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NHKよるドラ「だから私は推しました」不仲メンバーがステージでつかみ合い、マイクの奪い合いの5話 推しのこんな姿を見たら確実に泣く!

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2019年08月31日 10:14  ねとらぼ

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ねとらぼ

写真「だから私は推しました」小ネタも面白い。細かいところも見逃せない!
「だから私は推しました」小ネタも面白い。細かいところも見逃せない!

 NHK「よるドラ」「だから私は推しました」(NHK・土曜23時30分〜)第5話。



【画像】一目でわかる相関図



 大規模なフェスへの出場をきっかけに人気が出はじめていた「サニーサイドアップ」だったが、メンバー間の嫉妬や確執によって解散の危機が訪れる。



●女子集団で「ありそう」ないざこざ



 センターでリーダー、不動の一番人気だった原花梨(松田るか)。対して、おそらくファッションリーダー的ポジションで女子人気が急上昇している那須凛怜(松川星)。



 凛怜は、アイドル活動を「就活の一ネタ」と言い切っており、泥くさい営業仕事は学業を理由にして休み、おいしい仕事の時には張り切って参加。いかにも、もめ事を起こしそうな存在だ。



 その上、凛怜人気で調子に乗った運営が凛怜メインのイベントを企画。ピリピリムードの中、凛怜センターでライブがはじまるが、歌詞をうろ覚え状態で歌はズクズク。ブチ切れた花梨はマイクを奪い取って自分で歌う。凛怜は花梨を突き飛ばしてマイクを奪い返す。ザ・地獄絵図!



 自分が激推ししているアイドルグループが、目の前でこんなケンカをはじめたら、確実に泣く! こんなことになるまで、メンバーを放置している運営がクソ過ぎるという話ではあるのだが……。



 中心メンバーふたりの不仲が決定的となり、解散がちらつき出すサニーサイドアップ。しかし、学生時代いじめられていたという栗本ハナ(白石聖)は「あそこしか私の居場所ないんで」ということで遠藤愛(桜井ユキ)に相談をし、解散を阻止しようとする。



 これまでは、アイドルにドハマリしていくオタク側を中心に展開していたが、今回はアイドルの楽屋裏をのぞき見しているような構成。



 既視感ありまくるオタクたちと違って、アイドルの裏の顔は見たことがない世界だが、集団で起こるこの手のいざこざが「ありそうだなー!」というリアルさで描かれていた。



 ただ前回の、推しが大舞台に立って感涙するオタクを見て、こっちまで感情移入して涙を流しちゃうような没入感はなかった。物語の中心がハナなのか愛なのか、はたまた花梨なのか……主体がボンヤリしていたせいだろうか。



●オタクとの絆で解散は回避されたが……



 解散発表寸前までいっていた「サニーサイドアップ」を救ったのはオタクたちだった。



 花梨は、アイドルになる以前からの古参・小豆沢大夢(細田善彦)から説教され。凛怜は、これまた古参オタクのカッキー(榎田貴斗)が書いた「凛ちゃん論」を読んで考えを改めた。



 アイドルの危機をオタクが救うという、「サニーサイドアップ」とオタたちの絆を感じるいい話ではあるのだが、まったくホッとできないのは、近いウチに結局、解散ライブとなってしまうからだ。



 第1話のスタートは、愛が取り調べを受けている時点から1年2カ月前の2018年4月だった。つまり。サニサイの解散ライブが行われる「現在」は2019年6月ということになる。



 第4話の「アイドルサマーフェスティバル」はおそらく2018年8月ごろ。そして今回の話が「アイサマから9カ月後」。つまり2019年5月ごろ……。本当の解散ライブまで残り1カ月程度しかないのだ。



 何だかんだで今回の確執が尾を引いて解散に至ってしまうのか、それともまた別の要因が生まれるのか?



 そして解散ライブと時を同じくして、厄介オタだった瓜田勝(笠原秀幸)が何かしらのもめ事を起こし、愛が警察に捕まるような事態を引き起こすわけだが、ライブ会場で激昂して退場させられて以来、瓜田が回想パートにまったく登場していないのが不気味。いつ再登場するのか……。



 かと思えば、現在パートでは瓜田が死んだと思われる発言が。愛自身が突き落としたにしろ、誰かをかばっているにしろ、傷害と殺人ではかなり罪の重さが違う。ますますツライ展開が予想されてしまう。



●アカペラのフジファブリックでゾワゾワする



 グイッと引き込まれるミステリー展開に、どうしても森下佳子の脚本に目が行ってしまうが、このドラマ、演出や画作りもかなりハイレベルだ。



 毎回、タイトルの出し方がメチャクチャ凝っていて、今回だと、工場の前でバラバラの方向を向いたサニサイのメンバーたち、その上にタイトルドーン。CDのジャケットになりそうな格好よさだ。



 メイクをしながら、ショボイ営業仕事に来なかった凛怜のグチを言い合うシーンの構図も斬新過ぎた。真上からのカメラで、メンバーの頭頂部しか写っていないのだが、鏡に映った顔で表情は分かり、それぞれ目線を合わせていないことが伝わるという。こんな画、見たことないよ!



 音楽の使い方も絶妙で、ラストで死んだ(?)瓜田の顔から、夜の港を走るサニーサイドアップ。そのバックに流れるアカペラの歌にゾワゾワしてしまった。



 あの歌は、アイドルになる前の花梨がストリートライブで弾き語りしていたのと同じ、フジファブリックの「タイムマシン」。おそらくアカペラの声も花梨のものなのではないかと。



 「後悔だけはしたくないのです」



 「戻れるかなタイムマシンのように」



 という歌詞がものすごく暗示的だし、なぜここで花梨の歌がフィーチャーされるのかというのも気になるところ。



 何らかの事情で瓜田を突き落としてしまったハナをかばい、愛が自首したという展開が本命だと思っていたが、もしかするとここに花梨も絡んでくるのかもしれない。どっちにしても悲しい結末なのだが……。なんとかハッピーエンドになるというルートはないものか。



 ちなみに「タイムマシン」は、フジファブリックの初代ボーカル・志村正彦の遺作となったアルバム「CHRONICLE」に収録されている楽曲だ。



(ねとらぼGirlSide/北村ヂン)


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