椎名桔平演じる最狂の詐欺師“村田”の姿が明らかに 園子温×Netflix『愛なき森で叫べ』場面写真

0

2019年08月21日 08:01  リアルサウンド

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

リアルサウンド

『愛なき森で叫べ』

 今秋配信予定のNetflixオリジナル映画『愛なき森で叫べ』の場面写真が公開された。


参考:『ストレンジャー・シングス』キャスト陣や中谷美紀、山田孝之ら、Netflixオリジナル作品祭に集結


 本作は、『自殺サークル』『愛のむきだし』『ヒミズ』などの園子温監督最新作。『冷たい熱帯魚』『恋の罪』と同様に、実際の猟奇的殺人事件からインスパイアされた、狂気と愛憎が渦巻く戦慄のサスペンス・スリラーだ。


 本作にはこれまでの園監督作品を彷彿とさせるシチュエーションや、『HAZARD』『自殺サークル』『Strange Circus 奇妙なサーカス』『冷たい熱帯魚』『恋の罪』などに登場した村田、美津子、妙子、シンといった同じ名前の人物が次々と現れ、園監督ならではのユーモアとバイオレンスで突き進む。


 特に『冷たい熱帯魚』で狂気に満ちた存在感を見せつけた初代“村田”はでんでんが演じたが、本作では軽妙な話術で人の心を操りながら、人を人と思わぬ冷酷さを持つ最狂の詐欺師“村田丈”として、椎名桔平が演じる。大げさなポーズや誇大妄想のような嘘に笑いながらも、徹底した自己中心的な言動に背筋が凍るキャラクターとなっている。


 公開された場面写真では、携帯を片手に不穏な表情で会話している村田丈(椎名桔平)の姿をはじめ、上京してきたばかりの謎めいた青年・シン(満島真之介)、村田のターゲットとなる尾沢茂(でんでん)、アズミ(真飛聖)、妙子(日南響子)、美津子(鎌滝えり)といった主要な登場人物たちの姿が切り取られている。


 園監督は、“村田”というキャラクターについて「僕が実際に出会った詐欺師の名前に近いんです。僕が本物の詐欺師から学んだその話術や口調をどの“村田”にも投影していますね」と誕生秘話を明かす。また椎名は、「園ワールドの歪んだリアルの中で発想した自分のアイデアを、カメラが回っているうちに監督に見せていくジャズ・セッションのような作業でした。この作品が配信されたら、映像の鮮烈さに世界中に衝撃が走ると思います」と、自信を見せた。(リアルサウンド編集部)


    ニュース設定