ホーム > mixiニュース > トレンド > 青春18きっぷ所持で購入できるフリーパス 「トキ鉄18きっぷ」で何ができる?

青春18きっぷ所持で購入できるフリーパス 「トキ鉄18きっぷ」で何ができる?

17

2019年08月18日 07:00  AERA dot.

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AERA dot.

写真(上)駅窓口で発売される「トキ鉄18きっぷ」の券面見本(下)「トキ鉄18きっぷ」は列車内でも発売されるが、駅窓口発売のものとはデザインが異なる(画像提供/えちごトキめき鉄道)
(上)駅窓口で発売される「トキ鉄18きっぷ」の券面見本(下)「トキ鉄18きっぷ」は列車内でも発売されるが、駅窓口発売のものとはデザインが異なる(画像提供/えちごトキめき鉄道)
 えちごトキめき鉄道(本社・新潟県上越市)では、JRで発売している「青春18きっぷ」の所持者を対象に、えちごトキめき鉄道全線が発売当日限り乗り降り自由になる「トキ鉄18きっぷ」を2019年7月20日から発売している。その活用法などを探ってみよう。


【「トキ鉄 18 きっぷ」の旅ルートプランはこちら】

*  *  *
■特急券別購入で特急利用もできる

 えちごトキめき鉄道は、北陸新幹線の長野〜金沢間延伸を機に誕生した第三セクター鉄道だ。新幹線開業に伴う経営分離を受け、北陸本線の市振〜直江津間(59.3km)と信越本線の妙高高原〜直江津間(37.7km)を同社が継承、前者が「日本海ひすいライン」、後者が「妙高はねうまライン」として運営されている。

 JR在来線とは直江津(信越本線・JR東日本)と糸魚川(大糸線・JR西日本)で接続。直江津を介して信越本線と妙高はねうまラインは直通運転も実施している。

 市振ではあいの風とやま鉄道(旧北陸本線・倶利伽羅〜市振間)が接続し、同駅を発着する全列車が泊や富山方面との直通運転を行っている。

 また、妙高高原でしなの鉄道と、上越妙高と糸魚川で北陸新幹線に接続している。

 現在発売中の「トキ鉄18きっぷ」は、えちごトキめき鉄道全線(97.0km)が1日乗り放題となるフリーパス。特急券(210円)を追加購入すれば、同社内の特急も利用できる(表1)。

 購入・利用に当たっては、当日有効の「青春18きっぷ」を持っていることが条件。購入時に駅窓口や車掌などに提示すればOKだ。ちなみに、当日のスタートがJR線との接続駅ではなく、「青春18きっぷ」の当日の日付(入鋏)印が入っていない場合でも、その旨を駅係員や車掌に伝えて期間中有効の「青春18きっぷ」を提示すればいい。

■2枚のきっぷを存分に生かしたい

「トキ鉄18きっぷ」の発売額は1000円で、「青春18きっぷ」と同様に大人・子ども共通。それに対し、同社全線の普通運賃をみると……。

○日本海ひすいライン(市振〜直江津:59.3km/970円)
○妙高はねうまライン(妙高高原〜直江津:37.7km/670円)
○2路線全区間直通(市振〜妙高高原:97.0km/1660円)

 運賃面では、全線の乗り通しや各路線の往復などで、モトが取れる計算となる。ただし、当日中に「青春18きっぷ」と両方を使いこなすとなると、ちょっと悩ましい点も浮かび上がってくる。

 えちごトキめき鉄道とJR在来線との接続駅は直江津と糸魚川のみ。「青春18きっぷ」は5日(回・人)ぶんで1万1850円だから、2370円が1日あたりの損得分岐点になる。えちごトキめき鉄道管内だけでなく、「青春18きっぷ」を使う行程を工夫しておかないと、ウマ味を享受できない可能性も出てくるのだ。

 ちなみに、JR在来線接続駅の直江津〜糸魚川間の普通運賃は670円。単なる通過だけであれば「トキ鉄18きっぷ」の出番はない。

 しかし、えちごトキめき鉄道は、妙高をはじめとする山岳風景や日本海間近を行くなどの車窓美に恵まれている。また、スイッチバック駅・二本木やトンネル駅・筒石などの見どころが多いのも特徴だ。せっかくのフリーパスなのだから、いくつかのポイントで途中下車を楽しみながら旅を満喫してみたい。

 ここでは一例として、直江津からスタートし、線内の主な見どころで途中下車を楽しみつつ、糸魚川から大糸線に乗り継ぐプランを立ててみた(表2)。

 えちごトキめき鉄道全線を巡るこの案だと、「トキ鉄18きっぷ」1000円に対し、同社線の普通運賃は2860円(新井駅では下車せずに、列車乗り継ぎのみで計算)とかなりおトクといえる。

 大糸線全線にあたる糸魚川〜松本間の普通運賃は2270円とわずかに「青春18きっぷ」1日ぶんに届かないが、松本から篠ノ井・中央本線を乗り継ぐと、東京着は23:22(土休日は23:29)、名古屋着は22:22となり十分にモトが取れる。

 名古屋からは米原などにその日のうちに到着ができるほか、東京行き臨時快速「ムーンライトながら」(名古屋発23:18)への乗り継ぎも可能だ(運転日注意)。

 なお、えちごトキめき鉄道の乗り放題きっぷとして、土休日限定ながら「トキめきホリデーフリーパス」(大人1000円、子ども500円)も2019年9月30日まで発売されている(利用は10月27日まで)。連続する2日間が乗り放題となるので、旅行日や行程次第ではこちらをチョイスしてもよさそうだ(「青春18きっぷ」所持に関係なく購入・利用可)。

 このように、第三セクター鉄道が打ち出すフリーパスにも注目すれば、沿線の観光スポットへの立ち寄りやグルメ、列車撮影など、アイデア次第で旅の楽しみをさらに広げることができるはずだ。(文・植村 誠)

○プロフィール
植村 誠(うえむら・まこと)/国内外を問わず、鉄道をはじめのりものを楽しむ旅をテーマに取材・執筆中。近年は東南アジアを重点的に散策している。主な著書に『ワンテーマ指さし会話 韓国×鉄道』(情報センター出版局)、『ボートで東京湾を遊びつくす!』(情報センター出版局・共著)、『絶対この季節に乗りたい鉄道の旅』(東京書籍・共著)など。

このニュースに関するつぶやき

  • 18きっぷのワープに使えないから売れないと思う。隣県の3セクと共同で、直江津〜富山or金沢or長野を片道運賃より安く売れば売れると思う。智頭急行や肥薩おれんじのような感じでね。
    • イイネ!1
    • コメント 0件
  • 迷わずトンネルの中のワンダーランドに進路をとれwwww
    • イイネ!10
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(7件)

あなたにおすすめ

ニュース設定