ドローン「Aerones」で行う風力発電タービンや高層ビルの掃除・メンテナンスが画期的

1

2019年08月17日 06:21  Techable

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Techable

写真
クリーンエネルギーの代表格である風力発電だが、そのメンテナンスはなかなか大変だ。

そこで活躍するのが、ラトビアのAerones社のドローン「Aerones」。風力発電タービンや高層ビルの掃除やメンテナンスを安全に効率よく、安価に行ってくれる。
・風力タービンの清掃、コーティング、除氷を行う風力発電タービンに虫や土、鳥の糞や氷が付くと、ブレートの効率が失われて寿命も短くなってしまう。

現在、ヘリコプターや暖房システムなどを使ってメンテンスが行われているが、安価ではない。また、錆びもブレートの効率を低下させ、錆び除去費用がメンテナンス費に占める割合は大きい。

Aeronesは風力タービンの清掃、コーティング、除氷を行い、タービンの発電効率を高めてくれる。すべてのプロセスは自動で安全に行われ、Ultra HDカメラによって監視撮影される。Aeronesを使った除氷は安全で、5倍速く5倍安価に作業ができるということで、その効果は大きい。
・高層ビル清掃や高層ビル火災の消火にも大活躍Aeronesは高層ビル清掃や高層ビルなどの火災の消火にも大活躍する。水と電気を地上から絶え間なく供給できるのが特長だ。

高層ビル清掃の際には、高圧洗浄で清掃を行い、垂直移動も平行移動も自由自在。その安全で速い作業は監視され、風力タービンの清掃と同様にUltra HDカメラで撮影されるので安心。

そして、火災が発生するとAeronesは6分で地上300mに到達し、すぐに消化活動を開始する。ドローンに2つのホースが装着され、水と電気がずっと供給される。消防車のはしごが到達できる高さは通常70mということで、その差は歴然だ。

ドローンの利点を活かして、安全に効率よく作業をしてくれるAerones。これからの展開が期待される。

Aerones

このニュースに関するつぶやき

  • 300mだとして必要な水量・水圧に耐えれるホースや電源コードの総重量はどのくらいになるんだろうね。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ランキングIT・インターネット

前日のランキングへ

ニュース設定