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最新鋭のロッカーに充実の映像設備……西武ライオンズの生まれ変わった若獅子寮

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2019年08月19日 15:40  HARBOR BUSINESS Online

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HARBOR BUSINESS Online

写真若獅子寮と一体になったライオンズ トレーニングセンター
若獅子寮と一体になったライオンズ トレーニングセンター
 本拠地メットライフドームで180億円規模の大規模な改修を行なっている埼玉西武ライオンズ。前編となる記事では、その第一弾となる大型グッズショップと室内練習場の裏側を紹介した。

Contents1 MLBでも使用される最新鋭のロッカー2 映像機器で試合の様子をチェック3 選手からも好評な新選手寮4 球団の歴史を継承するデザイン

◆MLBでも使用される最新鋭のロッカー

 改修第一弾では、グッズストア「ライオンズ チームストア フラッグス」、そして屋内練習場「ライオンズ トレーニングセンター」に加えて、選手寮「若獅子寮」も新たにオープンした。

 トレーニングセンターと選手寮は一体化しており、内部にはNPB球団として初めてMLBで使用されているロッカーが導入されている。一軍、二軍両チームの選手が使用する同ロッカーについて、球団本部の広池浩司氏はこう解説する。

「黒を基調とし、洗練されたスタイリッシュなデザインが特徴です。可変性もあるので、棚の高さなど選手それぞれが使いやすいように変えることができます。椅子も、世界のトップアスリートが認めるハイスペックシートを製造するロッカーと同様のIXPASS社製を採用しました。長い間座っていても疲れを感じさせないようなフィット感を感じられる椅子なので、身体への負担も軽滅され、ロッカーでリラックスできます。

 また、本稼働後に選手から声があがって、ロッカーのレイアウトを一部変えました。数時間の工事で移動することができましたが、これもIXPASS社製の特徴でもあります」

◆映像機器で試合の様子をチェック

 若獅子寮やトレーニングセンター内では、映像機器が多く設置されていることも印象的だ。

「野球を観てほしいという想いが第一にあります。試合の状況を常に確認することができるので、中継ぎ投手などは都度グラウンドに行かなくても状況を把握することができます。

 また、トレーニング中や、食事中、ほかにも選手ロッカーなど、さまざまな場所で試合の様子を観ることができます。チームメイトの活躍を見て、もっと自分も練習しないと……と奮い立つきっかけになりますし、一緒にトレーニングを積んだ選手の活躍を見て、喜びをわかち合うなど、チーム内で切磋琢磨しあいながら、チーム力が向上することに期待しています。

 夜は一軍の試合を寮生複数人で観てほしいですね。それぞれの考えや想いを語り合ってほしいと思います。今後も、様子を見ながらですが、映像機器の数を増やしていく可能性があります」(広池氏)

◆選手からも好評な新選手寮

 また、若獅子寮のなかには広々とした食堂も設置。栄養管理士による個々の選手に合わせた栄養指導を実施するなど、選手をサポートする体制が整えられている。

 球団本部の広池氏は選手からの反応も上々だと語る。

「新しい施設は今までより広くなり、とても喜んでくれています。寮生からはお風呂が特に人気で、ジャグジー・水風呂を新たに設置したので、今までにない設備がありリラックスできるという声があがっています」

 若獅子寮の壁面には歴代のチーム球団旗がデザインされており、新たな設備を導入するだけでなく、球団が歴史を大切していることが伝わってくる。ボールパーク推進部の丸山雅之氏はその狙いをこう説明する。

「若獅子寮やトレーニングセンターがある場所は、西武第二球場なども含めて、ライオンズの育成の歴史を紡いでいくエリアです。球団創設70周年の歴史の中で、日本一は13回、リーグ優勝はパ・リーグ最多の22回を重ねてきました。その歴史をこの場所からしっかり継承していく、というテーマがエリア全体にあります。

 偉大な先輩たちが築いてきた歴史を受け止め、これからの歴史を作っていく次の世代の選手たちにこの場所から巣立ってほしいという願いがあります」

◆球団の歴史を継承するデザイン

 トレーニングセンター、若獅子寮の横には西武第二球場へと向かう道「ライオンズロード」が通っている。道に向かった壁面にも細かな仕掛けが施されている。

「ライオンズロードはファンの方の導線であり、接点となる場所です。トレーニングセンター壁面の『WE ARE ONE』の文字も含め、ファンの方にもこのエリアの持つメッセージを共有し、選手もファンも球団も世代を越えて、一体となって歴史を紡いでいきたいという想いを形にしました。

 『WE ARE ONE』の文字が、見る方向によってライオンズブルーとレジェンドブルーに変わるのも、歴史の継承を表現しています」(丸山氏)

 メットライフドーム周辺エリアの改修は今後も続いていく。旧フラッグスと球団事務所、キッズパークが入っていた獅子ビルもリノベーションされる予定だ。

「獅子ビルのリノベーションについては現在計画中ですが、現存の店舗とは異なるコンセプトを設けた飲食およびグッズ関連店舗、そして子ども向け施設のライオンズキッズパークをリニューアルする予定です。新設の飲食フロアは着席スタイルで約200席程の規模、ライオンズキッズパークは現存と同等規模程度を計画しています」(丸山氏)

 また、メットライフドームの外周付近には大規模な子ども広場も設置されるという。

「野球やライオンズにそれほど興味がなくても、メットライフドームに足を運んでみたくなるような魅力ある遊具と場を提供し、公園に遊びに行く感覚でメットライフドームにお越しいただけるような、そんな場所にできたらと考えています」

 ファンと選手、そして球団の過去と未来を繋いでいく今回の改修計画。これまで熱心に球場に足を運んできたファンはもちろん、新規のファンにとっても見所満載となりそうだ。

<取材・文/林 泰人 撮影/渡辺秀之>

【林泰人】

ライター・編集者。日本人の父、ポーランド人の母を持つ。日本語、英語、ポーランド語のトライリンガルで西武ライオンズファン

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