再認識されることでしょう。


■内館牧子(脚本家)
昔から荒井晴彦のファンである。
よく観て、よく読んで来た。
その中でもこれは間違いなく荒井の代表作だと思う。
「鬼才」の鬼才たるゆえんを、ぜひ観てほしい。


(リアルサウンド編集部)


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