格闘ゲーム版『ワンパンマン』でサイタマは最強のジョーカーに 対戦相手に“勝ち筋”はあるのか?

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2019年08月21日 18:11  リアルサウンド

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画像=「PlayStation Blog」より(c)ONE・村田雄介/集英社・ヒーロー協会本部(c)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 人気ヒーローコミック&アニメ『ワンパンマン』を原作とした対戦アクションゲーム『ONE PUNCH MAN A HERO NOBODY KNOWS』(PS4/Xbox One)の最新PVが8月20日、公開された。


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 本作の主人公は、どんな怪人も“ワンパン”で葬る最強のヒーロー・サイタマ。それゆえに、原作ファンからは格闘ゲーム化に際し、「サイタマが負ける(あるいは苦戦する)」という原作ではありえないシーンが出てくるのか、と疑問の声が上がっていたが、今回のPVで、納得のゲームシステムが明らかになっている。


 つまり、対戦は基本的に3キャラクターのチーム戦で行なわれ、サイタマは一定時間が経過しないと使用できないという仕様(ヒーローアライバルシステム)だ。立ち回りによって、サイタマ登場までの時間を短縮することができるが、基本的に3対2という不利な戦いを強いられることになる。そしてサイタマ登場、一転勝利へーーというカタルシスは、原作の魅力を忠実に表現するものになりそうだ。


 気になるのは、「サイタマを登場させる」ことの難易度と、「サイタマが登場しても勝ち筋はあるのか」ということ。サイタマが登場したら確実に勝利、という仕様なら、ゲームバランスとして、それまでの道のりはそうとうシビアである必要がある。ただ、サイタマが登場しても逃げに終止することで、時間切れの優勢勝ちなどを狙うことができるなら、ギリギリまで緊張感のあるバトルが展開されそうだ。ネット対戦が実装されたときに、「サイタマ登場、即切断」というマナー違反が出てきてしまうのでは、という懸念も薄れるかもしれない。


 例えば、『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』にも“出てきたら終わり”級の「ダークフェニックス」というキャラクターがいるが、登場させない(ゲージがたまる前に倒しきる)、あるいは強力すぎる攻撃をしのぎきる、という戦略や立ち回りに面白さがあり、『ONE PUNCH MAN A HERO NOBODY KNOWS』におけるサイタマがどんな位置づけになっていくのか、気になるところだ。


 いずれにしても、最強の主人公・サイタマをジョーカーにすることで、原作の魅力を忠実に引き出し、さらに、豊富に登場するヒーローたちの個性をあらためて引き出してくれそうな本作。続報を楽しみにしたい。(橋川良寛)


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