倦怠期とは付き合いたての新鮮な気持ちが落ち着いてきたときにやってくる期間のこと。「慣れ」や「飽き」から、「彼のこと本当に好きなのかな?」「このまま一緒にいてもいいのかな?」という気持ちが湧き上がってくる状態になるのが一般的です。
では、倦怠期には具体的にどんなことが起こるのでしょうか?
・好きだけど、ときめかない
・安心感はあるものの一緒にいても楽しくない
・小さなことでけんかや言い合いになる
・相手の嫌なところばかりが目についてしまう
・スキンシップが減る
・セックスレス
・義務感から一緒にいる感覚がある
・会話があまり続かない
などのサインが考えられます。共通しているのは「楽しい」、「ドキドキする」という感情が少なくなっているということ。好き同士で一緒にいるはずなのに、こんな感情が芽生えてしまったら要注意。
■倦怠期はいつ訪れる?
では倦怠期はいつ訪れるものなのでしょうか?もちろん倦怠期が来ない人もいますし、訪れる時期などもそれぞれ異なりますが、以下のようなタイミングで倦怠期が訪れやすいようです。
●「ラブラブ絶頂期」が落ち着いたとき
出展:セキララゼクシィ
付き合った当初は好きな人と結ばれた嬉しさで心も満たされ、幸せや嬉しさといった感情がふたりを包み込んでいます。ですが、なじんできて理解をしてくると、マイナスな面に気付き始め、そこばかりが目についてきてしまう……。こういった状況が起き始めるのがこの時期みたい。
●見逃してきた【不満の気持ち】が我慢できなくなったとき
出展:セキララゼクシィ
お互いに一緒にいる時間が増え、付き合った当初は関係を崩したくないから黙っていたことも、積もり積もって爆発してしまう。また、「慣れ」からついつい小さなことでけんかになってしまったりすることも。けんかを重ねると本当に好きなの?本当に一緒にいていいのか?と不安な気持ちになる人もいるようです。
|
|
●ときめきやドキドキの【刺激】がなくなったとき
出展:セキララゼクシィ
付き合いが進んでいくと、なぜだかもう相手を知り尽くした気分に。時間がたつとさまざまなイベントは一巡し、一緒に出掛けた場所も増え、相手の性格も理解してくることから、「慣れ」と共に「飽き」が出てくるといわれます。そのため、「刺激」や「新鮮味」がなくなり、マンネリ化が本格化。倦怠期だと感じるカップルが増えるようです。
●恋愛感情というより【安心感】や【情】でそばにいるかもと思い始めるとき
出展:セキララゼクシィ
長く付き合っていると、強いマンネリを強く感じる人が多くなるようです。カップルによっては結婚などのお互いの「将来」を考え始め、「単に好きという気持ちだけでいられないかも……」など、付き合った当初に抱くことのなかった不安を抱え始めることも。
もちろんこれは一例であり、カップルによって考え方はそれぞれ。歩み方も時期も何もかも異なってきます。
■男女に聞いた倦怠期のホンネ
実際に倦怠期を感じるのはどんなときなのか20〜30代の男女に「アンケートを取ってみました。結果は以下の通り。
<男性>
1 倦怠期と感じたことがない …………29.5%
2 ドキドキ、ときめきがなくなった …………27.9%
2 相手にイライラする回数が増えた …………27.9%
<女性>
1 相手にイライラする回数が増えた …………52.6%
2 ドキドキ、ときめきがなくなった …………35.9%
3 身だしなみに気を使わなくなった …………31.7%
意外にも、男性では「倦怠期と感じたことがない」という回答が1位に。
|
|
そんな女性のイライラを感じ取り、男性側も倦怠期を感じ始める。といった流れが多いのかもしれません。
知らず知らず彼にイライラした感情をぶつけてしまっていて、それが現状に繋がっているのかも。
■倦怠期の乗り越え方
出展:セキララゼクシィ
倦怠期の乗り越え方は人それぞれ。実際に彼との間に倦怠期を感じ、乗り越えた女性に、どうやって彼と仲良しに戻れたのかアンケートを取ってみました!
1.ふたりにとってちょうどよい距離感を見つける
●自立する(29歳)
●少しの間距離を置いてみる(28歳)
●休日は好きなように過ごし、相手の生活に干渉しない(22歳)
●相手の一人の時間を制限しない(28歳)
出展:セキララゼクシィ
付き合い当初は「なんでも一緒」で良かったかもしれないけれど、慣れてくると少し窮屈に感じてしまう場合も。適度な距離感を保つことで、ふたりの時間もより大切に感じられるのかも。
2.一緒にいて楽しいと思えるキッカケや、時間をつくる
出展:セキララゼクシィ
●今まで行ったことのないところに一緒に行こうと誘い、新しいことに一緒にチャレンジした(25歳)
●相手が楽しいと思ってもらえるようにあえて面白いことを言ったり、笑わせたりする(29歳)
●同居中で、家の中で身だしなみに気を使わなくなったので、かわいいパジャマを買った(29歳)
●共通の趣味を見つける(27歳)
●貯蓄など共通の目標をつくる(27歳)
行動を起こしてあえて距離を縮める。こんな方法もあるようです。もう一度楽しい時間を共有できるように心掛けることで、恋をした新鮮な気持ちに戻ることができ倦怠期を解消できたようです。
|
|
3.考え方を変えてみる、違った方向から見てみる
出展:セキララゼクシィ
●そもそも倦怠期だ!と思わないように言い聞かせる(28歳)
●ありがとうの気持ちを伝え合う(29歳)
●期待をしない、見返りを求めない(32歳)
●友達の彼氏などのダメ男っぷりを聞いて、自分の彼氏がとっても大事に感じたので初心に帰って接してみた(26歳)
考え方を変えることで余裕が生まれることもあります。毎日同じ気持ちやモチベーションを維持することができないからこそ、「そういう時期もあるよね」と気持ちを切り替えて、相手と一緒にいられることの感謝をしっかり持って接することがとても大切なのです。
■「これからも一緒に過ごしたい」あなたへ
出展:セキララゼクシィ
一緒に過ごした時間が長ければ長いほど、「慣れ」が生まれてきます。それは良い方にも悪い方にも転ぶときがあります。大好きな人だけど、けんかしたくないのに、ささいなことでぶつかったりすることもありますよね。
ですが、長い時間を一緒にいたからこそ、ふたりにしか分からないかけがえのない思い出も多いはずです。
思い出をたどって、嬉しい気持ちや喜びの溢れる時間を「これからも一緒に過ごしたい」という想いがあれば、
ふたりにとって、倦怠期は必ず乗り越えられる「小さな壁」なのかもしれませんよ。
取材・文/小池瑠華
【データ出典】
●ゼクシィユーザーアンケート
調査期間2019/6/18~2019/6/27
有効回答数:160人(女性)
●「ご自身に関するアンケート」
調査期間2019/3/05~2019/3/06
有効回答数:312人(男性)
(インターネットによる20〜30代男性、20〜30代女性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)
●「ご自身に関するアンケート」
調査期間2019/3/05~2019/3/06
有効回答数:312人(女性)
(インターネットによる20〜30代男性、20〜30代女性へのアンケート調査 調査機関:マクロミル)