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『セミオトコ』Hey! Say! JUMP 山田涼介の“天使”な演技 豊富な経験×アイドル力がハートを掴む

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2019年08月23日 10:11  リアルサウンド

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写真金曜ナイトドラマ『セミオトコ』(c)テレビ朝日
金曜ナイトドラマ『セミオトコ』(c)テレビ朝日

 Hey! Say! JUMPの山田涼介が主演を務めるドラマ『セミオトコ』(テレビ朝日系)が、心のオアシスだ。


参考:場面写真はこちらから


 同作は、山田演じるセミの王子様・セミオが人間の姿に扮し、命の恩人であるおかゆこと大川由香(木南晴夏)の望みを叶えるために命が尽きるまでの7日間を一緒に過ごすという、ちょっと変わったラブストーリー。すでに第4話まで放送されており、セミオの純真無垢さが爆発している。それに触れたおかゆも少しずつ前向きな性格に変化。2人の恋も少しずつ動き始めたところで、盛り上がりを見せており、SNSでも「セミオ最高」「切ない」「キュン死する」など歓喜の声が多数見られるなど、多くの視聴者の心をキャッチしていることが分かる。


 中でも、セミオのキャラクターが最高だ。直近で山田が連ドラに出演したのは、『もみ消して冬〜わが家の問題なかったことに〜』(日本テレビ系)。演じたのは、家族から理不尽な扱いをされつつもなんだかんだ家族に尽くしてしまう主人公・北沢秀作。その理不尽さに心の中でツッコミを入れてみたり、変顔を披露したり、奇行を繰り返したりと、エッジの効いた役であった。しかし、秀作というキャラクターはコミカライズされているものの、「エリート一族の中にはこういう思いをしている人もいるのかもしれない」とある種の現実味を感じる心情の変化を見せてくれていたように思う。


 一方、今回のセミオ役はどこまでいってもファンタジーである。セミが擬人化したという設定のため、もちろん人間の常識は一切通じない。「キスってなんですか?」と聞いたり、恥ずかしげもなく「僕はおかゆさんに恋をしています」と人前で堂々と言ったり……。ともすれば“ヤバい”役になりかねないが、「実はセミ」というファンタジーな設定があるため、妙に納得してしまう。ただただ、天使のような可愛らしさだけが際立っているのだ。


 それが実現し得ているのは、山田のアイドル力がキーポイントになっているのではないだろうか。もちろん、セミの王子様というちょっと変わった役を演じる演技力もあるが、山田が見せる、あざといと言わざるを得ないほど完璧なアイドル力がそこには加わっていると感じる。例えば、第4話の『ロミオとジュリエット』を模しているシーン。おかゆが「また一つ夢がかなった」とつぶやく様子を見て、首を傾げながらニッコリ微笑むセミオ。さらに、2階から「飛ぶよ!」と叫ぶおかゆに対し「お? いいよ。おいで」と両腕を広げながら微笑むセミオ。ここまで王子スキルが高い男は、現実にはいない。ファンタジー感溢れるこの所作ができるのも、山田をトップアイドルたらしめる所以である。


 病気に苦しむ青年、兄と比べられながら育った御曹司、コミカルなエリート警察官、アニメの実写化……。様々な役を演じてきた山田だが、本作では「山田の演技×山田のアイドル力=最強」という事実があらわになった。あと3日でセミオが消えてしまうが、それまでにどんな天使っぷりを見せてくれるのか。今夜は第5話の放送。テレビの前で今夜も心を浄化したい。 (文=高橋梓)


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