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最近の若い選手に珍しい「渋野日向子」の長所とは? 丸山茂樹が指摘

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2019年08月25日 07:00  AERA dot.

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写真丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制した。リオ五輪に続き東京五輪でもゴルフ日本代表ヘッドコーチを務める
丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制した。リオ五輪に続き東京五輪でもゴルフ日本代表ヘッドコーチを務める
 ゴルフで日本勢として42年ぶりに海外メジャーを制覇した渋野日向子(しぶのひなこ)選手(20)。丸山茂樹氏も彼女を絶賛する。

【とびっきりの笑顔の渋野日向子選手の写真はこちら】

*  *  *
 ちょっと前の話になっちゃいますけど、やっぱり渋野日向子ちゃんのことですよね。

 女子の今シーズン海外メジャー最終戦「AIG全英女子オープン」(8月1〜4日、イギリス・ミルトンキーンズのウォバーンGC)で優勝。日本勢の海外メジャー制覇は1977年の樋口久子さん以来、男女を通じて42年ぶり2人目っていうんですから、すごいのひとことです。

 最終日のプレーを見てて、決断力が素晴らしいと思いました。自分の中にあるマネジメントに対して、迷いなく打ててるなということですね。まだ20歳で、まったく怖いものなしの状態ですから。それに本人が挑戦者の気持ちを持ってるので、余計にそういうところがピュアな感じで出せてるのかな。石川遼の若いころもそうでしたけどね。

 それにしても、勝ちきったのがすごい。最終日の18番で優勝を決めた5メートルのバーディーパットが典型ですけど、まったく守りに入ってない。これが入らなきゃ3パットでも関係ない、って考え方が僕は素晴らしいなと思いますね。

 ゴルフってのはつらいことだったり、ミスしたことがたまりにたまって、なかなかそれをデリートできない難しさがあるんですよね。だからパソコンで言うならサーバーがものすごくきれいなときに、彼女のようにいろんなものを手に入れられるのは、もうほんとに天性のもの。そういう星の下に生まれたんだろうなという気がしますね。それは(松山)英樹も遼もそうだと思うんです。宮里藍ちゃんもそうでしょう。

 また、明るいのがいいですよね。あれだけニコニコしてプレーができるってのは、最近の若い選手には少ないですし、我々男子ツアーにもああいうキャラクターの選手が出てきてほしいですよ。強くてスマイルができて、喜怒哀楽、まあ真剣な表情、悔しがってる表情、うれしい表情、人に対しての明るい表情。喜怒哀楽をしっかり出してやれるのは男子女子を通じて、いまの若い人には少ない。その中で素直な飾り気のない彼女の表情は非常にいいなと感じましたね。

 8月5日付の世界ランキングでは14位まで上がってきました。日本勢では畑岡奈紗ちゃんに次いで2番目です。このままの調子でいったら奈紗ちゃんをとらえる可能性もありますし、東京オリンピックには絶対に出てもらいたいです。何せメジャーチャンピオンがオリンピックに出られなかったら困るじゃないですか。女子はほんとに何人も限りなく近いところにいたのに、樋口さん以来誰もとれなくて、それをいとも簡単に一発目でなしとげちゃったわけですから、そんな可能性を持った人が出られなかったら、ほんとに困ります。ハハハ。

 話は変わりまして、息子の奨王(しょうおう・19)が今年も男子ツアーの「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」(8月22〜25日、北海道・ザ・ノースカントリーGC)に出させていただきます。去年の9月にアメリカで進学して、10月にけが。また今年に入って同じ箇所をやっちゃって。不安は残ってるでしょうけど、一つでも何かをつかむ試合にしてほしいです。

※週刊朝日  2019年8月30日号

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