ホーム > mixiニュース > IT・インターネット > モバイル > 「ZenFone 6」を試す フリップカメラが超楽しい! 大容量バッテリーでスタミナも安心

「ZenFone 6」を試す フリップカメラが超楽しい! 大容量バッテリーでスタミナも安心

1

2019年08月20日 15:12  ITmedia Mobile

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ITmedia Mobile

写真「ZenFone 6」(カラーはトワイライトシルバー)
「ZenFone 6」(カラーはトワイライトシルバー)

 スマホはハードで勝負。そう思わせてくれる端末がASUSの「ZenFone 6」だ。



【その他の画像】



 ZenFone 6最大の特徴は、画面に切り欠き(ノッチ)がない代わりに、背面カメラをインカメラとしても補う「フリップカメラ」を搭載している点だ。通常時は背面側に収納されたカメラが、インカメラとして使うときにぐるりと回転し、前面に現れるのだ。初見で「なるほど。この手があったか」と、かなり驚いてしまった。今回はそんなZenFone 6のよしあしをじっくりと見ていきたい。



●大型のディスプレイにDSDV対応、イヤフォン端子もしっかり搭載



 カメラのギミックに触れる前に、本体回りをチェックしていこう。本体前面いっぱいに広がるのは6.4型の巨大なディスプレイ。解像度は1080×2340ピクセルとなり、ASUSは「IPSオールスクリーンディスプレイ」と名付けている。ディスプレイを保護するパネルにはCorning Gorilla Glass 6を採用している。



 6.4型の割には、先代モデルの「ZenFone 5」(6.2型)と同等のサイズを実現しており、ディスプレイサイズを大型(画面占有率は92%)にしながら、本体サイズに配慮した設計となっている。また、本体の角や背面が丸みを帯びた形状なので、持ちにくさも感じなかった。が、個人的に片手で持つには限界のサイズだと感じた。



 SIMカード関連では、ASUSシリーズでおなじみのDSDV(デュアルSIM、デュアルVoLTE)に対応し、ドコモ、au、ソフトバンクのネットワークと高音質通話のVoLTEに対応する。nanoSIM2枚とmicroSD1枚が1つのトレイに収納できる設計もありがたい。



●HDR撮影や背景ボカシも優秀



 さて、本体回りもチェックしたところで、肝心要のフリップカメラを試した感想を述べたい。



 フリップカメラのセンサーはソニー製「IMX 586」を採用し、約4800万画素のメインカメラはF値が1.79と明るいレンズを採用している。撮影範囲も79度と広めで、焦点距離は26mm相当となる。レーザーオートフォーカスや光学式手ブレ補正も搭載している。もう片方のカメラは125度の超広角撮影を可能とし、焦点距離は11mm相当だ。



 フリップカメラの素材には、液体合金を精密加工することで、軽量ながら剛性を高めた「アモルファス合金」を採用。モーター部分には、小さな歯車を使うことで、高速かつ滑らかな動作を可能としている。フリップカメラが稼働中の状態で本体を落とした場合は、センサーがそれを感知し、瞬時にフリップカメラを収納する。また、ASUSはフリップ部分を1万回の使用に耐えられるよう設計したという。



 最近のスマホカメラには、HDRをサポートする機種が増えてきたが、ZenFone 6もしっかりと対応している。HDR非対応もしくはオフにしていると、黒潰れや白飛びが目立ち、ディティールが分かりづらくなるときがある。



 HDRではこの点を解消するだけでなく、色鮮やかにハイコントラストな写真を撮影できるのだ。ZenFone 6はHDRよりもワンランク上の超ハイコントラスト規格「HDR++」にも対応する。撮った写真が暗く感じた場合、HDR++で撮影することをオススメする。参考までにいくつか作例を載せておく。



 続いて、東京駅前の商業施設「KITTE」屋上から東京駅ロータリーを撮影してみた。この日の空は快晴で蒸し暑かった。ZenFone 6はノーマルのモードでも十分なほどにキレイな写真を撮影できるが、日中も夜もHDR++がオススメだ。



 HDRオフとオンの違いがはっきり伝わるのは夜よりも昼間の作例かもしれない。全体的にメリハリが出て建物や人物など輪部がくっきりとして見やすい。より自然な仕上がりはHDRオフの作例。個人的にはHDR++の仕上がりが好みなので、シーンや用途に応じてHDRを切り替えて使うのがオススメだ。



 ポートレートモードでは、一眼レフのようなボケや遠近感などを簡単に表現できる。カメラアプリで絞りを切り替えるスライダーを動かすことで、F値をF0.95〜22の間で切り替え可能だ。



 食べ物やグラスなど人物以外はポートレートモードを使わなくても、十分ボケ味の効いた写真を撮れる。端末によって被写体と認識しない「グラスに刺さったストロー」も、鮮明に記録できた。



●フリップカメラを生かした撮影機能も



 ただ単に撮影することに飽きた人にも、ZenFone 6はかなりオススメできる。それはフリップカメラの角度を最大180度まで調節できること。今までにない構図で写真を撮影できる。



 例えば、超ワイドなアングルで撮りたい場合は、パノラマモードを選択して、フリップカメラの角度を調節しながら撮るといった活用方がある。



 角度調節はインカメラとメインカメラの切り替えアイコンを上下にスライドするだけ。ボリュームキーでも調節可能なので、どちらか操作しやすい方法を選ぶのがいいだろう。



 フリップカメラは写真のみならず、動画撮影時にも使える。被写体の動きに合わせてフリップカメラが自動で動いてフォーカスが外れないように追随してくれる。



 メインカメラでは最大4K(3840×2160ピクセル)フレームレートは30または60fpsから選択できる。超広角カメラでは最大4Kの30fpsで撮影できる。またメインカメラには、電子式手ブレ補正機能が搭載されている。スローモーションモードは1080pの240fpsと720pの480fpsから選択して撮影できる。



●フリップカメラのモーター音が気になる



 ここまでフリップのよさばかり述べてしまったが、改善すべき点もいくつかある。まずは動画撮影時の問題。撮影した動画を閲覧した時に気付いたのだが、撮影した動画の音声にフリップカメラのモーター音が入ってしまうのだ。



 もちろん気になるようであれば、フリップを使わずに撮れば済むだけのことだが、「ウィーン」というモーター音は静かな環境であればあるほど気になる。



 もう1つ気になったのは、顔認証時の問題。フリップカメラは写真や動画の他にも顔認証機能を使う際も動作する。ただ、使わないときにフリップカメラは収納されるため、ZenFone 6を机上に置いた状態で、顔認証を行おうと試みたところ、立ち上がってこないのだ。



 カメラを使った撮影や顔認証を行う際は、あくまで手に持った状態もしくは、フリップカメラ部分が何かに触れないようにする必要がある。また、顔認証をするたびにフリップカメラがウィーンと立ち上がる様子も少し煩わしく感じる。エレベーターの中など、静かな場所で使うときは周囲の目が気になるかもしれない。



●MAXクラスのバッテリー容量



 ZenFone 6はカメラばかりを注目してしまいがちだが、バッテリーの持続時間も評価できるポイントだ。ZenFone 6のバッテリー容量は5000mAh。このクラスのバッテリーはASUSのスタミナスマホとして位置付けていたMAXシリーズと同等だ。MAXシリーズは、スマホとしては超ド級クラスのバッテリーを次から次へと搭載しており、本体価格が安いことも売りの1つだった。



 一方、ZenFone 6はスタミナスマホのMAXという位置付けではないものの、内部基板を省スペース設計にしたことで、MAXクラスのバッテリー容量を搭載できたのだ。



 実際に数日間使い、1日中ネットサーフィンしたりYouTubeで動画視聴をしたりしたところ、朝の満充電から就寝前には30〜40%ほど残っていた。動画視聴をせずに1日中ネットサーフィンだけしていた日には、就寝前に50%ほど残っていた。使い方によってバッテリー消費量は異なるので、何日間連続で必ず持つとは断言できないが、参考までにメーカーの公式値も触れておこう。



 3G通信での連続待ち受けは約35日間。3Gでの連続通話が約40.9時間。Wi-Fi通信でのブラウジングが約23.6時間となっている。



●細かな使い勝手にも配慮した設計



 ZenFone 6はカメラだけが売りのギークな端末ではない。普段使いする上で非常に便利な機能や使い勝手も兼ね備えた端末なのだ。



 ハードウェアとしての評価ポイントは、ディスプレイから見たときに向かって右側面に「スマートキー」を搭載している点。Googleアシスタントを一発起動できるボタンだ。設定アプリから「スマートキー」の項目内にある「カスタマイズ」を選択することで、スマートキーを「1回」「2回」「長押し」時の挙動を、個別で変更することも可能だ。



 例えば、端末がスリープ状態でカメラが起動するように設定しておくと、XperiaのようなシャッターキーがないZenFone 6でも瞬時にカメラを起動できる。こうした機能は、最近シャープの「AQUOS R3」や富士通コネクテッドテクノロジーズの「arrows U」などでも搭載しており、ひそかに各メーカー標準搭載となりつつある機能。



 続いて各種音量を自動調整する「スマートボリューム」機能。着信音(IP電話系アプリ含む)、音楽、動画再生時に、周囲の環境に応じてスピーカーの音量を自動で調整してくれる。暑いお盆休みに混雑した東京駅ホームで使ってみたが、かなりの音量で着信があったことを知らせてくれた。



●スマホカメラの楽しみ方が広がる



 最近の板状スマホに飽き飽きしていた筆者だが、開封してZenFone 6を手にしたときは、ワクワクした気持ちが抑えられなかった。ZenFone 6を買ったら、まずはどうにかしてフリップカメラを使ってみたい。



 フリップカメラは、くるりと立ち上がってくるような仕組み上、前述のようにいくつか難点もあったが、フリップカメラの完成度は高いと感じた。立ち上がりの速度は約1.2〜1.5秒ほど。瞬時に立ち上がる点も評価できるが、フリップを活用することで、写真や動画の撮影が他のスマホよりも楽しめそうだ。加えて飲み会などの話題にもなりそうなギミックなので、外に持ち出してこそ、そのよさを味わえるのかもしれない。


    あなたにおすすめ

    ランキングIT・インターネット

    前日のランキングへ

    ニュース設定