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「MacBook Air(Mid 2019)」でWindowsを使いたい? よろしい、Boot Campだ!(実用編)

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2019年08月23日 12:13  ITmedia PC USER

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ITmedia PC USER

写真Windows 10姿も板に付いてきたMacBook Air(Mid 2019)
Windows 10姿も板に付いてきたMacBook Air(Mid 2019)

 7月11日に発売された「MacBook Air(Mid 2019)」(以下「MBA」)の店頭販売の上位モデル(256GB SSD)を短期集中レビューする連載「Airと私」。前回は「Boot Camp(ブートキャンプ)」を使ってWindows 10 Proをインストールする方法を紹介した。



【その他の画像】



 今回は、このMBAをWindows 10を実用する際に気を付けるべきポイントをチェックしていく。



●デバイスはバッチリ使える Touch IDを除いて



 Windows PCとして見た場合、このMBAは新しめの機種。そうなると「Windowsで認識されないデバイスがあるのでは?」と不安を覚えるもいるだろう。



 Boot Campの「Windowsサポートソフトウェア」のインストールまで完了した段階でデバイスマネージャーを見ると、「不明なデバイス」やエラーを起こしたデバイスは一切ないように見える。



 MBAはThunderbolt 3端子を備えているが、この端子を介したDisplayPort出力は問題ない。もちろん、USB Type-C機器も問題なく使える。



 「モノは試し」ということで、RazerのThunderbolt 3外付けGPUボックス「Razer Core X」を介してNVIDIAの「GeForce GTX 960」を接続した所、(再)起動時に接続した状態だと本体のディスプレイ表示が乱れてWindowsが起動しない問題が発生した。しかし、OSの起動後に接続すると外部GPUとして正常に認識する。



 筆者が使っている別のPC(ThinkPad X1 Carbon)ではこのような問題は発生しないため、挙動的にOSではなくファームウェア(UEFI)の問題である可能性が高い。修正を……とも思ったが、MacでWindows 10を動かして、わざわざThunderbolt 3対応の外部GPUを接続するニーズはそれほど多くなさそうなので、すぐには直らないと思われる。



 ディスプレイにある環境光センサーも正常に認識し、周囲の状況に合わせて輝度を自動調整する設定を有効にできる。



 若干の問題は抱えつつも、全てのハードウェアを稼働できているように見えるMBA。しかし、デバイスマネージャーをよく見ると、本来あってもおかしくないハードウェアカテゴリーが1つ見当たらない。「生体認証デバイス」だ。



 現時点では、Windows(Boot Camp)環境において「Touch ID」を使った指紋認証は行えない。Windows上からデバイスとしても見えない状態で、Touch IDは単なる「電源ボタン」となってしまう。



 起動時に外部GPUをつないだままにすると起動できないトラブルよりも、個人的にはTouch ID非対応であることの方が残念だった。セキュリティ面で対応が難しいことは百も承知だが、将来的にはWindows環境でもTouch IDを使えるようにしてほしいと思う。



●キーボード回りは「お作法」に注意



 キーボードは、システムキー回りの名称が異なることを除けばWindows環境でもしっかり使える。CommandキーはWindowsキー、OptionキーはAltキーと覚えておこう。ただし、一般的なWindows PCのキーボードと位置が逆なので慣れるまでは少ししんどく感じるかもしれない。



 macOS環境で使うCommandキーを用いる操作の多くは、Windows環境ではControl(Ctrl)キーを用いて実現できる。例えば、文字列などのコピーは「Command+C」ではなく「Control+C」、ペースト(貼り付け)は「Command+V」ではなく「Control+V」を押す、といった具合だ。ただし、全部が全部対応しているわけではないので注意しよう。



 WindowsでBackSpaceキーに相当するキーは、macOSではDeleteキーとなっている。どちらもカーソルの左側にある文字を削除するためのキーで、物理的なキー位置も同じだ。Boot CampでWindowsを起動すると、MacのDeleteキーはBackSpaceキーとして動作する。



 しかし、MBAを含むMacBookシリーズのキーボードには、WindowsのDeleteキーに相当するForward Deleteキーが存在しない。「カーソルの右にある文字を消したい場合はどうするの?」と思うかもしれないが、Fnキーを押しながらDeleteキーを押すと、Forward Deleteキーとして機能する。



 この技はWindows環境でも有効だ。Fnキーを押しながらDeleteキーを押せば、WindowsのDeleteキーと同じ振る舞いをする。ただし、「Ctrl+Alt+Delete」に相当する操作(Windowsのセキュリティオプション表示)については「Control+Option+Delete」を同時に押せば出てくるようになっている(Fnキーは押しても押さなくても構わない)。



【訂正:8月25日16時50分】後日の検証で、Windowsのセキュリティオプションが「Ctrl+Option+Delete」でも出せることが判明したので、記述を改めました



 アプリケーションキーなど、その他のキーについてはWindowsのスクリーンキーボードを使うことで入力できる。また画面のキャプチャはWindows 10の「Snipping Tool」を利用すれば撮影できる。



●日本語キーボードはさらなる注意点も



 今回レビューしているMBAのように、日本語キーボードを搭載したMacBookシリーズではBoot Campの利用に当たり注意を要する点がさらに2つある。



 1つは、Caps(Caps Lock)キーとContolキーの位置がWindows用日本語キーボードと逆であること。具体的にはControlキーはAキーの横、Capsキーは一番左下に位置している。このことはWindows環境でも“不変”なので、Windows PC用キーボードと同じ感覚でいると、確実に押し間違いが増える。



 「CapsキーはAキーの横、Controlキーは一番左下のままがいい!」という場合、以下のいずれかの選択肢を検討してみよう。



・Apple Storeなどで構成をカスタマイズして、日本語以外のキーボードを搭載する



・キー配列を変更できるユーティリティーソフトウェアを活用する



・Windows PC向けのUSBキーボードを別途購入してつなぐ



 それぞれの選択肢にはメリットもあればデメリットもあるが、今回の記事の本筋ではないのでここでは割愛する。



 もう1つは、日本語入力のオン、オフの切り替えだ。



 現行のWindowsの日本語入力システムでは「(Altキー+)半角/全角」で日本語入力のオン、オフを切り替える。しかし、Macの日本語キーボードには、Windowsの半角/全角キーに相当するキーが存在しない。



 幸い、Mac用日本語キーボードのかなキーはWindows環境では日本語入力をオンにするキーとして動作する。そうなるとmacOS環境での感覚だと「英数キーを押せばオフ(≒英字入力)になるのでは?」と思いがちだが、英数キーはWindows環境では無変換キーとして動作するため、日本語入力をオフにするスイッチとしては使えない。



 一度日本語入力をオンにしたら再起動(再ログイン)するまでそのままにしかないのか――答えはノーだ。以下の通り、幾つか対策方法がある。



・入力システムで日本語入力のオン、オフ用のショートカットキーを変更または追加する



・タスクバーのアイコンをクリックして日本語入力の(オンと)オフを切り替える



・Windows PC向けの日本語USBキーボードを別途購入してつなぐ



 一番手っ取り早いのは、「ショートカットキーを変更または追加する」方法だ。Windows 10標準の「Microsoft IME」やジャストシステムの「ATOK」など、主要な日本語入力システムでは文字入力に関するショートカットキーをカスタマイズする機能を備えている。これを使って、使用頻度の低いキーやキーコンビネーション、あるいは全く使われていないキーやキーコンビネーションに「日本語入力オン、オフ」を割り当てればよい。



 筆者としては、「Control+スペース」に割り当てることをお勧めしたい。ひと昔前のmacOSで文字入力の切り替え用のショートカットだった「Command+スペース」に相当する操作なので、Macに慣れている人にとっては比較的自然に受け入れられると思う。



●キーボードやトラックパッドの設定は「コントロールパネル」で



 Boot CampのWindowsサポートソフトウェアには、起動ディスクの選択、キーボードやトラックパッドの設定を行う「Boot Camp コントロールパネル」というアプリケーションが含まれている。



 起動するOS(ボリューム)の変更や、他のMacなどから内蔵SSDを参照するための「ターゲットディスクモード」を使う場合は「起動ディスク」タブを使う。Windowsからもターゲットディスクモードを有効にできることは、Windowsをメインで使いたいユーザーにとってはありがたいはずだ。



 Windowsで起動したMBAのキーボードのファンクションキーは、標準でキー上側に印字されている機能を制御するためのキーとして動作する。Windowsサポートソフトウェアが正しくインストールされていれば、Misson Control関連キー(F3キーとF4キー)以外はWindowsでも意図通りに利用できる(※)。



※ キーボードバックライトの輝度調整は、自動点灯設定になっていると無効になる(後述)



 この状態でファンクションキーを“一般的な”ファンクションキーとして使いたい場合はfnキーを押しながら操作することになるが、特に日本語入力システムでファンクションキーを多用していると、煩わしさを覚えることもある。



 ファンクションキーの標準操作を一般的なファンクションキーにしたい場合は、Boot Camp コントロールパネルの「キーボード」タブから挙動を変更できる。ファンクションキーを多用する場合は「F1、F2などのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用」にチェックを入れることを忘れないようにしたい。



 このタブでは、キーボードバックライトの設定も行える。標準状態では「環境光が暗い場合にキーボードの輝度を調整」にチェックが入っており、周辺の光の状況に応じて自動的にキーボードバックライトが点灯する。手動でオン、オフの切り替えや輝度調整をしたい場合は、チェックを外そう。



 MacBookシリーズ魅力の1つでもあるトラックパッドは、Boot Camp コントロールパネルで「1本指の操作」と「2本指の操作」を設定できる。ただし、macOSで稼働している時と比べると設定できる内容が少ない。



 個人的にはスクロールの方向を切り替えられる機能は付けてほしかった……。



●画面表示は標準で「200%」



 MBAのディスプレイは13.3型で、解像度は2560×1600ピクセルだ。



 Windows 10は、画面のサイズと解像度から推奨する「拡大比率」を自動的に適用する。MBAの推奨拡大比率は200%で、インストールが終わるとこの比率で画面表示がなされる。



 200%表示は大きく見やすいことは確かなのだが、「ドットバイドット原理主義」的な傾向のある筆者としては、いささか拡大しすぎな感もある。



 そこで、筆者が他のPCで設定しているように「100%」(ドットバイドット表示)に設定してみると、元来の解像度が高いこともあり、1画面当たりの情報量は増える。ただし、文字が結構小さくなってしまう。筆者の視力的には何とか許容範囲ではあるが、同じ画面サイズでこれ以上解像度が高くなってしまうと「視力検査」になりそうだ。



 もしも画面表示が大きすぎる、あるいは小さすぎると感じる場合は、適宜調整するようにしたい。



 MBAでWindows 10を使う上での、主要な注意点は以上となる。



 実際に、Macで使うWindows 10はどうなのか。次回、実用した上での感想をまとめる予定だ。


このニュースに関するつぶやき

  • MacOSのハードとWindowsのハード、両方とも買えばいいんだよ。
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