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プロ野球選手、甲子園時代の活躍列伝。ソフトバンク今宮は154kmを投げた

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2019年08月21日 09:12  日刊SPA!

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 いよいよ佳境を迎える今年の夏の甲子園。今回もプロ注目の選手がさまざまな活躍を見せてくれた。だが、今プロで活躍中のスター選手の甲子園時代の実績を、どれだけの人が覚えているだろうか。

 というワケで、甲子園での活躍が凄かったにも関わらず、“聞かれるとみんな忘れてるんじゃないか”的な選手5人をここでご紹介する。

◆今宮健太(福岡ソフトバンクホークス)

 今や福岡ソフトバンク不動のショートとしてチームを牽引する今宮は、高3時の’09年夏の第91回大会に大分の強豪・明豊の内野手兼投手で出場を果たしている。チームの3番打者として4試合で14打数6安打。打率4割2分9厘をマークしているが、中でも圧巻だったのが3回戦の常葉橘(静岡)戦。

 プロ注目の本格派右腕・庄司隼人(広島東洋)に対し、3打数3安打3四球。1点負けている9回表には右前に同点適時打を放つ大活躍をみせた。投げても7回2/3を投げ、被安打5、7奪三振でチームのベスト8進出に貢献した。

 続く準々決勝の花巻東(岩手)戦では6-7と惜敗したものの、投手として夏の選手権史上3位タイとなる最速154kmをマーク。プロ入り後、強肩ショートとして名を馳せる姿を垣間見せていた。

◆浅村栄斗(東北楽天ゴールデンイーグルス)

 今シーズンから東北楽天にFA移籍。日本プロ野球界を代表する、打てる二塁手・浅村が甲子園に出場したのは高3夏の1度だけ。2008年の第90回大会で2度目の夏制覇を果たした大阪桐蔭の不動の1番打者としてチームを引っ張った。

 そのバットは初戦の日田林工(大分)戦から火を吹き、実に5打席連続安打をマーク。これは大会記録の1試合個人6安打にあと1本と迫る快挙であった。さらに延長10回裏に劇的サヨナラ勝ちを収めた2回戦の金沢(石川)戦ではソロ本塁打2本。特に8回裏2死から放った2本目は、1点差で負けているチームを救う起死回生の貴重な同点ソロとなった。難しい内角球を左翼席に叩き込み、勝負強さを示したのである。

 決勝戦でも強敵・常葉菊川(静岡)相手に5打数3安打でチームも17-0と大勝。結局、優勝までの全6試合でなんと通算29打数16安打2本塁打4打点、打率5割5分2厘という高打率をマークしている。中でも16安打は、これまでの大会記録19安打まであと3と迫る猛打ぶりだった。

◆西川遥輝(北海道日本ハムファイターズ)

 俊足好打だけでなく長打も打てる1番バッターとして日ハムを牽引する西川は、高1〜高3と3年連続で夏の甲子園出場を果たしている。だが、高1と高2のときは2年連続で右手をケガしており、万全の体調ではなかった。それでも’08年2回戦の木更津総合(東千葉)戦で甲子園初打席に立つといきなりセーフティバントを試み、一塁到達3.62秒の俊足で甲子園初打席初安打をマーク。

 さらに準々決勝の常葉菊川(静岡)戦では、チームは敗れたが、2打席連続三塁打を含む5打数3安打2打点と大暴れ。3試合で13打数6安打の打率4割6分2厘を記録した。さらに’09年の2年時。またも右手をケガしていたものの、2回戦の札幌第一(南北海道)戦ではその勝負強さを遺憾なく発揮。

 同点で迎えた最終回に満塁の場面で打席に立つと、なんと右手一本で勝ち越し二塁打を放っている。このときは、3試合で12打数4安打3打点。3割3分3厘をマークしている。とはいえ、体調万全で挑んだ’10年の高3夏は初戦敗退しているところが面白い。

◆平田良介(中日ドラゴンズ)

 昨シーズンはセ・リーグ3位で自己最高となる打率3割2分9厘をマークし、中日の核弾頭として活躍。今では中距離ヒッターのイメージが強い平田だが、大阪桐蔭時代の3年夏に出場した’05年第87回大会ではとてつもない大記録を打ち立てている。

 準々決勝の東北(宮城)戦でのこと。第1打席&第2打席で連続ソロを放つと、3-4で迎えた7回裏の第4打席では1死三塁から、なんとバックスクリーン右にぶち込む特大の逆転弾。かつて清原和博だけしか達成者のなかった夏の甲子園で1試合3本塁打という大記録に並んだのである。

 実は平田は第3打席でもライトフェンス直撃の二塁打を放っているのだが、もしこれが入っていれば、史上初の1試合4発の大快挙達成となっていた。とはいえ、清原の時代はラッキーゾーンがあったため、史上初の“スタンドイン3本”を記録。結局、5試合で22打数9安打11打点、打率4割9厘、本塁打4本。準決勝で敗退したものの、チームのベスト4進出の立役者となったのである。

◆山田哲人(東京ヤクルトスワローズ)

 昨シーズン、自身3度目となるトリプルスリーを達成した山田は’10年、高3最後の夏となる第92回大会に履正社(大阪)の3番・ショートで出場。わずか2試合で甲子園を去ったが、その2試合でのちのトリプルスリープレイヤー誕生を予感させる活躍を見せていた。

 まず、初戦の天理(奈良)戦では3打数2安打1四球。放った2本のヒットはいずれも火を噴くようなライナー性の当たりであった。さらに2-0とリードしていた5回裏2死一、三塁の場面で三塁走者だった山田はなんと本盗を決めているのである。

 続く聖光学院(福島)戦は2-5で敗退したものの、3打数2安打1四球2打点。中でも0-2と劣勢だった6回表には「狙って打った」という相手投手・歳内宏明(阪神)のストレートを豪快に振り抜き、左翼席へ飛び込む同点2ランを放つなど、ここぞというときの勝負強さを見せつけたのだった。

 いかがだっただろうか。どの選手もみな甲子園で輝きを放っていたのである。とはいえ、実は今宮が投手で150km以上をマークし、平田は大砲だったというような意外な事実に驚かれた人もいるのでは? 今回は野手編だったが、機会があれば投手編もお届けしたいと思う。<文/上杉純也>

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