丸広百貨店川越店の屋上遊園地「わんぱくランド」が51年の歴史に幕、別れを惜しむ客が多数来場

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2019年08月31日 17:12  Fashionsnap.com

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丸広百貨店わんぱくランド Image by: FASHIONSNAP.COM
1968年に創業した丸広百貨店川越店の屋上遊園地「丸広百貨店わんぱくランド」が、9月1日をもって閉園する。閉園前日となる8月31日の今日、開園前から行列ができるなど多くの来場者で賑わいを見せている。

 丸広百貨店わんぱくランドはナムコの前身である中村製作所が創業し、現在はバンダイナムコアミューズメントが運営。名物の小型観覧車をはじめ、てんとう虫型のモノレールや飛行機など複数の大型遊具を備え、地域のランドマークとして親しまれてきた。閉園に際し記念切手の販売をはじめ、51年の思い出を振り返る写真の展示、来園者が書いたメッセージカードの紹介などを行っている。
 丸広百貨店川越店の担当者によると、近年の同施設の1日あたりの平均来園者数は通常平日が約200〜300人、土日が約2,000人だが、閉園を発表して以降は来場者数が増え、直近の1週間は3〜4倍に伸びているという。閉園前日の今日は営業開始前から約130人の行列ができ、予定時刻より10分早い9時50分にオープン。屋外遊具のチケット購入列は常時30分〜1時間待ちが続いているという。
 娘と孫の3世代で訪れた60代女性は「買い物ついでに気軽に来れる場所で、娘が小さかった20〜25年位前から来ている。あって当たり前と思っていた場所が無くなってしまうのは寂しい」と閉園を惜しんだ。親子で来園した30代女性は「小さい頃に家族に連れて来てもらって、てんとう虫の遊具が好きでよく乗っていたのが思い出。今は自分の子どもと遊びに来ていた場所なので閉園は残念」と話した。
 今回の閉園は、2020年から数年間にわたり行われる耐震工事に伴うスペース確保によるもの。工事終了後の屋上の使用用途は現時点では未定だが、同店の担当者は「お客様の声を取り入れながら、皆様が楽しめる場所を作っていけたら」とコメントしている。最終営業日となる明日は、17時から大型遊具に落書きができる「落書きイベント」などの開催を予定している。
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■丸広百貨店わんぱくランド所在地:埼玉県川越市新富町2-6-1 丸広百貨店内7階電話番号:049-224-2572営業時間:10:00〜19:00(屋上コーナーは日没まで)定休日:不定休※雨・雪・強風その他天候不順や点検等により、 営業できない場合あり公式サイト

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  • こどもの頃田舎だから、たまに親と出掛けるデパートの屋上の遊園地は嬉しくてたまらない場所でした。今は見かけませんね。
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