DeNA・筒香が連敗止める200号メモリアル弾!指揮官「これから数字は良くなる」

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2019年08月18日 07:12  ベースボールキング

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通算200号本塁打を放ちチームの勝利に貢献した筒香がお立ち台で笑顔を見せる [写真=萩原孝弘]
○ DeNA 8 − 3 広島 ●
<8月17日 横浜スタジアム>

◆ チーム最年少200号到達

DeNAの筒香嘉智が2回、広島の先発・モンティージャが投じた153キロストレートを捉え、ライトスタンド中段に運ぶ24号2ランホームランを放った。

 「力あるストレートを、しっかり打ち返すことができた」と振り返った一打は、プロ野球史上105人目となる200号。ルーキーイヤーの2010年10月7日、阪神の久保田智之から初ホームランを放ってから足掛け10年足らずでの達成となった。27歳8カ月での到達はチーム最年少。球団史上では青田昇、桑田武、松原誠、田代富雄、レオン・リー、村田修一に続いて7人目の偉業だ。

さらに9回には、レグナルドが投じた146キロのストレートをレフトへソロホームラン。200号のメモリアル弾から数時間後には201号を放つなど、この日は猛打賞の大活躍を見せた。

ヒーローインタビューで筒香は、「初」、「100」、「150」、「200」といった区切りのホームランがいずれもハマスタだったことに「高校の時から素晴らしいと思っている横浜スタジアム。何か縁がある。嬉しい気持ちでいっぱい」と語り、ファンに向けて「最後まで全力で戦い抜きます」と宣言した。

 普段ならここで終わるはずだが、横浜高校の先輩である石川雄洋がケーキを手にサプライズ登場。自身の1000本安打の際に送られたケーキのお返しをすると、筒香も「ホントにうれしいです」と笑顔を見せ、ベンチ裏では「チームのためにまだまだ打ちたい。小さいころから携わってくれた方々に感謝したい」と筒香らしいコメントを残した。

 ラミレス監督も「おめでとうございます。200本がいいタイミングで出た。これで優勝争いに踏みとどまれる」と語り、「昨日から“ストライクが来たら絶対仕留める”という感じ。この姿勢で打席に入れば数字はよくなる」と、これからの爆発を暗示していた。

 宮崎敏郎の離脱に伴い、8月9日から5年ぶりとなるホットコーナーを守るなど、献身的な働きでチームを支える筒香。16日の敗戦で5連敗となり、広島に2位の座を明け渡したが、頼れるキャプテンの活躍もあり一夜にしてその座を奪い返した。

 故障者が相次ぎ今後も厳しい戦いは続いていくが、節目の200号をかっ飛ばした主将が、これからもチームをけん引し続ける。


取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)

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