ホーム > mixiニュース > エンタメ > 芸能総合 > 【夏ドラマ評】一押しは黒木華「凪のお暇」 石原さとみ主演は?

【夏ドラマ評】一押しは黒木華「凪のお暇」 石原さとみ主演は?

3

2019年08月23日 11:30  AERA dot.

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AERA dot.

写真「ルパンの娘」(左、フジテレビ提供)と「凪のお暇」(右、TBS提供)の場面カット
「ルパンの娘」(左、フジテレビ提供)と「凪のお暇」(右、TBS提供)の場面カット
 暑い夏を盛り上げるテレビドラマ。昨今のテレビ離れを吹き飛ばすような、意欲的な作品が今クールは多いという。本誌連載でおなじみの漫画家でTVウォッチャーのカトリーヌあやこさんと放送作家の山田美保子さんが見どころを深読みした。

【あなたはどれにハマってる?今クールの主なドラマ一覧はこちら】

*  *  *
──この夏のドラマの注目作品といえば「凪(なぎ)のお暇(いとま)」(TBS系)。空気を読みすぎる主人公の凪が、仕事も恋もリセットして、空気を読まず人生をやり直す物語だ。初回視聴率2ケタ発進で、メディアでも好意的に取り上げられた。

カトリーヌあやこさん(以下カトリーヌ):私の今期イチオシだな。(6畳一間のアパートで再スタートする主人公の)つつましい暮らし、地味な日々。そこにイケメンが登場して「大丈夫だよ」とハグしてくれる。こういうのが夏ドラにいいんですよね。夏は暑いから「無理はしたくない」というのが視聴者の心理。みんな休みたいんじゃないかな。“がんばらない”物語というのが一つのポイントですね。

山田美保子さん(以下山田):主演の黒木華が本当にうまい! 人気漫画が原作だから、最初はファンが「(イメージと)違う!」と指摘していたけど、初回ですでに不満の声は出なくなりました。

カトリーヌ:三田佳子扮するばあさんもいい! 古いアパートに住んでいる年寄りが、ちょっといいこと言ってくれる。「セミオトコ」(テレビ朝日系)も世界観が似ています。こちらは、アラサー女性がセミの化身のイケメン(Hey! Say! JUMP 山田涼介)と7日間を過ごす物語ですが。

山田:ただ、「凪のお暇」は主人公の元カレ役の高橋一生が……。

カトリーヌ:すっごく嫌な感じよね(笑)。でもそこが引っかかって見ちゃう。

山田:高橋一生が言い放つセリフに、女性スタッフが撮影中にドン引きしているとか。でも(主人公にふられて)号泣するシーンで、かわいいって思えた。思う壺ね(笑)。

カトリーヌ:原作ではもっと若いイケメンという設定だけど、ドラマでは高橋一生くらいのキャリアがないと演じるのが難しいと思う。ただの嫌なヤツになってしまう恐れがあるから。

山田:逃げ恥(「逃げるは恥だが役に立つ」TBS系、2016年放送)みたいに後半から右肩上がりになる予感。高橋一生が出ている作品のパターンでもある。

──名の通った女優たちが出演しているのも今クールの特徴。その中でも注目すべきは誰?

山田:みんなすごくチャレンジしている。特に「ルパンの娘」(フジテレビ系)の深キョン。泥棒一家の娘が刑事と恋に落ちるラブコメですが、「東京ガス」のCM同様コスプレで。

カトリーヌ:36歳ですよ。

山田:泥棒スーツを着る深キョン、すごくいいよね。

カトリーヌ:エンタメ色が濃いドラマ。毎週なぜかミュージカルシーンがあるんだけど、実際にミュージカルに出演している俳優さんをちゃんと起用している。そういうところ、なんか、フジテレビっぽい。

山田:フジテレビのドラマに元気が出てきたってこと。

カトリーヌ:もうちょっとふざけてもいいくらいです(笑)。

山田:石原さとみ主演の「Heaven?〜ご苦楽レストラン〜」(TBS系)は、何というか、あれだけのキャストをそろえていて、もったいない。

カトリーヌ:石原さとみは、「アンナチュラル」あたりでやっと女優としてラブコメだけではない世界が開けてきたのに、このドラマでまた演技の幅が戻ってしまった気がします。原作はものすごく面白いんですよ。『動物のお医者さん』で知られる佐々木倫子さんの漫画です。

山田:同じように漫画が原作といえば「偽装不倫」(日本テレビ系)。これは、キャスティングに違和感があるんです。主人公は婚活に疲れた独身女性で、既婚とうそをついて年下のイケメンと付き合うというこじらせた役どころ。それを実生活では東出昌大が夫で3人の子どもを子育て中の幸せな杏が演じても……。番宣で幸せエピソードを出しすぎて失敗したという見方もできますね。

カトリーヌ:でも、杏の相手役の宮沢氷魚は、実物を見たことがあるけどかっこよかったよ。父親は元「THE BOOM」のボーカルの宮沢和史氏。テレビだと、かっこよさが伝わりきれないのがもったいない!

山田:視聴者はドラマの役に俳優の実生活をどうしても重ねてしまうもの。深キョンが「ルパンの娘」みたいな役をやっても、痛々しさを感じさせないのは、彼女の私生活が実はあんまり見えないから。一方、石原さとみは、破局が直前に報じられて。レストランの男性スタッフ相手に勇ましいのはカラ元気なの?って思っちゃいました(苦笑)。

(構成/本誌・大崎百紀)

※週刊朝日  2019年8月30日号

このニュースに関するつぶやき

  • お盆特番で終わらせるのはもったいない【ピュア!〜一日アイドル署長の事件簿〜】
    • イイネ!2
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

あなたにおすすめ

ニュース設定