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星稜・奥川恭伸を獲得すべき球団は…夏の甲子園「ドラフト候補」診断【投手編】

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2019年08月24日 16:00  AERA dot.

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写真星稜・奥川恭伸 (c)朝日新聞社
星稜・奥川恭伸 (c)朝日新聞社
 履正社(大阪)の初優勝で幕を閉じた夏の甲子園。佐々木朗希を擁する大船渡が岩手大会の決勝で敗れ、ドラフト候補的には本命不在との声も聞かれたが、それでも高いパフォーマンスを発揮した選手は少なくなかった。ここではそんな選手たちをプロ球団のスカウト的な観点で評価、分析した。なお、取り上げた選手の中には既に進学が有力視されている選手も含まれているが、あくまでプロ志望だったことを前提として評価している。まず今回は投手編をお届けする。


評価A:プロ志望なら上位指名濃厚
評価B:プロ志望なら指名濃厚
評価C:プロ志望なら指名の可能性あり
おすすめ球団:どの球団の補強ポイントに当てはまるか


■能登嵩都(旭川大)
ポジション:投手
身長体重・投打:183cm 71kg 右投右打
評価:C
おすすめ球団:日本ハム
初戦で星稜(石川)に敗れたものの、1失点完投と見事なピッチングを見せた。まだまだ細身で体つきは頼りないものの、長いリーチを柔らかく使える腕の振りが光る。そして特に良いのが変化球。腕を振って緩いボールを操り、打者のタイミングを上手く外した。大学進学とのことだが、将来はプロを狙える器。地元の大型投手ということで日本ハムは追い続けてもらいたい投手だ。

■西舘勇陽(花巻東)
ポジション:投手
身長体重・投打:184cm 80kg 右投右打
評価:C
おすすめ球団:ソフトバンク
リリーフで登板して145キロをマークしたものの、5回2/3を投げて6失点(自責点4)と力を発揮できずに甲子園を去った。目に見えて昨年までより体が大きくなったが、まだその力を上手く使いきれていないように見える。ただポテンシャルの高さは間違いないだけに、素材型の投手を上手くものにしているソフトバンクなどは狙っても面白いだろう。

■谷幸之助(関東一)
ポジション:投手
身長体重・投打:177cm 82kg 右投左打
評価:C
おすすめ球団:ロッテ
バランスの良いフォームから最速146キロをマークして、前評判通りのストレートを披露した。どうしてもリリースがばらつき、投げてみないと分からないという不安はあるが、フォーム全体には悪いところはなく、何かのきっかけで大化けする可能性は十分ある。高校卒の本格派が台頭してきているロッテなどは狙っても面白い素材だろう。

■赤塚健利(中京学院大中京)
ポジション:投手
身長体重・投打:193cm 103kg 右投右打
評価:C
おすすめ球団:DeNA
典型的な未完の大器タイプ。日本人離れした堂々とした体格からほとんどストレートのみを投げ込み、リリーフで148キロをマークして注目を集めた。変化球や投げる以外のプレーなどは課題でかなり時間がかかるタイプだが、ものになった時のスケールの大きさは魅力。高校卒の素材型投手の少ないDeNAは狙っても面白いだろう。

■清水大成(履正社)
ポジション:投手
身長体重・投打:176cm 76kg 左投左打
評価:C
おすすめ球団:オリックス
6試合中5試合に先発してチームの優勝に大きく貢献したサウスポー。まだばらつきはあるが、躍動感のあるフォームから投げ込むストレートは数字以上の威力を感じる。点をとられても粘り強い投球ができるのも大きな長所だ。若手の左腕が少ない地元オリックスなどは補強ポイントに当てはまるだろう。

■飯塚脩人(習志野)
ポジション:投手
身長体重・投打:181cm 78kg 右投左打
評価:B
おすすめ球団:ロッテ
1回戦の沖縄尚学戦ではリリーフで登板して6者連続三振をマークするなど見事な投球を見せてチームの逆転劇を呼び込んだ。選抜と比べてフォームの無駄な動きがなくなり、ストレートも変化球も安定感が一気に増した印象を受ける。ピンチでも強気で145キロ以上のストレートを投げ込み、リリーフタイプとして面白い。中継ぎ陣の勤続疲労が目立つロッテは地元ということもあってほしい投手の一人だろう。

■前佑囲斗(津田学園)
ポジション:投手
身長体重・投打:182cm 87kg 右投右打
評価:B
おすすめ球団:ヤクルト
優勝した履正社には打ち込まれたものの、1回戦の静岡戦では11奪三振で1失点完投。ストレートは140キロ台前半が多いがボールの回転が良く、打者の手元で勢いを感じる。大型だがある程度のまとまりがあり、意外に器用で変化球のバリエーションも豊富だ。体の強さがあるだけに、故障者の多いヤクルトは欲しい人材だろう。

■林優樹(近江)
ポジション:投手
身長体重・投打:174cm 64kg 左投左打
評価:B
おすすめ球団:中日
初戦で敗れたものの東海大相模の強力打線を相手に自責点1で完投と良さは十分に見せつけた。ストレートが130キロ程度でも速く見え、緩急とコーナーワークを駆使したピッチングはとても高校生とは思えない老獪さがある。チェンジアップという必殺のボールがあるのも強みだ。社会人入りが濃厚だが、先発タイプの技巧派サウスポーがいない中日などは欲しい人材と言えるだろう。

■池田陽佑(智弁和歌山)
ポジション:投手
身長体重・投打:183cm 84kg 右投右打
評価:B
おすすめ球団:阪神
選抜出場組で最も成長を見せたのがこの池田だ。投球が見違えるように力強くなり、2回戦の明徳義塾戦では150キロもマークした。少し一塁側に体が流れるのは課題だが、下半身の強さと力強い腕の振りは大きな魅力。変化球のコントロールも安定している。若手の先発候補を補強したい阪神にはおすすめの人材と言えるだろう。

■鈴木寛人(霞ケ浦)
ポジション:投手
身長体重・投打:186cm 79kg 右投右打
評価:A
おすすめ球団:広島
1回戦で履正社に打ち込まれて3回途中で降板という悔しい結果となったが、素材の良さは十分に感じさせた。大型でもフォームに悪いところが少なく、ボールの角度も申し分ない。体ができればどんどん良くなりそうな雰囲気は十分に感じる。アドゥワ誠や高校の先輩でもある遠藤淳志など高校卒の大型投手が出始めている広島は、彼らに刺激を与える意味でも面白い投手と言えるだろう。

■奥川恭伸(星稜)
ポジション:投手
身長体重・投打:183cm 84kg 右投右打
評価:A
おすすめ球団:西武
決勝で敗れたものの、大会ナンバーワン投手にふさわしいピッチングで見事にチームを準優勝に導いた。常時150キロ近いスピードを誇るストレートと、打者の手元で鋭く変化するスライダー、チェンジアップ、フォークをコーナーに投げ分ける投球は高校生のレベルではない。プロ入り1年目からローテーション入りも狙えるだけに、本人にとってもチャンスが多い環境が望ましい。それを考えると先発投手陣の手薄な西武は是非とも狙いたい投手と言えるだろう。

●プロフィール
西尾典文
1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。

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このニュースに関するつぶやき

  • 松本竜也2世になりたくなかったら讀賣には行かない方がいいぞw
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  • くだらね。ほんと駄目記事ですわ。
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