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手遅れにならないように…50代に忍びよる「家計の危機」にご用心!

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2019年08月29日 20:32  All About

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写真今多くの50代の人に家計危機(クライシス)が迫っていることをご存知ですか? 一見、健全家計に見えても、あっという間に貯蓄マイナス地獄に転落するかも……。
今多くの50代の人に家計危機(クライシス)が迫っていることをご存知ですか? 一見、健全家計に見えても、あっという間に貯蓄マイナス地獄に転落するかも……。

ごく一般的な50代家計に、迫る危機!?

よく25歳は「お肌の曲がり角」といわれますが、50歳は「家計の曲がり角」といえそうです。老後を見据えた準備をするため、50代で家計のギアチェンジができるかどうかが、セカンドライフの充実度を左右するといっても過言ではありません。

著書『50代・家計見直し術』(実務教育出版社)の中で最もお伝えしたかったのがこの部分です。普通の暮らしをしている50代のご家庭に迫る家計の危機(クライシス)。

ライフイベントが重なり、そこそこあった貯蓄もつるべ落としのように消えていくということがよくあるのです。

早く気づいて、早めに家計を再構築できないと、気づいたときには挽回の時間もない……という恐ろしい事態に陥ることも想定されます。

50代で家計危機に直面したAさんのプロフィール

事例で見てみましょう。53歳の会社員Aさんは、専業主婦の妻と子供2人の4人家族。年収は850万円で、現在貯蓄は500万円。住宅ローンもあと15年、2000万円残っています。

長男はすでに社会人となりましたが、次男が大学2年生。車は7年に1回買い替えて、70歳くらいまでは乗る予定で、しかも、子供2人の結婚とマイホーム取得のときに1人につき200万円をサポートしたいと考えています。

購入後10年のマンションも15年ごとに修繕費がかかると見て150万円×2回を見込んでいます。退職金は約2000万円はあるとの見込みで、定年後は働かずのんびりしたいと漠然と考えています。

Aさん家族は決して贅沢をしている自覚もなく、住宅ローンは残っているものの、退職金もあるのでどうにかなるだろうと漠然と考えています。

余裕がありそうなAさんの家計のどこに問題が?

このAさんのプロフィールを読んで、何か問題があると思うでしょうか? ちょっと収入が高めでちょっとゆとりのある、でもどこにでもありがちなご家庭の家計ですよね。

未来の貯蓄残高をグラフ化すると、図のようになります。貯蓄残高が「つるべ落とし」のように右肩下がりに落ちていき、深刻なマイナスになっていくのがわかります。
退職金が2000万円あっても、貯蓄残高が60代半ばで尽きてマイナスに


実は、Aさんとそのご家族は大きな潜在的問題を抱えていることが、このキャッシュフローでわかります。53歳で貯蓄が500万円あって、退職金も2000万円近く出たとしても、あっという間に貯蓄が減り、尽きてしまうのです。

「定年後はのんびり過ごす」という夢は、今のままではかなわない可能性が高いのです。

そんなこととはつゆ知らずに日々を送っている、という事実が、むしろ怖いことだと感じます。貯蓄残高が底をつき、なんだか苦しいわね、などと思いながら今の暮らしを送っていると、手遅れになってしまうこともありうるのです。

50代の今気づけば改善の余地があります

50代の今気づけば、いくつかの解決策をとることができます。たとえば、

・妻が働きに出る。
・夫が60歳以降も働く決意をする。
・大学生の次男に奨学金を利用してもらう。
・家計を見直して支出を減らす。
・お金に働いてもらう「運用」の勉強もする。

など、いくつも挙げられます。

しかし、気づくのが10年遅いと、手段は限られます。投資をするにも、資金量が多くないとリスクを取りにくくなります。60歳代半ばで仕事を見つけるのは至難のわざです。

つまり、50代で気づけばどうにかなったものが、60代半ばでは厳しいといわざるを得ないのです。この問題は、当初の貯蓄が仮にあと1000万円多く1500万円だったとしても、起きてくる問題です。

家計危機が起きるかどうかのチェック法

こうした問題の有無を確認するには、キャッシュフロー分析を行うのが一番です。FPなどに相談されることをお勧めします。あるいは、あくまでも1つの目安ですが、60歳(または65歳)時点の「正味財産」を最低でも3000万円にすることを目指してはいかがでしょう? 

「正味財産」は、資産から負債(借金)を引いた差額です。

資産には、金融商品だけでなく、不動産やマイカー、その他の資産をすべて含めます。もらえる予定の退職金も含めます。不動産の価値は売買実績などで把握し、投資商品は現在の時価で把握する必要があります。負債は、住宅ローン、教育ローン、マイカーローン、カードローン、フリーローンなどが含まれます。

この差額を60歳(または65歳)時点で3000万円以上にするというのは簡単なことではないですが、50代という難しい年代の人は、これを1つの指標として、家計を顧みてはいかがでしょう。

潜在的な問題を抱える家計は、打つ手があるうちにしっかり手を打って、「家計クライシス」を回避したいものですね。
(文:豊田 眞弓(マネーガイド))

このニュースに関するつぶやき

  • 退職金がローン返済、貯蓄が子供のマイホーム。……で、ほぼゼロってすぐに見当がつくじゃん。逆に年金収入は組み込まれてないね、この資産。
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  • 事例が今日的には富裕階級すぎてなんともはや。
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