レアル・マドリードを率いるジネディーヌ・ジダン監督が、同クラブのカスティージャ(Bチーム)に所属する日本代表FW久保建英について話した。クラブ公式サイトが16日に伝えた。
ジダン監督は、17日に敵地で行われるリーガ・エスパニョーラ開幕節のセルタ戦に向けた前日会見に出席し、久保について言及。バジャドリードへのレンタル移籍が噂されているが、自身に近いカスティージャ残留を望んでいるようだ。
「クボはレアル・マドリードの選手で未来がある。移籍市場が閉まるまでは、どんなことも起こりうることは理解している。だが、彼がここに残留して、カスティージャでプレーし、成長してほしいと思っている。彼はレアル・マドリードの未来だから、それが重要なんだ」
現在18歳の久保は、今夏にレアル・マドリードに加入。北米ツアーではトップチームに帯同し、7月21日のインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)2019・バイエルン戦でレアルデビューを飾った。ドイツで行われたアウディカップ2019にも帯同したが、その後のオーストリア遠征には参加せず、8月7日に元スペイン代表FWラウール・ゴンサレス氏が率いるカスティージャに合流。翌8日にはテストマッチに先発出場し、デビューを果たしていた。
ただ、ジダン監督が以前、「クボにはカスティージャ(Bチーム)でプレーしてもらおうと考えているが、トレーニングはトップチームとともに行う予定だ」とコメントしたとおり、久保はトップチームの練習に参加している。クラブ公式Twitterが16日に公開した練習の映像では、久保はドイツ代表MFトニ・クロースやスペイン代表MFイスコらとともにパス回しに参加していた。
https://twitter.com/realmadrid/status/1162275722175500288