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ネトフリ「全裸監督」大絶賛に、「ナイスですね!」とは言えないテレビ界の事情

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2019年08月19日 15:30  AERA dot.

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写真Netflixオリジナルシリーズ『全裸監督』で村西監督を演じる山田孝之。配信:2019年8月8日(木)、Netflixにて全世界独占配信【Netflix作品ページ】https://www.netflix.com/全裸監督
Netflixオリジナルシリーズ『全裸監督』で村西監督を演じる山田孝之。配信:2019年8月8日(木)、Netflixにて全世界独占配信【Netflix作品ページ】https://www.netflix.com/全裸監督
「見た?」が業界の合い言葉になっているようだ。8月8日から配信された、動画配信サービスNETFLIX制作の「全裸監督」が話題を呼んでいる。パンツ一丁で伝説のAV監督を怪演した山田孝之(35)の芝居は、観る者すべてを圧倒するほどの凄みを帯びている。すでにネット上では多数のレビューが投稿され、長澤まさみや有吉弘行ら有名人たちもSNSで大絶賛。いったい、何がそんなに凄いのか? 映画配給会社の関係者は次のように語る。

【写真】伝説のワキ毛女優・黒木香を演じたのは?

「前科7犯、借金50億の『AVの帝王』と言われた村西とおるの半生を山田孝之がエネルギッシュに演じており、この物語から放たれる熱量がとにかくすごい。AVの撮影現場のシーンも多く、地上波では絶対映像化できない内容をNETFLIXという“舞台”で描ききっている。また、『1話あたり数億円』とも言われている予算も強みのひとつでしょう。潤沢な予算で歌舞伎町のセットをつくりあげ、ハワイロケも敢行。NETFLIXが制作し、世界で大ヒットとなった麻薬ドラマ『ナルコス』の脚本家をアメリカから呼び、4人チームで1年かけて脚本を練り込み、衣装や小物にも徹底的にこだわり抜いて80年代の雰囲気を見事に再現しています。今の日本のドラマや映画の製作現場では逆立ちしてもありえないことですよ。視聴率やスポンサーに左右されないからこそ、劇中の村西監督よろしく『撮りたいものを撮る』という精神で作られており、それが観たこともない群像劇に昇華している。同じ映像制作の人間として、嫉妬を超えて憧れを抱くレベルですね」

 本作は全世界190か国に同時配信。2年半前に村西役のオファーを受けた山田が、原作にあたる『全裸監督 村西とおる伝』(本橋信宏著)の帯に記された『前科7犯、借金50億』という文字だけを見て「たぶんこれはすごいことが起きる」と即決。村西本人ともディスカッションを交え、役作りに没頭していったという。すでに一気見したという某テレビ局のディレクターは次のように語る。

「山田さんの憑依ぶりはこのドラマの見せ場のひとつ。髪型やフォルムだけでなく、エロにかける熱意がほとばしっていけばいくほど、どんどん村西監督にしか見えなくなっていきます。本作がデビューとなった新人俳優・森田望智さんの黒木香役も凄い。決してモノマネではなく、性に悩むヒロインというテイストをうまくくみ取りつつ、文字通り体当たりの演技を披露しています。今後、絶対にブレイク確実な女優さんだと思いますね。また、撮影現場ではハリウッド式を採用して『1日10時間以下の健康的なスケジュール』だったとか。そのゆるやかなスケジュールで全8話を撮るのに3か月近くかかったそうですが、これも潤沢な予算があるからこそ。主演の山田さんも『今までで一番楽しかった現場だった』と公言しているように、何から何まで日本の撮影現場とは違ったんでしょう」

■表舞台から姿を消した黒木香にも注目集まる

 潤沢の予算だからこそ成立した衝撃の問題作。その一方で、アダルト業界の舞台裏も克明に描き、エロ業界の偉人たちの素顔に迫ることができるというのも特筆すべきこと。週刊誌の記者は次のように語る。

「村西監督の『ナイスですね〜!』『ゴージャスでございます』という決め台詞は、彼が英会話教材のセールスマンだったことに由来していたり、彼がどんな事情でエロに傾倒していき、アメリカで収監され懲役370年の刑をくらって、どのように復活したかなど、虚実ないまぜに描いているのがエロ偉人伝としても非常に興味深い。村西監督は間違いなく日本AV界のパイオニアですが、度重なる逮捕や借金、スキャンダル、最近ではSNSでの過激発言などもあり毀誉褒貶の激しい人物でもあります。また、村西とおるの愛人と言われていたミステリアスなAV女優・黒木香の人生も並行して描き、第5話でふたりの人生がシンクロしていくさまも見事でした。黒木香は“ワキ毛女優”として一斉を風靡し、バラエティ番組にもひっぱりだこでしたが90年代はじめに引退。94年に自殺未遂を図るなど世間を騒がせましたが、それ以降の消息はほとんど聞こえてこない。この作品で再び黒木香にスポットが当たり、再評価されるかもしれません」

 TVウオッチャーの中村裕一氏は本作の魅力を次のように分析する。

「ブリーフ姿どころか全裸もいとわず村西監督のお家芸である『駅弁ファック』を全力で披露した山田はもちろん、村西の才能に惹かれて彼の右腕にまでのし上がるキレ者役の玉山鉄二、村西をアダルトの世界に誘い、やがて裏社会の奥深くへ沈んでいくチンピラを演じた満島真之介の真に迫る演技は、ほかの作品では見たことのないリアルな魅力と熱気に満ちあふれていました。また、鈴木亮平、須賀健太、田村淳、ベッキー、筧美和子など配信開始直後から同業者である俳優や芸能人たちから賞賛の声が殺到したのも、コンプライアンスに堅く縛られた今の映画やドラマにモヤモヤした思いを抱いていたことの反動と言えるでしょう。この熱狂的かつ爆発的な人気を受け、早くもシーズン2の制作が決定。衛星放送事業に手を出して大失敗するなど、さらに暴走する村西の狂気を帯びた人物像がより深く描かれ、シーズン1を上回るハイクオリティーでスリリングなエンターテイメントを見せつけてくれることは間違いありません。業界から早々と身を引き、現在は隠遁生活を送っていると言われている黒木香さんに再び注目が集まることも予想されますし、今、絶対に観ておきたい作品であることは確実です」

 主演の山田孝之だけではなく、共演者やスタッフ全員が“全裸”になって挑み、配信直後に続編が決定するほどの高い評価を得た本作。既にシーズン2の製作も決まっている。酷暑が続くこの夏こそ、涼しい部屋で熱気に満ちたこの作品を楽しむにはうってつけだ。(藤原三星)

このニュースに関するつぶやき

  • モザイクが有るので勘違いし易いですが、日本のAV及びその類いにて扱っている題材は世界的それから見れば奔放。
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  • ジャンポケ斉藤の「全裸監督」モノマネは一瞬だったが大笑いした。
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