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ラグビーW杯「8強」狙える! 前回大会から3分の2の選手が入れ替わっても強いワケ

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2019年08月26日 08:00  AERA dot.

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写真強豪国南アフリカを破った前回大会から4年。前回の登録メンバー31人中、約20人が入れ替わり、戦い方も変化した(撮影/築田純)
強豪国南アフリカを破った前回大会から4年。前回の登録メンバー31人中、約20人が入れ替わり、戦い方も変化した(撮影/築田純)
 ラグビーワールドカップ2019日本大会まであと1カ月。前回大会で大躍進した日本代表はこの4年間でどう進化したのか。初の8強入りを目指す日本代表の強さには「理由」がある。

【ラグビーW杯目前! 日本代表“強さの秘密”と「釜石」ラグビー精神を写真で!】

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 9月に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)日本大会まであと1カ月。日本代表は7、8月にW杯への試金石となる国際大会「パシフィック・ネーションズ杯」で格上のフィジー相手に試合の主導権を渡さず34対21で勝利し、続くトンガ戦では41対7と圧勝するなど、初のW杯8強入りへの期待も高まっている。前回大会では強豪南アフリカ相手に「スポーツ史上最大の番狂わせ」と評される大金星を挙げた日本代表は、今大会はどんな戦いを見せてくれるのか。

 まず、4年前とは戦い方が変化した。前回大会で日本代表を指揮したエディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)時代は、ボールをできる限りキープし、テンポよくパスを回しながら陣形を整えて攻め入るラグビーだったが、2016年に就任したジェイミー・ジョセフHC(49)はボールを持ち続けずにキックを多用。意図的に陣形が崩れた状況(アンストラクチャー)を作り出し、相手の防御ラインが整わないうちに攻める。ただ、混沌を得意とするフィジーとの一戦では「相手にチャンスを与えるような動きをしたくなかった」(ジョセフHC)とキックを封印。相手や試合展開に応じて最良の戦術を選んで戦える。

 W杯に3度出場し、今大会のアンバサダーを務める桜庭吉彦さん(52、釜石シーウェイブスGM)は、日本代表の進化について「選手たちがより主体性を持ってプレーしている」と話す。実際、トンガ戦では母親の死でジョセフHCが戦列を離れる中、選手が一丸となって勝った。

 W杯は31人しか選手登録ができないため、今代表には役割を掛け持ちできるよう選手に求めてきた。フィジー戦では松島幸太朗(26、サントリー)が本職のフルバック(FB)ではなくウイング(WTB)に入り、本職がセンター(CTB)のウィリアム・トゥポウ(29、コカ・コーラ)がFBに入った。そのほかにもナンバー8の姫野和樹(25、トヨタ自動車)もロック、フランカーもできる。

 ラグビーでは「代表キャップ数」という日本代表戦の出場試合数が選手の経験値を測る尺度として用いられる。15年W杯の南ア戦では先発15人の平均キャップ数は40.2だった。一方、8月のトンガ戦の先発メンバーの平均キャップ数は27.3と大幅に減少。前回大会から五郎丸歩(33、ヤマハ発動機)ら約3分の2の選手が入れ替わった影響だ。それでも、16年から南半球最高峰リーグ・スーパーラグビーに日本が参戦し、多くの選手が海外での試合経験を積んできた。前出の桜庭さんは「一人ひとりのスキルや判断力が上がってきた。十分に期待できる」。

 W杯は20カ国が出場し、4グループに分かれて予選を行い、各上位2カ国が準々決勝に進む。日本は9月20日にロシア戦(東京スタジアム)、28日にアイルランド戦(静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアム)、10月5日にサモア戦(愛知・豊田スタジアム)、13日にスコットランド戦(横浜国際総合競技場)を戦い、初の8強を目指す。(編集部・深澤友紀)

※AERA 2019年8月26日号

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