「ママ友ランチ会」でドン引き!? 子どもの年齢偽りドリンクバー代をケチるママに困惑……

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2019年08月12日 19:02  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

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今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 ママ友間では、「ランチ会」なるものがよく開催されているという。昼食を食べながら、育児の悩みや夫への愚痴などを語らう場となっているというが、その際LINEは、複数のママ友たちと予定を合わせるための最適なツールなのだそうだ。

 都内で生後7カ月になる女児を自宅育児中の慶子さん(仮名)は、現在、専業主婦。そのため、ママ友ランチ会が唯一の社交場だと語る。子どもを同じ保育園や幼稚園に通わせているママ同士が友達になるケースが一般的だが、最近では月齢が低い頃から外出をするママも増えたため、出会い方も多様だ。

「ずっと派遣社員として働いていたのですが、35歳になったとき、妊活のために仕事を辞めました。結果的に、すぐ自然妊娠でき、都内の有名な産院で出産。地方にいる母と仲が良くないのもあって、里帰り出産は視野にありませんでしたね。その産院では、同じ週に出産したママさんたちと“お祝い膳”と呼ばれる豪勢な料理を最後に食べるんですが、その時に、LINEを交換したママや、産院主催のベビーマッサージで知り合った月齢が近いママと友達になり、ランチをしています」

 慶子さんは、ママ友と1カ月に1度くらいのペースで、ランチ会をしたり、赤ちゃん向けのイベントに出掛けたりしているという。

「ママ友ランチでは、離乳食の進み具合や、予防接種のスケジュールなどを共有し合っています。育児雑誌だけでは得られない情報が入ってくるので、例えば成長具合について『うちの子だけではないんだ』とほっとできることも。あと、ママ友ランチでは、キッズカフェを利用しているのですが、暑すぎて外遊びができない子どもを思いっきりボールプールで遊ばせられ、かつ私もママ友と話せるので、だいぶ気分転換できますね」

 しかし、ママ友付き合いの中で、新たなる悩みが生まれたそうだ。「うちの産院は出産費用が高額なため、比較的高齢出産のママが多かったんです。仲良くなったママさんは、みんな正社員で、それなりの役職に就いて働いているワーママで、今は保活の話題で盛り上がっています」と、慶子さんはやや落ち込んだ口調で語る。

「キッズカフェで撮った写真をLINEで交換したり、今は交流が続いているのですが、グループのママさんが『もうすぐ保活で忙しくなるから、暫くランチは無理かな』って連絡がきて、さみしくなりました。私は専業主婦なので、子どもが幼稚園に入園するまで自宅育児予定なんです。LINEのグループで、1人だけ話についていけなくなる日も近いのかもって。このままみんなが保育園に入園すると、ママ友が減ってしまうのではないのかと、心配になっています……」

 関東近県で3歳になる男児を育児中の由紀子さん(仮名)は、幼稚園のママたちとのランチ会に気を使うと語った。彼女の息子が通っている幼稚園は、制服もスモックと帽子だけで、近隣でも費用が安い方の庶民的な幼稚園だという。

「近隣に高層マンションが建ったため、『都内は無理でも郊外なら』という理由で、こちらに引っ越してきたファミリーが増えています。保護者会の後は、決まってファミレスで子連れのランチ会が開かれるのですが、その際、引っ越してきた組のママとの間に、壁を感じることがあるんです」。

 由紀子さんの属するママ友グループは、ランチ会をする際、事前に「〇〇に食べに行きませんか?」といった提案をLINEのグループチャットで行うという。

「最近引っ越してきたあるママ友がグループチャットに、『あの店はサービスが良くない』『ここら辺のママたちを味方につけないと、生き残っていけない』というような上から目線の書き込みをしていて驚きました。地元のことをよく知らないのに……」

 それ以来、そのママ友から不満が出ないように、サービスが一律なファミレスでランチ会を行うようになったそう。

「そのママ友の子どもは、私の息子のクラスメイトで、現在3歳なんですが、この前一緒にファミレスに行った際、店員さんに『3歳からはドリンクバーが有料』と伝えられると『うちの子は2歳です』と言おうとしていて、引いてしまいました。結局、子どもの方がそれを遮って『3歳です』と店員さんに伝えたものの、後からママに怒られていたんです。その姿を見ていたら、付き合いを考え直したいなと思いましたよ。『そんな節約の仕方をするなら、無理してタワマンを買わなくてもいいのに』とも……」

 しかし、子ども同士の付き合いがある限り、園ママとの関係は切れないという。「そのママを抜きにした新しいグループチャットを作るのも気が引けますし、バレたら面倒ですしね」と由紀子さんはため息をついていた。

 平日の昼間でも、高級住宅街と呼ばれる地域にあるカフェや、ホテルのビュッフェ、都内にある人気パンケーキの店などには、入口にずらっと海外製のベビーカーが並び、賑わいを見せている。2歳になる男児と、1歳になる女児を育児中の美穂さん(仮名)は、「休職中で暇を持て余しているので、昔の職場のママたちとランチをしている」と語った。

 美穂さんが以前勤めていた企業は、大手IT企業。夫が取締役などになっている同僚もいるため、ランチ価格が数千円するのが悩みという。

「前職は忙しくて辞めたのですが、社員寮に入っていたこともあり、同僚とはとても仲が良く、付き合いが続いているんです。今の会社の人には会いづらくって……というのも、うちの子たちは年子なので、育児休暇を延長している手前、気が引けるというか……。それで、前の会社のママたちと会っているんですが、昼から子連れでオーシャンビューのホテルビュッフェを食べに行ったりしているので、夫から『ママ会なのに贅沢しすぎ』とあきれられています」

 彼女は「LINEで『次のランチ会はここにしよう』と店を提案されると、『高いな……』と思いつつも、『もう少し安いところはどう?』なんて言えなくて。でも、たまに都心の方にオシャレして出かけないと、育児だけだと取り残された感じがするので不安になるんです。だから彼女たちとの付き合いは辞めるつもりはないですね」という。

 傍から見るとわからないが、参加するママ一人ひとりの心情はそれぞれのようだ。ストレスを溜めずに参加できる会になるよう、グループとの距離感の持ち方を見つめ直すことも大切なのかもしれない。
(池守りぜね)

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  • 早い時間帯に毎週年金ババアの女子会(?!)に遭遇するが、素行にせよ話題にせよ破壊力が増してるぞ。聞き耳立ててない人間にまで会話内容が伝わるような集団は、とりあえず屋外で集まろう。
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