妻夫木聡が夏帆を翻弄、島本理生原作×三島有紀子監督『Red』来年公開

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2019年08月22日 11:10  CINRA.NET

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『Red』 ©2020『Red』製作委員会
映画『Red』が2020年2月から東京・新宿バルト9ほか全国で公開される。

『第21回島清恋愛文学賞』を受賞した島本理生の同名小説をもとにした同作。平凡な結婚をし、「何も問題のない生活」を過ごしていたはずの村主塔子の運命が、約10年ぶりに昔の恋人・鞍田秋彦と再会したことで予想もしない方向へ走り出す様を描く。

鞍田秋彦の求愛に心を揺り動かされる村主塔子役を夏帆、塔子の気づかなかった心の隙間に入り込む鞍田秋彦役を妻夫木聡が演じる。映画『ビブリア古書堂の事件手帖』の三島有紀子がメガホンを取り、『スタートアップ・ガールズ』の池田千尋と共に脚本を手掛けている。撮影は関東近郊と新潟で行なわれ、すでに終了。8月末に完成を予定している。

発表とあわせて場面写真が公開。塔子を見つめ、顔を寄せる鞍田の姿などが写し出されている。

■夏帆のコメント
ここまで濃密な恋愛映画は初めてで、三島監督からこの題材を私で撮りたいとお話を頂いた時、監督の覚悟を感じました。妻夫木さんとは初めて共演させて頂きましたが、お芝居している時もそうでない時も、役柄と同じ様に大きな愛でずっと守ってくださっている感覚があり、とても心強かったです。塔子は自分にとって、とても挑戦した役で、観てくださる方がどういう風に捉えるのか、今からドキドキしています。彼女の生き方は賛否が出るかもしれませんが、この2人の恋愛を楽しんでいただけたら嬉しいです。

■妻夫木聡のコメント
来年40歳を迎える年で、そろそろ大人の恋愛をお芝居の中で表現できるようになりたいと考えていた時に、いつかお仕事をご一緒したかった三島監督からお話を頂いて、この巡り合わせがとても嬉しかったです。
撮影中は、この映画自体に恋愛しているような感覚で、夏帆さんと一緒に作り上げていきました。『Red』は、理屈じゃない、人間の本能的な部分に問いかけてくるようなお話だと思います。
皆さんが、どういう風に感じてくださるのか僕自身も楽しみです。

■三島有紀子監督のコメント
ノックが聞こえる。扉を開ける。その男が立っていた。それだけだ。
でも、その先に見えたのは内側に潜んでいた自分だった。
知っているのか?君は君を。
知っているのか?君は僕を。
人はいつも、自分の内側に潜んでいるものを目覚めさせてくれる誰かを探し求めているのではないか。
そんな男と女を描いてみたいと思っていた。ずっと。大好きな、夏帆さんと妻夫木聡さんで。だから、2人をどこまでも知りたくて、自分自身も素直にぶつけて、2人を愛し抜いて作り上げた映画になりました。

■島本理生のコメント
社会的にはあっけなく否定されてしまうような男女の関係を、それでも切実な恋愛として表現してほしいと願ったとき、夏帆さんと妻夫木聡さんというキャスティングに大きな期待と喜びを覚えました。
大人の官能がテーマの小説ではありますが、どこか共感してしまいたくなるような物語になるのではないか、と私自身が公開を心待ちにしています。
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